子供の頃から音楽が大好きです中学時代と結婚後の通算13年間コーラス部ピアノ・ギターなど自己流で楽しんでいましたが
何かひとつの楽器を基礎からマスターしたいと思っていました。子供の頃 祖母が弾いていた三味線の不思議な音色を思い出して
長唄・三味線(今藤流)のお稽古を始めました。母の遺した和服に手を通すことも出来、結婚時に特訓された着付けも役にたち
ちょっぴり日本文化を肌で感じています


1999年 

2月
 長唄・三味線  「さくら」より始める


本来は、お師匠さんが弾く、手を見て耳で聞いてのお稽古ですが週1回の稽古では1曲を仕上げるのには
大変時間が掛かります。今は、文化譜(三味線譜)を使って自分で何回も繰り返し練習できるため
努力しだいで割合早く1曲を仕上げることが出来ます。

三味線と長唄の関係は、簡単なものではありません。
音譜と唄はほとんど同じメロディーではなく、別々に聴くとまったく異なった音楽に聞こえます。
それに必ずと言ってよいくらい音と、歌詞は同時ではなく少しずらして演奏します。

長唄の粋な雰囲気は、こんなところからも感じられいかに大人の演奏が出来るかここがポイントです。
双方ぴったりと間(ま)があったときは気持ちいいものです舞台に立つことは
稽古は大変ですが遣り甲斐があり励みにもなります。



三味線グッズ一式

稽古三味線一式を購入 とりあえず三味線とばちと指賭けがあると 、準備万端姿勢を正して始めます
三味線カバーは若い頃の訪問着をつぶし手作り。
日々のたゆまぬ稽古の賜物??で何とか「さま」になってきました




撥、指すり、膝あて



長唄本

今藤流で使う三味線譜は文化譜で三線譜で書かれているので
子供の頃から五線譜に馴染んでいるため抵抗なく読むことができた
ただ、三味線の糸は3本しかないため勘所をしっかり抑えないと音楽にならないところが
非常にむつかしいところです

2000年 1月 新年会 栄区 森の家

入門してから新年会は師匠のお宅で行われていたが弟子も増えて手狭になった
栄区の宿泊施設
ステージも付いた和室の部屋で食事も美味しくカラオケなどもできて楽しめます



2000年  10月29日

三世今藤長十郎十七回忌追追善「今藤会」 国立大劇場

長唄の稽古もそろそろ一年になろうとしていた
今藤流の家元追善演奏会に出演することになった
腕はともかく、必死で暗譜して音合わせに東京まで通い有頂天で当日を迎えた
家元の掛け声で100名の全国のお弟子さんたちが一斉に三味線を弾き唄う迫力あるう〜



邦楽の集い


栄区民文化祭


敬老の集い


新年会  栄区森の家



2004年




2005年 

 3月 6日 榮邦楽コンサート リリスホール
「梅の栄」・「鶴亀」


肌寒い早春の日曜日
春の日差しに合わせて淡いピンクの着物を着てみた
秋の文化祭からわずか4ヶ月。三味線を始めて7年目を迎え毎年このサイクルで来たとは言え新しい曲を仕上げるにはちょっと
時間が足りなかった感じだ。リリスホールは緞帳がない。舞台に上がるところから退場まで緊張が解けない
痺れが切れたらどうしょう・・・とかライトで鼻水が出てきたら・・・とか演奏のことよりそんなことが気になる
最近は掛け声をかけたり長唄に合わせたりの責任が増えたためか演奏中に、上がって忘れることはなくなった。
もっとも、稽古の数だけ間違えは少なくなるものです。稽古、稽古!「鶴亀」の立て三味線、「梅の榮」の長唄


     11月    邦楽の集い    榮ホール

「風流船揃」・「小鍛冶」


例年、文化の日は良い天気のようで眩しいほどの秋の日差しです白地に黒の草花のペン書きの小紋に黒地に朱の紅葉柄の
帯で秋の雰囲気。着付けもまずまずさまになってきた・・・が今回は思うような稽古が出来ず不安要素もいつもより多く
これまでのように自信を持ってという具合にはいかなかった。出だしでつまずき、すぐ立て直したものの
冷や汗がドッ!と噴出してきたそのうちにライトの熱で汗は滴となりツーと額を流れ落ちてくる
おまけに、頼りの眼鏡が汗でずり落ちそうになり・・・万事休す。もう格好など言って入られない2度3度眼鏡を押し上げながら
左手は糸を右手は撥を操り?目は楽譜、耳は全体の三味線と長唄を・・・もう必死です
ああ〜〜肝心なところでの”掛け声”を抜かしてしまった 「落ち着け、落ち着け」
20分余りの演奏中これほど終わりが待ち通しかったのは初めてでしたそんな中、共に半年あまり稽古を積んできた皆はしっかりと
演奏を続け無事?演奏は終了。

