コインコレクターのホームページ

偽物・修正・加工品

コレクションを進めていくと色々な品物に出会います。

素晴らしい品物がある一方で、コレクターを騙すための品、「なんちゃって...」程度のレプリカ、ギャグなの?本気なの?と迷う品、

もしかしたら流通当時の偽物?というものまで。

小ロット少量生産なので、ほぼ無限に有り、これからも増え続けるでしょう。そんな中のいくつかを紹介します。


旧円銀の偽物です。直径は38mm、重さ18.9g。重さが全然足りません。

ギザがのっぺりしていて変です。図柄も出きっていません。


円銀、明治3年銘です。明治3年銘は、旭日竜なので偽物は明らかですね。

大きさは合っていますが、重さは18.5gしかありません。

このタイプは他に、明治1年、2年、4年、5年、10年銘などが有り、年銘別コレクションを始めたくなります。

一円銀貨、明治3年銘偽物


円銀、明治24年銘です。これも重さは18.5gしかありません。

しかし凝った作りです。21年〜25年前期までの特徴四刺竜になっています。


円銀・明治8年の偽物。

リムが太いところが本物に似ている?「八」が下手すぎて、すぐ偽物と分かります。

重さは26g。直径は37.5mm。ギザはやっぱり変、見ればわかります。


貿易銀、明治10年銘の偽物。

リムの太細が目立ちます。一応、対称脈になっているところは似せているなと思わせるところ。

しかし、ギザは見てのとおり、全然ダメです。


希少品、貴州省自動車ダラーの偽物です。重さ、大きさは合っています。鋳物製で「銭」字の下に湯口があったようです。

鋳物はバリが発生するので、形を整えるためのヤスリ痕が見えます。

ギザも精巧に付けられていますが、よく観察すると重なっているところが有り、不自然さが分かります。

しかし、面は鋳物独特のブツブツ感を無くすため、細かいところを加工する工具で磨かれているようです。

貴州省、自動車ダラー偽物


中国・清の浙江省 KM Y49の偽物です。よくある品なんですけど、なぜ偽物を作るんでしょう?打ちは甘いし、竜は漫画の様で一見して分かりますね。


半銭明治10年銘の偽物です。本物の半銭はコインストライク↑↓ですが、偽物はメダルストライク↑↑です。

龍のウロコは金貨のような重ねウロコ?龍の顔は威厳がなくカワイイです。

半銭銅貨、明治10年銘、偽物


大特年1厘の偽物です。古銭額などに入っている特年1厘にはこの手が多いです。

愛知県犬山市あたりの製作?という噂も聞きました。重さは合わせてあります。本物より字が太く、書体が崩れていますね。

青矢印部分が観点です。

一厘銅貨、明治9年銘・13年銘、偽物


金メッキが剥がれています。機械で打ち抜いたような側面をしています。

きっちり過ぎる長方形、力の無い桐紋、花押は「偽物です。」と言っているようです。

明治二分判金、偽物

下の物は、なかなか良い作りをしています。鋳物の様で、裏面左上には大きなス穴が有ります。湯口と見られるのは左右の下側。

鋭く切り取った痕が残っています。金メッキらしく、切り取ったとみられる部分は銀色が出ています。


天保一分銀・書体Poタイプの偽物です。偽物には逆桜は無く、逆桜で言うとZzです。写真左の2枚が本物Po、それより右が偽物です。

表面は短柱銀、金偏の点が向かい合っているところ、裏面は開きワ、開き是、短柱銀になっているところがPoの特徴です。

重さが7.4gしかありません。側面に桜極印が無く、ヤスリ目の代わりにプレスで打ち抜いた際にできる、せん断痕がついています。

側面に見える黄色っぽい色から真鍮製と見られますが、銀貨の古色っぽい色を付けて仕上げてあるところがにくいです。

わざと整った四角にしていないところも凝っています。「定」印が傾いているところは愛嬌でしょうか。

一見で、ダメと分かりますね。

天保一分銀 Poタイプの偽物


安政一分銀Zzです。しかし分類にZzは無く、書体で見ると表はC、裏に該当は無くしいて言えばBが近いでしょうか。銀色は悪く、重さ9.3g。平均的な良品より0.5g重いです。

側面のやすり痕はわざとらしく見えます。側極印は、四面とも3ヶずつ打たれていて、良品と同じです。 裏面「是」字は交叉ですが、良品とは交わり方が逆で不自然です。

「定」は小さく、安政っぽくないです。 何となく現代偽の印象です。なかなかの秀作だと見ました。


安政一朱銀の偽物ですが、近作なのか当時の物なのか判断できません。

一朱銀分類書体、LoまたはPoを真似た偽物です。重さは軽く、1.4gしかありません。文字に力強さがなく、側面のヤスリ目が粗いです。

「定」極印に秘符のようなところが有るので、当時の偽物っぽい雰囲気も持っています。

一朱銀、LoまたはPoタイプの偽物


安南7Tien、15年銘です。2006年頃、不覚ながら一度は本物と思い買ってしまった品です。

平成9年銀座コインオークションLot911で登場しています。しかし不落でした。

直径は小さめ、厚めで重さもそれなりです。よく見れば、龍の打ちが弱々しく、漢字の形が崩れていて、ダメと分かります。

売価4万円のところ3万5千円で買っています。安過ぎです。後から考えれば、変なところばかりです。

購入直後に返品しました。お金は全額戻してくれました。「よく見てから買えよ!」という教訓になりました。

欲しいと欲望が勝ってしまうとこうなるのですね。

なお、本物はこのHP内にあります。比べてみてください。

安南7銭銀貨、偽物


ロシア・1ルーブル・1833年銘の偽物。本物は直径35mm程度。しかしこれは直径38mmもある超大型。

なぜこんな偽物を作るか不明。


モルガンの偽物。「1897CC」!!!←これは本物が存在しない年銘とミントマークの組み合わせ。

ロマンがあります。重さ18.5g、直径38mm。どこを見てもダメダメなコイン。


アメリカ1ドル銀貨です。台は本物です。目立たないように、上手に修正されています。このコインはコインストライクです。

鷲面の向かって右翼部分、裏面は女神に顎の先と胸の間にある空間です。赤矢印の先が修正してある場所です。

直径5mm程度に丸くくり抜かれ、そこへ別のコインの同じ部分を嵌め込んだ感じに見えます。

残念ながら指摘を受けるまで気づきませんでした。情けないです。

このコインも安かったのです。目がくらんだんですね。

アメリカ1ドル銀貨、穴あけ修正品


穴銭で大様銭は人気があります。写真右は明和21波の大様銭かと思えますが、実は銭全体を木槌か何かで叩いて延ばしています。

直径は大きいですが薄いです。重さは5.2g、標準的な重さです。叩き過ぎてひびが入ったのか、机の上で落とすと鈍いコロッとした音がします。

明和21波、大様に見える、叩き加工品

国別目次へ行く 年順目次へ行く TOPへ戻る