コインコレクターのホームページ

寛永通宝

寛永通宝、無背が一文銭、背に波模様を持つ物が四文銭。古寛永と新寛永に大別されます。
古寛永:「寳」字、最終3画が「ス」を形成するもの。1659年までに作られたもの。
新寛永:「寳」字、最終2画が「ハ」を形成するもの。1668年以降に作られたもの。
見慣れないと全部が同じに見えてしまいます。しかし、分かるとかなり面白い分野です。

お手持ちの寛永通宝の評価(価値)も気になるところです。写真右横へ、私の経験も交えて、もしコイン屋さんの店頭で販売されるとしたら○○円くらいと記してみました。百円は100、千円は1K、一万円以上は10K〜とします。私の主観によるものなので、どこまで行っても参考です。もし500と評価が付いていて、その種類をコイン屋さんへ買取持ち込みしても、ほとんど買取値段は付かないでしょう。1000円以下の品の売価内訳は、ほとんどコイン屋さんの手間賃、管理費です。1000種以上ある寛永通宝の中から分類を確定して、いつ売れるかわからない在庫をコイン屋さんは持ち続けます。コイン屋さんの業態は、現在追及されている在庫は早く回転、在庫を持たないことを最良とする商スタイルとは真逆であります。

見分け方、ポイント:銅色、作り、仕上げ、書体でしょうか。
分類名はその銭の特徴的な部分、一つを取り上げて名前にして付けていることが多いです。しかし実際はいくつか観点があって、それらを満たしていると分類を確定できることがほとんどです。新寛永「64 元文伏見 陰目寛」は、「寛」字、目画の中、二引きが陰起(外枠「口」より低くなっている状況)して、拓を採ると白く抜ける特徴を指しています。ところが、銭の特徴は目画陰起、「通」字の用画左上角が切れている、不旧手退永系の書体、寛字見画の5画目の飛び出しが半刮去になっている、銅色は灰白に近い感じです。付いている名前と分類するための特徴がいくつもあるところが、分類を分かりづらくしているかもしれません。カラー写真で、拓だけでは伝わらない部分も見られれば、「寛永通宝が全部同じに見える。」も多少緩和されるような気がします。1000種類以上ある寛永通宝の一部、よく見かける銭を中心に載せています。
 クイズで早わかり、分類、見分け方のポイント→寛永通宝 古寛永編  寛永通宝 古寛永編2  寛永通宝 検定  マニア向け寛永通宝の検定
 解説も読むと分かりやすいですよ。

mixiでコインの情報交換ができるコミュニティを立ち上げています。「コイン、古銭、歴史経済、地金」、参加者は700人超、情報交換しましょう。
mixiは会員制SNSですが、登録無料です。

TOPへ戻る 国別目次へ行く 年順目次へ行く  他、日本銭はこちら→日本コインへ行く 天保通宝へ行く 穴銭色々へ行く

 

古寛永→新寛永一文銭→新寛永四文銭・・・の順に掲載しています。長いページです。下記ブックマークでジャンプもできます。

古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知

新寛永一文銭→文銭 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

新寛永四文銭→明和期 文政期 安政期 万延期 慶応期


古寛永 分類は『古寛永泉志』に従い、番号順に載せています。

日本貨幣商協同組合(JNDA)発行の「日本貨幣カタログ」に記載されているNo.も赤字でJNDA ○○と併記しておきます。


19 二水永 広三 JNDA 1 永字は上下に分離すると、二と水を合わせたように見える。表裏合わせて、寛永三年鋳を表すとか…

寛永通宝 二水永 広三10K〜


30 長門銭 異永 手本銭 JNDA 11 永字の左右が上下に大きく食い違っている。

10K〜

  

