【水の浸入より建物が腐食するのを避ける】
これが雨樋の最大の役割です

雨樋(あまどい)とは、住宅や店舗の軒先 (屋根の先)に付いている
屋根からの雨水を受ける建材です。
建物にふった雨水をスムーズに寄せ集めて地面の排水口へと排水する事です。
一昔前は丸い形の品が主流でしたが、
最近では、デザイン性、性能から角型の品が好まれるようになってきています。
当社の工事もほとんどが角型です。



屋根に降った雨水は軒先から地面に落ち地面に溝を作ってしまったり
水溜りとなり、それが建物の基礎や縁の下を濡らす事になります。
また、最近のような軒の出の少ない住宅では
跳ね返り水が住宅の壁を濡らす事にもなります。




雨といは住まいの耐久性を高める大切なものです

 雨水が軒先・軒裏や外壁にまわって建物が侵食する事を防ぎます
 躯体や基礎回りへの雨水の浸入によるジメジメや湿気から住宅を守り、
    快適性を高めます
 軒下地面が雨だれで掘り下げられ、外壁・庭木などを痛めるのを防ぎます




【雨といの豆知識】

雨といの起源は、生活用水を確保するための
「上水道」だった!?

わが国の文献に雨といが初登場するのは、平安時代後期に作られた歴史物語「大鏡」の中の〈花山院家造り〉の一節「あわいに“ひ”をかけて涼し」という記述です。この文中の“ひ”は“樋”を意味し、当時の建築様式であった多棟住宅の谷の部分「あわい」に取り付けた「受け樋」であろうと考えられています。当時の「受け樋」は「懸樋(かけひ)」ともいわれ、雨水を排水する役目よりも、むしろ飲料水や生活用水として貴重であった雨水を、屋根から水槽に導く「上水道」の役割を果たしていたようです。



現存する最古の排水用雨といは
【東大寺三月堂】
雨といは「神社仏閣」から普及

現在のように屋根の雨水を排水するという
役割の雨といで、わが国に現存する
最古のものは、奈良時代(733年)に
建立された東大寺三月堂の木製といだと
いわれています。このといは、
厚さ約5cmの板3枚をU字型に
組み立てたものです。

雨といは江戸時代まで、神社仏閣を中心に
普及してきました。当時の神社仏閣には、
すでに飛鳥時代に中国、朝鮮から伝来した瓦が
使われ、雨水を処理する雨といが必要だったと
考えられます。しかし、一般の住宅は「草ぶき」や
「かやぶき」がほとんどで、屋根自体が水分を
吸収することや、軒先を作業場として利用する
必要から庇(ひさし)を長く張り出して軒を深く
取っていたため、雨といの必要がなかったのでしょう。



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