World Congress of Families IV: について

Professor Dr. Farooq Hassan (パキスタン・哲学博士)

(国連特別大使、南アジア戦略研究アメリカ協会会長、彼はサウジアラビアで2002年ファイサル国王の前で記念講演を行なった。以下略)

 

2007年にポーランドのワルシャワで開催される、世界家族会議IVの準備委員会が、2006年5月の初めに行なわれました。これは、第4回目の国際的イベントですが、前3回は、プラハ、ジュネーブ、メキシコシティで開催されました。この有名な国際会議は、基本的な人類の制度として、国や社会による家族の保護、福祉、支援のための画期的な宣言を行ない、第一回から第三回まで連続して開催されていることで知られています。

これらの記憶すべき宣言文書は、この問題の主要な国際的文書を、繰り返し強調したものです。すなわち、1948年に発せられた世界人権宣言の第16条(3)です。

「家族は社会の自然で基本的集団であり、社会と国によって保護を得る権利を与えられる。」

この非常に盛会だった会議を組織した功績は、著名な学者であるアラン・カールソン博士に与えられるべきです。アラン博士は、米国イリノイ州にあるロックフォードで、家族、宗教、社会のためのハワードセンターを主宰しています。この分野における、彼の将来まで見通す力、先駆的思考、そして更に重要なのは、すべての人間の制度の基本への脅威として立ちはだかるものを識別する彼の明確なビジョンが、1997年に世界家族会議を設立して以来、この国際会議を主宰する精神を導いているのです。付け加えて言えば、1999年ジュネーブ、2004年メキシコシティでは、文字通り、世界75ヶ国から何千人もの参加者を集める世界会議となったのです。

前回の世界会議は、非常に重要なものでした。メキシコ大統領、マーサ・フォックス夫妻の後援を頂きました。本当にフォックス夫人は、彼女の存在によって、特別な出来事を美しく飾ってくれました。またジョージ・W.ブッシュ米国大統領は、この会議開催に個人的な支援を送り、深い感謝の気持ちを所見として述べてくれました。

「世界中で、家族は、個人と国家の支援であり希望であり安定の源です。」と。

ワルシャワでの準備委員会には、種々の大陸、アメリカ、中央アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカから、私を含め25人が集りました。12カ国の国の代表である知的に活発なグループは、とても生き生きと分析的な議論を行なってくれました。休み無く審議した強烈な3日間の会議で印象的だったのは、ポーランド代表団による素晴らしい参加への意欲でした。30の大きなグループのメンバーが参加者リストに挙がりました。準備委員会の作業会議は全て首相HE Mr. Kazimierz Marcinkiewiczのオフィスで開催され、首相の家族問題顧問は会議に出席し、ホスト国としてポーランド政府の存在がはっきりと目に見えました。文化と労働に関する大臣も、私たちの会合に出席しました。又、首相の首席補佐官は、開会の会合に入ってくれました。さらに参加者としては、欧州議会の上級官僚代表、弁護士達、多くの家族擁護のNGOの人達、教授、ジャーナリスト、ポーランド上院議員もいました。これは、関係者が、非常に関心を寄せていることが分かります。

さらに特記すべきことは、家族についての次の重要な国際会議促進に、カトリック教会が援助をしてくれていることです。尊敬すべき大主教Jan Majdanskiは、委員会のメンバーのために聴衆を集めてくれて、力説してくれました。この目的のために、私たちはワルシャワから約30マイル離れたLomiankiの町へ旅行しました。彼はとても著名な老紳士で、第二次世界大戦中にダッハウの強制収容所にナチによって囚われていました。彼は、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の親しい友人で、1975年、彼の今も住む町で家族研究の初の国際研究所を設立しました。私はこの研究所を訪れ、学生に話しかけて、教育課程の提供するものを最も印象的に感じました。更に彼らの出版物センターを訪れましたが、莫大な重要調査研究報告が作成されているのを見ました。そしてテレビ放送を通して、家族擁護と資料の普及を行なっています。