31 長門銭 異永背広郭 背郭が広い。寳字「尓」の左点が貝画へ伸びている。

2K


42 長門銭 異永 短尾寛 寛字最後の跳ねが短い。之繞の最初が下へ向いている。

寛永通宝 長門銭 異永 短尾寛2K


44 長門銭 寄永 手本銭…通用銭より銭型、文字が大きい母銭式。しかし穿内、鋳浚い仕上げは無い。

寛永通宝 長門銭 寄永 手本銭10K


59 長門銭 麗書  寄永と似ているが、通字用画と之繞の間の隙間は無い。

寛永通宝 長門銭 麗書1K


118 長門銭 太細様  482太細中字と同じ書体で、背郭のボコンと飛び出た感じの作りと白みを帯びた銅色が長門銭。

寛永通宝 長門銭 太細様1K


122 水戸銭 長永  寛字、見の幅が広い。永字が縦長に見える。

寛永通宝 水戸銭 長永200


129 水戸銭 長永 狭足寛  称吉田銭の狭永と紛らわしい。寛前足が郭より短い。

200


133 水戸銭 長永 濶字  寛字、見画の1画目と5画目の間が広く開いている。最終画の跳ねが高い。

寛永通宝 水戸銭 長永 濶字200


139 水戸銭 仰永  永字右側の「フ」が仰いでいる。

寛永通宝 水戸銭 仰永200


144 水戸銭 仰永 暇宝  仰永の書体で、寳字王画横引き3本の内、真ん中右半分が欠けている。

寛永通宝 水戸銭 仰永 暇宝200


古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知

184 称・御蔵銭 大寛  上:母銭、下:通用銭。 JNDA 3 JNDAカタログでは、浅草銭となっている。

寛永通宝 称 御蔵銭 大寛 母銭10K

寛永通宝 称 御蔵銭 大寛 通用銭1K


218 称・芝銭 二草点 JNDA 2 通と永の点が跳ねている。

寛永通宝 称 芝銭 二草点200


229 称・芝銭 二草点手 二草点と言っているのに、四文字とも点が跳ねている。色は黄色系。

寛永通宝 称 芝銭 二草点手200


236 称・芝銭 四草点  色が黒っぽい。二草点手との違いは、通点が小さめ、寳点は僅かに立っている感じがする。微妙な違い。

寛永通宝 称 芝銭 四草点200


243 称・芝銭 不草点  4文字の点はどれも跳ねない。

寛永通宝 称 芝銭 不草点100


262 称・坂本銭 跳永 JNDA 4 通字之繞、永字2画目の始めが下から上へ入っている。永字3画目が跳ねている。跳ねないのもは267「不跳永」。

寛永通宝 称 坂本銭 跳永500


272 称・坂本銭 正永  通字の特徴は跳永と同じ、永字2画目は水平、爪も跳ねも無い。

寛永通宝 称・坂本銭 正永200


284 称・水戸銭 背星文 大永  背にある「・」を星と呼ぶ。名前だけ聞いたときは★があると思った。

寛永通宝 称 水戸銭 背星文 大永1K


318 称・水戸銭 湾柱永 背広郭  永字2画目、縦柱が猫背(ちょっと大げさか?)のように見える。

寛永通宝 称 水戸銭 湾柱永 背広郭200


322 称・水戸銭 浮永  永字右側の「フ」と縦柱の間が広く開いている。

寛永通宝 称 水戸銭 浮永1K


345 称・水戸銭 宏足寛 退頭通破用  通頭「コ」が後ろへ行っているように見える。下の用画、横二引きの上右部分が欠けている。

寛永通宝 称 水戸銭 宏足寛 退頭通破用500


353 称・水戸銭 力永 低寛 JNDA 5 永字縦柱が長くエビ反って見え、左右の払いも長い。

寛永通宝 称 水戸銭 力永 低寛100


361 称・水戸銭 力永 延寛  寛字ウ冠の右側が353より右へ延びている感じ、分かりますか。

寛永通宝 称・水戸銭 力永 延寛200


364 称・水戸銭 勁永 跳永  宝足は左側の方が高い。永字の左右は水平より上へ向いている。

寛永通宝 称・水戸銭 勁永 跳永200


