360モデナ
V8エンジン400ps!! を運転席の後ろ!! (ミッドシップエンジンとも言います。)に積む本格スポーツカーです。F355をフルモデルチェンジした車で、1999年3月9日午後2時にジュネーブショーで正式デビューしました。
当時のフェラーリのラインナップはV12気筒エンジンをフロントに積む550マラネロと456GT。このため、360モデナは唯一のミッドシップエンジンモデルとなります。ルカ・モンテゼモロ社長は当時、この3本のラインを続けると明言してます。
360という名前は搭載するV8ユニットの排気量の「3600㏄」を表すものです。V8を積むフェラーリのことを12気筒を積むフェラーリと区別をしてピッコロフェラーリ(小さなフェラーリ)と呼ぶ習わしがありますが、この360シリーズはそう呼ぶのが憚れるほど大きくなり、その大きさはテスタロッサ並みで、その性能も段違いに向上しています。
デザインはピニンファリーナが担当し、大型化された理由は主に衝突安全性能の向上のためとのことです。エアロダイナミクスで5400時間に及ぶ風洞実験の末、完成したボディは車両の下側をパネルで覆われているため、下から見るとパネルしか見えません。これは高速走行中の空気の流れを制御するためで、ボディの上下の空気を巧みに使い車両を安定させています。私はスーパーカーは後姿が強烈なインパクトを持つべきと考えております。なぜなら、抜き去られた車のドライバーが見るのは後姿ですから。
ギアは6MTとF1マチック(セミオートマとも呼ばれ、普通のATモードを使用するとATとしても運転が可能)の2種類から選べる(当社の360モデナはF1マチック)。人気は誰でも乗りこなせるF1マチック車。クーペボデイをモデナ、電動オープンモデルをスパイダーと呼びます。
この車の開発は4年前からスタートしており、最終テストは2010年にF1へ復帰したミハエル・シューマッハが担当してます! フェラーリ初のオールモノコックフレーム(アルコア社製!)を採用しております。併せてアルミ製のサスペンションアームを採用し、軽量化を図りました。
タイヤサイズは、フロントが235/40 リアが295/30 です。
メーター類は回転計が1万回転!速度計が340km!となっております。ただし、360モデナの最高速度は295kmです。レンタルの際は法廷速度を遵守し、くれぐれも安全運転でお願いします。
F355
V8、3500ccのエンジンを運転席の後ろに積み、ライトを点灯するとフロントノーズからライトが飛び出す「スーパーカーライト」正確にはリトラクタブルライトと言うようです)を搭載した最後のフェラーリです。このライトは衝突時の安全性や空気抵抗が大きくなりエコではないという理由などで廃止されたようです。
テスタロッサ
イタリア語で赤いヘッドという意味を持ち、バブルに沸いた時代に一世を風靡したフェラーリ。ボディサイドにえぐられたフィンが強烈なインパクトを持ちます。
ピニンファリーナ
360モデナはピニンファリーナによる163番目のモデルとなります。
イタリアの会社でフェラーリの車のデザインを担当することで有名です。フェラーリのボディにピニンファリーナの小さなエンブレムがついていたりします。
また、フェラーリの中でも特別なフェラーリ、エンツォをデザインしたのはなんと日本人。しかも、フェラーリの社長がピニンファリーナにきて、すでに出来上がっていたエンツォのデザインを却下し、その社長が帰ろうとしたところを時間稼ぎしてうまく繋ぎとめ、たった15分で書き上げたという逸話を持ちます。
意外にも日本と接点があったりしますが、今はその日本人は独立したようです。