私は、伝統的な家族とその遺産の保存の分野で、カトリック教会が貢献していることに、既に気づいていました。私の母国の外交代表として国際的なレベルで、ニューヨークの国連総会の会議へ、またジュネーブでの国連人権委員会、人権保護小委員会、また最近は、国連で世界家族連合の家族のための特別国連大使として、バチカンが果たした凄い仕事を知っています。私は、Lomiankiの家族研究所の2000年5月3日の設立への手紙にあった、ポーランド出身のローマ法王の有名な言葉を思い浮かべました。

「私たちは、生命を守ると同様に、家族の偉大さと使命を理解するために、家族を構成する制度に非常に多くを負っている。家族は神の人間への最も素晴らしい贈り物です。また、私たちは、最も大きな宝物として家族を守り、人類に対する正しい価値をはぎ取られることに対して、努力を惜しまず家族を保護するべきです。」

世界中の多数の有名なNGOが共有し信奉する、家族主義を促進する教会の弛まぬ善意の、十分な証拠があります。米国の著名なNGOの中でも、Charles Carriker 、Paul Meroに代表される立派な団体である「Family First」やユタ州の「サザーランド研究所」。さらに現在、アメリカ、ドイツ、フランス、スペイン、パキスタン、カタール(BYUのリチャード・ウィルキンズ教授とドーハ・ファミリー研究所)、ロンドンに本部のある世界イスラム家族連合など、様々な国々から、この問題に博識な沢山のNGOの著名な代表者達が出席しました。これは、2007年の世界会議に、出来るだけ多くの国の人達と、意見、考え方を集めようとする主催者の、多大な努力を表しています。

1. 社会の自然で基本単位としての家族を促進すること。

2. 家族の使命を、世界に思い起こさせること。

3. 家族への脅威、反家族行為がずっと行なわれていることを認識する。

4. それらの考えを繰り返し表明する政治的、宗教的、その他学問的分野の発表者のために、場を提供する。

5. この分野で活動している家族擁護の支持者の経験を共有すること。

これは最初の世界会議からの、重要な宣言の中心テーマであると思われます。 それは、この文脈の要請する基本的なものに焦点を合わせた、国際的な共同体の努力を保持するために、現在の世界の家族擁護運動のリーダーシップを決定するものです。家族への脅威は、社会での家族の役割を不安定にするような現在の動きの結果です。残念ながら国連で力と影響力を持つ、国際的組織の核には、本質的に有害な哲学が、これをサポートしているのです。。

家族擁護が主役になるための1つの確実な希望の光は、結婚制度や家族が歴史的に重要な制度であるという道徳的行為と意思が存在し続けているということです。60国、57人の議員、3人のオブザーバーを抱える、イスラム教会議(OIC)の組織は、そのような概念を保持する目的で、主導権を持ち続けています。私は個人的に、2003年、2004年にサウジアラビアとパキスタンの努力がなければ、ジュネーブでの人権委員会の年次総会で、ブラジルによる性的志向決議の提案が、少数の投票によって決定されていたかもしれないということを知っています。これらの国々からのサポートの緊急な必要性は続くでしょう。

家族への大きな脅威は、人類の遺産に衝突する結婚の定義を支持する、反家族のロビーの精力的な活動です。家族の定義の中でも素晴らしいのは、1998年のローマでの第二回家族世界会議実行委員会が提供したものです。すなわち

「自然な家族は、社会の基礎的な単位であり、創造者によって人間性の本来あるべきものとして造られたもので、生涯にわたる結婚の誓いの中で男女の献身的結びつきに集約され・・・・子供の完全な感性の発達を確実にするものである。」

(略)人間は結婚することを必要としているというのは、その目的の達成と宗教的な基礎に関わり明らかなことです。しかし、ここ数十年間、他の「連合」の法性が流布して、伝統的考えが、教会や裁判所、米国立法府で、国連で、異議を唱えられているのです。 これらのトピックはすべて、詳細な検討が必要なのです。それは来年のワルシャワで、適切に検討されるだろうという希望を抱いています。