古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知

408 称・仙台銭 跛宝降通  跛宝:宝前足は横へ延び、後ろは下へ垂れている様を指している。

寛永通宝 称 仙台銭 跛宝降通200


426 称・仙台銭 濶字手刔輪  永字2画目の横引きが長い。各文字と輪の間の隙間が目立つ。

寛永通宝 称 仙台銭 濶字手刔輪200


464 称・吉田銭 狭永削頭尓 JNDA 7 寳字ウ冠下の尓のノの上部がウ冠から離れている。ついているものが463で本体。本体の方が少ない。

寛永通宝 称 吉田銭 狭永削頭尓200


466 称・吉田銭 狭永小字  寛字見画の1画目と5画目の間が空いている。

寛永通宝 称 吉田銭 狭永小字200


468 称・吉田銭 狭永小字 刮貝 少重文エラー  永字が二重になっています。466の特徴+寳字貝画の2画目と5画目の間も空いている。

寛永通宝 称 吉田銭 狭永小字 刮貝 少重文エラー200


477 称・吉田銭 広永  寳字王画がかなり斜めになっているところが目立ちます。見、貝の1画目と5画目の間が空きます。

寛永通宝 称 吉田銭 広永500


485 称・松本銭 太細 長尾永  永字2画目、横引きは細く、縦柱は太くなっている特徴を指して、太細。

寛永通宝 称・松本銭 太細 長尾永200


493 称・松本銭 太細 中字 JNDA 8 太細は目立たなくなっていますが、永字2画目が直角にカックンと曲がるところは同じ。

寛永通宝 称 松本 太細 中字200


511 称・松本銭 太細 短爪寛  寛字見画の5画目の出っ張りが短い。

寛永通宝 称・松本銭 太細 短爪寛200


524 称・高田銭 肥字 降通  フエルトペンで書いたような文字。

寛永通宝 称・高田銭 肥字 降通200


528 称・高田銭 笹手永 JNDA 9 243称・芝不草点とよく似ている。寛字最終画の跳ねが243より内側へ入って鋭い。

寛永通宝 称・高田銭 笹手永200


531 称・高田銭 笹手永 抱寛濶縁  寛字のウ冠末画の曲りのRと跳ねが大きい。前のめりに見る。

寛永通宝 称・高田銭 笹手永 抱寛濶縁200


579 称・岡山銭 婉文 跪寛  寛字前足が短い。跪:ひざまづく。

寛永通宝 称・岡山銭 婉文 跪寛200


581 称・岡山銭 俯永

寛永通宝 称 岡山銭 俯永200


645 称・竹田銭 斜宝 小様  この銭の直径は24.2弌J源は本体より一回り小さい。宝字が右へ傾く。

寛永通宝 称・竹田銭 斜宝 小様500


647 称・竹田銭 斜宝 背広郭 JNDA 12 この銭の直径は25.3mm。書体は本体、背郭が大きい。

寛永通宝 称 竹田銭 斜宝 背広郭2K


659 称・井之宮銭 縮寛 JNDA 13 寛字が他の3文字に比べ小さく見える。背は反郭となる。JNDAカタログでは、岡山銭となっている。

寛永通宝 称 井之宮銭 縮寛200


667 称・建仁寺銭 大字狭寛 JNDA 14 永字の右側が特徴的。

寛永通宝 称 建仁寺銭 大字狭寛100


674 称・沓谷銭 明暦大字 JNDA 15 銅色は黄色。通と永の点が跳ねる。永字が横長に見える。

寛永通宝 称 沓谷銭 明暦大字100


679 称・沓谷銭 正足宝  通字が縦長に見える。

寛永通宝 称 沓谷銭 正足宝100


688 称・鳥越銭 明暦低寛 JNDA 16 通頭が潰れている。

寛永通宝 称 鳥越銭 明暦低寛100

上と同種であるが、背星を持つものがある。出来星と言われるが、場所が良過ぎ。
評価は不明


690 不知銭 降宝  688に似ている。4文字とも少し左へ回っている印象。よって寳字が下がって見える。

寛永通宝 不知銭 降宝1K