友人がデジタル録音で(MP3)CDを作ってくれた2作目である。
簡単なカセットテープで聞くのとは随分違ってよい音で、もろもろの失敗も余り気にならない
おかげで少しは気分が落ち着いてきた

本来、舞台に立つ時は暗譜である。眼鏡が汗でずり落ちることなどないのである
なかなかこれが難しい。稽古不足では到底望めないが、がんばってみよう



2006年

 3月  栄邦楽コンサート  リリスホール

「俄獅子」・「巽八景」
    

早春の柔らかな日差しの中ウキウキと和服に着替えて夫の車で会場に向かう回を重ねるごとにだんだん難しい曲になり
ちょっと休むと前に進むのに苦労する今回は、先生の"たて三味線”で安心して合わせていけて余裕を持てた楽しい
舞台になった「長唄」も随分稽古をした本番はいつものようにはいかないが稽古の課程が大切だと納得している。
長唄の場合はパートを細切れに幾つもに分け「たて」〜「一枚目」〜「二枚目」〜〜と担当して独唱するのでそれぞれの
個性が出て声の良し悪し、唄の上手下手はあまり気にすることなく唄える。(と先生は言われるのですが・・)
大事なのは、「間」 これさえしっかり出来れば言うことなし!これがん〜ん難しい〜。



      10月  栄邦楽コンサート 栄ホール

「末広狩」・「四季の山姥」

ずっと箪笥のそこのあった母の着物、草色の地味な無地だと思い着ないでいたところ広げてみたらなんと虹色の波模様が
すそに入っている素敵な着物であった早速羽織って見た。着付けも決まり気分上々

「四季の山姥」
長唄「四季の山姥」は謡曲「山姥」の歌詞で義太夫風に唄い始め、今は世を捨て山住まいの老女山姥が
四季折々の風情を添えて昔廓で「八重桐」と名乗っていた頃のことを思い返したものです
後半はその子供といわれている「金太郎」が根こきの松を引き合う怪力の様子を表している
 

                 
           末広狩 長唄「たて」          四季の山姥 三味線「わき」

「末広狩」
長唄「末広狩」は狂言の「末広」を参考にして作られたもので狂言では大名が「末広」をかってくるよう「太郎冠者」に
言うのですが末広を扇子だということを知らない太郎冠者は騙されて古い傘を買ってきてしまい
大名に叱られるという内容ですが長唄の「末広狩」は若い主人「シテ」が家来「アド」に恋文を
渡してほしいという頼み事をする筋書きになっている後半はその破れがさで面白おかしく踊りで主人を楽しませるという内容

長唄の「たて」として太郎冠者を演じるが声が細くお腹からの発声が難しく
いつもながら反省ばかりである。しかし、今の自分の力としては充分のできであったと思う


2007年

 3月 栄邦楽コンサート リリスホール

「都鳥」・「官女」
  


「官女」
11月の演奏会から日も浅く又他の行事も多く毎回3月の出し物はお稽古も充分にできないが今回は大変弾きやすい曲で
仕上がりも良く、なんといっても「脇」に回っての演奏のため気持ちが楽であった先生の長唄を伴奏するということは緊張もするが
得るところが多くやりがいもあり気持ちよく演奏できたまだまだ邦楽が一般的でないのか観客が少なく残念である
しかし、このような立派なホールでの演奏ができることは大変励みになり失敗を重ねながら毎回挑戦をして楽しんでいる

「都鳥」
会を増すごとに長唄のむつかしさを実感している担当の小節を繰り返し何度も練習するがなかなか同じように唄えない
本番は特にいろいろなアクシデントがあり三味線ともども今回は充分な出来ではなかったように思う
曲想もゆったりと情緒のあるもので難しいものではあったがもっともっと三味線との稽古を積む必要がある



6月       ディサービス演奏会

「わらべうた」・「松の緑」・「末広がり」


介護施設よりの演奏依頼夏の日差しもきつくハードケースに入れた三味線は重く、一重の着物で
20分ほど階段を登って施設まで歩くと汗びっしょりです。日傘の小さな日影が唯一涼を感じます
施設内は程よい冷房で一息入れての演奏。大きな施設で50人近くの利用者さんが皆さん車椅子でつめかけ熱心に
聴いてくださいました


介護施設よりの演奏依頼夏の日差しもきつくハードケースに入れた三味線は重く、一重の着物で
20分ほど階段を登って施設まで歩くと汗びっしょりです。日傘の小さな日影が唯一涼を感じます
施設内は程よい冷房で一息入れての演奏。大きな施設で50人近くの利用者さんが皆さん車椅子でつめかけ熱心に
聴いてくださいました



