清泰寺(白州)



  清泰寺は大治2年(1127年)新羅三郎義光の子、逸見冠者刑部三郎義清が天台宗のお寺として開基したのが始まりです。

  永応年間(1390年代)に火災により衰退、文明6年(1474年)雲鷹玄俊和尚により曹洞宗の寺院として再興現在に至っています。



個人的に大好きなお寺です。お寺の雰囲気がいいですね。

冬間近の秋に行きたいかな・・・。

山門と本堂の間に礎石があるのですが、これ何か建造物跡かな?

大変立派な物と推測できる物です。
   この山門1751年の火災を免れた様で、
   かなり古い物の様ですよ。
           奥に本堂
観る所が沢山あるお寺ですよ。庭園は本堂の裏にあり江戸末期の物です。

六地蔵憧は室町時代中期の物である可能性のある物だそうです。階段の横に

さりげなく建っています。

この六地蔵憧は山梨に多いですね。天沢寺にある物と同類と考えてもいいのかな?
              屋根瓦                座禅石       町指定文化財馬頭観音


 開山の雲鷹玄俊和尚が入山した時、裏山に村民に悪さをする龍が住んでおり困っていました。

 和尚は座禅石(上写真)の上で龍退治の百日のご祈祷をされその姿を見ていた龍が心を打たれ改心し、

 自らの足の一本を食いちぎり和尚に差出、

 『日照りが続いたらこれに水を注いで下さい、雨を降らせましょう』 と言い残し深山へ去って行きました。

 和尚はその足を寺の裏左写真の龍肢塚に埋め、以後干ばつの時水を注ぐと雨が降った との事です。
           龍肢塚


   前置きが長くなりましたが、ここには曲淵家三代の墓が残っております。玄張寺にも眠る曲淵吉景その長男の吉清、さらに吉清

   の長男吉重が眠っているとの事です。吉清は武田時代は吉景と共に武川谷におり、武田家滅亡後徳川家に仕え、津金氏と共に

   甲府城を守衛し、後駿河大納言忠長に仕えています。元和5年9月1日75歳で亡くなっています。吉重は徳川秀忠に仕え関ヶ原

   にも秀忠に供して参戦し後父と同じく甲府城を守衛し寛永17年7月8日70歳で亡くなっています。

   清泰寺六世の笑顔宋怨大和尚は曲淵吉景の亡くなった翌年の文禄四年、荒廃していた馬場外記(美濃守信春が継ぐ前の方)

   が開基した高福寺を再興しています。


右写真の祠が曲淵三代の墓で初代吉景の墓が一番右か左か忘れましたがどちらかです。

二代目吉清が真中です。

そしてもう一つ興味があったのは、吉景の法名です玄張寺と同じなのか違うのか?

結果は同じで広略院殿良屋玄張大居士でした。

ちなみに吉清は風仙宗徹大居士 吉重は嘉獄宗英大居士で清泰寺では寛文8年12月14日が没年となっています。

ちなみに吉重の子達は(吉次 吉明)は勝興寺に葬られ後の菩提寺となっております。
                曲淵家墓


  ここに注目



  まず最初に気になったのが左のお墓です。

  何といっても場所が曲淵家の墓の裏にあり尚且つ花菱の家紋が記されています。墓にはハッキリしませんが甫無先祖代々霊位

  のような文字があります。甫無家て事?

  一般の方のようでもあるし江戸中期頃に亡くなられた方が大半ですね。

  曲淵家の方は旗本になった本家を中心とした方達とは別にこの地に残って帰農した方達がいます。 もしかしたらその方達?


もう一つ気になったのが右の祠群です。曲淵家の物と同じ形で、年代的にもそう変わらない印象を受けました。

実は清泰寺には少なくともあと一人曲淵吉門が葬られています。

吉門は上記曲淵吉清の3男で徳川家に仕え、駿河大納言忠長に附属しています。明暦2年8月21日81歳で亡くなって

います。

この中に吉門の墓が有るのかな〜何て思いました。室は旧武田家臣で近くの実相寺に眠る蔦木盛之の娘です。

吉門の子吉長からはやはり勝興寺を菩提寺としています。
 

                                                                                     (08 1.11 アップ)


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