国別目次へ行く 年順目次へ行く TOPへ戻る 穴銭色々へ行く 日本コインへ行く


古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知 

新寛永一文銭→寛文期(文銭) 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

新寛永四文銭→明和期 文政期 安政期 万延期 慶応期

新寛永一文銭 鋳地を示す文字が鋳出されているものもある。1740〜1760年代に鉄製が作られるようになり、銅製から切り替わっていきます。

分類は、『穴銭入門 寛永通宝-新寛永銭の部-』に従い、「新寛永銭鑑識と手引」の番号順に載せています。

日本貨幣商協同組合発行(JNDA)の「日本貨幣カタログ」に記載されているNo.も赤字でJNDA ○○と併記しておきます。


5 寛文期 正字背文 JNDA 2 左:通用銭、右:母銭。背文銭の基本書体。こことの比較で、縮字だ、細字だと名前が変わっていきます。

寛永通宝 寛文期 正字背文通用100、母10K

※母銭は、通用銭より文字が大きく、内径も大きい。通用銭より文字抜けがスカッとしていて、穿内は丁寧な仕上げがされている。


手引不載 寛文期 正字仰文  5 正字背文の派生。文の2画目横引きが左上がりになっている。

寛永通宝 寛文期 正字仰文1K


6 寛文期 正字入文 JNDA 3 文の3画目が、4画目の交点より上で無くなり、「入」字に見えるところからの名前。

寛永通宝 寛文期 正字入文200


手引不載 寛文期 正字  5 正字背文の派生。文の一画目と二画目が離れている。本には面文の郭よりが細いと書かれているが、通用銭では分かりにくい。

500


7 寛文期 中字背文  寛字の最終画が、正字背文より内側へ跳ねている。

寛永通宝 中字背文100


手引不載 寛文期 深字背文 欠用通  「8 深字背文」の系統。通字用画の跳ねが鋳切れていて、背文の2画目が太い。

寛永通宝 寛文期 深字背文 欠用通1K


同 寛文期 深字小文  「8 深字背文」の系統。深字の特徴:寛字ウ冠の前垂れが、正字より前へ出ている。かつ、小字は永字「フ」が仰いでいる。

寛永通宝 寛文期 深字小文1K


9 寛文期 細字背文  文の交点に切れ目有り。

寛永通宝 寛文期 細字背文100


10 寛文期 細字小文 白銅質  繊細な細字、之繞の書き始めに爪がある。文の交点に切れ目無し。

寛永通宝 寛文期 細字小文 白銅質通常100、白銅2K


手引不載 寛文期 細字狭文 白銅質  之繞の書き始めに爪が無い。

寛永通宝 寛文期 細字狭文 白銅質通常100、白銅2K


11 寛文期 縮字背文 濶縁  正字より縮字になっている。文の交点が高い。永字の4画目「ノ」が短い。

寛永通宝 寛文期 縮字背文 濶縁200


12 寛文期 縮字背文 進文  11より文が左へ寄っているように見える。

寛永通宝 寛文期 縮字背文 進文200


手引不載 寛文期 縮字勁文  文字が力強く、大きく見えます。通字用画の横引き2本の内、上側の後半が鋳切れて、点になっている。

寛永通宝 寛文期 縮字勁文500


13 寛文期 退点文 JNDA 4 文字の点が真ん中より後ろにある。寛字最終の一画前の左払いが短い。

寛永通宝 寛文期 退点文1K


新寛永一文銭→寛文期(文銭) 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

14 旧 延宝期 島屋無背 JNDA 1-A 通字が右へ傾き、宝字が左へ傾く。通字用画の上はカタカナの「ユ」を形成する。深い彫の銭。

寛永通宝 旧 延宝期 島屋無背10K


16 旧 延宝期 縮字勁文無背  縮字勁文の文が無いもの。通字用画の横引き2本の内、上側の後半が鋳切れて、点になっている。