月        ディサービス「晴」

「わらべうた」・「末広がり」・「歌謡曲」

今年は異常気象か梅雨明けが遅く蒸し暑い日が続く7月に入り勤務先のディサービス「晴」の8周年記念に招かれて演奏に
出かける暑い時期のため4人揃って手持ちの浴衣にする長唄「末広狩」のほかに利用者さんと共に唄えるわらべ歌。
歌謡曲などを演奏三味線の生演奏はなかなか聴くことが出来ないと喜んでもらえて嬉しい
これからも機会があれば自分の勉強にもなるので演奏させてもらいたい


10月   栄邦楽コンサート リリスホール

供奴」・「時雨西行」

「供奴」
7年も前に三味線で舞台に立ちました「2上がり」調子の明るい楽しい曲ですしかし長唄として唄うには三味線との間の取り方が
大変難しく何度も何度も繰り返してテープを聴き、やっと本番にこぎつけた有様です。
やはり緊張で声が伸びなかったものの今の私では80%の出来でした


全員

長唄 供奴


「時雨西行」
西行法師と遊女の出会い。男性2名も加わり引き締まった曲になる。
この曲は語りの部分が多く私の演奏力では先生も皆さんも唄いにくかったことでしょうそれでも一人弾きでは稽古中に
四苦八苦していた部分が本番では一番よく弾けた。
暗譜が出来るくらいでないと全体の流れがつかめず良い演奏にはならないですね


時雨西行 全員

三味線

時雨西行 三味線

今回は三味線の皮を張替え撥の打ち方も少し工夫したところリリスホールの音響にも助けられてか良い音が出たと
褒められた毎回、撮影と録音をしてくれるパソコン仲間に感謝感謝



  上郷森の家ステージ

2年ぶりの森の家。これまでとは違ってホール定時での演奏を借り切っての演奏観客も演奏も一緒だが今年は
カルチャーの生徒さんたちも入り多人数。初めての演奏会を思い出す。
皆さんもよい舞台経験になったようだ。長唄での出演で喉がカラカラになる
終了後はいつものように宴会になるが車の運転があるのでお酒は飲めなく豪華な料理を
もてあましてしまう


2008年

 3月 栄邦楽コンサート リリスホール

「花見踊り」・「浦島」



4月
 『藤山公園桜まつり」

「花見踊り」


近くの藤山公園は古民家を移築して作られた趣のある素敵な公園です季節の行事が行われ今日は
古民家前の広場に特設の舞が設けられ長唄、「花見踊り」の演奏を皆さんに聞いていただきました
桜の花吹雪が舞う中たくさんの人が集まって賑やかなひとときでした演奏が終わり
民家の中で、お茶のお手前を受けます生前母が先生をしていて道具だけは残っているが
引き継ぐこともなく和服でのお茶席は娘の頃以来で少し緊張しましたたまには落ち着いていいものです


2009年

 3月   施設演奏『民謡初体験』


「民謡」・「歌謡曲」・「唱歌」など15曲

介護施設でのボランテァ演奏では皆さんと一緒に唄えて飽きないものが適しているので長唄だけでは場が持たなく歌謡曲や
唱歌などを演奏していたがやはり皆さんの馴染みが深い民謡は欠かせないと思い近くのコミュニティで民謡を体験。
楽譜は長唄と同じ、文化譜のため簡単に弾くことができた数曲、マスターして勤め先の施設で演奏させてもらう細竿三味線の
ため一人弾きでは迫力に欠けるが皆さんに近づきそばで聴いていただき、利用者さんの唄も、とても上手で良い気分でした。

即席で覚えた民謡曲

武田節  十日町小唄  博多夜船  さんさ時雨  新さんさ時雨  貝殻節  祇園小唄  こきりこ節  しげさ節
宮津節  花笠音頭  黒田節  ちゃっきり節  天竜下れば  真室川音頭  


7月に伊豆へ引っ越すことになり7年間稽古し演奏会で楽しんだ長唄三味線を終わりにした
これまでに稽古した曲

さくら  明けの鐘  黒髪  松の緑  越後獅子  末広狩  娘七草 小鍛冶 共奴 五郎  都鳥 連獅子 鹿島踊
  菖蒲浴衣 蓬莱  都踊り 外記猿 うつぼ猿 梅の榮 風流船揃 鶴亀  俄獅子 巽八景 
四季の山姥
  官女 時雨西行 鞍馬山 浦島 花見踊り
新浦島  鷺娘  島の千載  岸の柳  五色の糸