
サス:
ばし子さんの家です。
管理人:
あっ、刑事さん。大変です・・・。
ばし子さんが、あなた達と入れ違いで帰ってきたんですが、
しばらくして、何か争うような物音が聞こえてきて、
様子を見にきたら、こんな有様で…。
サス:
…うわっ。
室内が滅茶苦茶に荒らされています。
何故か間取りや壁の色まで変わっているし…。
ボス、ばし子さんの身が心配です。
管理人:
ばし子さんは、トリンシックから来た友達と一緒に、ムーングロウに行った後、
お父さんと落ち合って、故郷のスカラブレイに行っていたそうです。
サス:
故郷…スカラブレイ?
ボス、ではあの時、ばし子さんが一人でムーングロウ望遠鏡にいたのは
お父さんと待ち合わせをしていたのでしょうか。
管理人:
まさか、さっきまで私と話をしていたばし子さんが、こんな事になるとは…。
普通じゃない物音がしたので、表に出てきたのですが、
その時には、もう誰も…。
ただ、黒い乗りドラの尻尾が、アパートの前を通り過ぎていくのを、
辛うじて見ました。
サス:
そうですか…。
他に、何か気づいた事はありませんか?
管理人:
そう言えば、ばし子さん、何だか顔色が悪くてねえ。
女房が、丁度かぼちゃパイ焼いたから、うちで温かいお茶でも飲んで行ったら?
って言ったんですよ。
そしたら…実は、明日からまたしばらく旅行に出かけるので、支度がある、とか言いましてね。
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