寛永通宝 旧 延宝期 縮字勁文無背200


19 元禄期 俗称・荻原銭 草点永 JNDA 5より「永」がわずかに右寄り。あとは同じ。54不旧手と似た書体ですが、通頭は「コ」になっています。

寛永通宝 元禄期 俗称・荻原銭 草点永100


27 宝永期 四ツ宝銭 広永 JNDA 6 永字右側「く」部分の上側が、29と比べると長い。 

寛永通宝 宝永期 四ツ宝銭 広永100


29 宝永期 四ツ宝銭 勁永広寛 永字各書き初めの打ち込みが目立つ。色は赤褐色系が多い。寛の最終画が長く伸びている。

寛永通宝 宝永期 四ツ宝銭 勁永広寛100


32 宝永期 四ツ宝銭 座寛 JNDA 7 直径22mm、重さ2..6gの薄小な銭。寛字が上から押しつぶされたような印象。

寛永通宝 宝永期 四ツ宝銭 座寛200


33 正徳期 俗称・丸屋銭 JNDA 9 各文字が大きい。銭形25伉兇領派な品が多い。

寛永通宝 正徳期 俗称・丸屋銭100


34 正徳期 俗称・耳白 JNDA 8 面文が「縮字背文 濶縁」と同じ。

寛永通宝 正徳期 俗称・耳白100


37 佐渡銭 正徳背佐 JNDA 11 背の佐字は、カタカナのイ、ナ、ヒを組み合わせているような印象。

寛永通宝 佐渡銭 正徳背佐500


38 佐渡銭 享保官鋳 背広佐 JNDA 12 民鋳は、永字2画目の跳ねが無い。「39 狭佐」、「40 縮佐」もある。

寛永通宝 佐渡銭 享保官鋳 背広佐200

※面文が縮字勁文、16縮字勁文無背と同じ特徴を持つ。通字用画の横引き2本の内、上側の後半が鋳切れて、点になっている。


49 佐渡銭 明和背佐(銅銭座)  輪は縦ヤスリ。背佐がきれいに見えるものが少ない。

寛永通宝 佐渡銭 明和背佐(銅銭座)500


54 不旧手 旧・享保七条 退永 JNDA 15 宝永富士山噴火火山灰の下から見つかったという話から、作られた時代は享保より前であるとされた。JNDAカタログでは、京都七條銭となっている。

寛永通宝 不旧手 旧・享保七条 退永通用100、母10K

左:通用銭、右:母銭。母銭と通用銭は、銅色、銅質、仕上がりが全然違う。母銭は背文銭より浅彫りながら精巧な作りで美しい。


62' 不旧手 元文・横大路・清水・涌井 半刮去退永  寛字、見画の5画目の飛び出した部分が、54より短い。

寛永通宝 不旧手 元文・横大路・清水・涌井 半刮去退永200


63' 不旧手 元文・横大路・清水・涌井 全刮去退永  寛字、見画の5画目の飛び出した部分全く無し。

寛永通宝 不旧手 元文・横大路・清水・涌井 全刮去退永200


64 不旧手 元文伏見(陰目寛類) 陰目寛  寛字、目画の中、二引きが外枠「口」より低く陰起、拓を採ると白く抜ける。通字「用」の左上角が空いている。

寛永通宝 元文伏見(陰目寛類) 陰目寛1K


67 不旧手 俗称・藤沢銭  文字全部が小さ目。寛字左払いが、郭左の縦延長線に届かない。

100


68 不旧手 俗称・伏見手  長郭、額輪、通字「用」の左上角が開いている。黄色味を帯びた褐色。

8K


新寛永一文銭→寛文期(文銭) 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

70 享保期 仙台、石ノ巻銭 重揮通 背仙 JNDA 18 「71 重揮通 無背」と似ているけど、書体が異なる。通字のコ頭の違いが分かりやすい。

寛永通宝 享保期 仙台、石ノ巻銭 重揮通 背仙3K


73 享保期 仙台、石ノ巻銭 異書

寛永通宝 享保期 仙台、石ノ巻銭 異書100


78 享保期 仙台、石ノ巻銭 異書大字 70の背仙となんとなく似た書体。73異書より一文字、一文字が大きい。

寛永通宝 享保期 仙台、石ノ巻銭 異書大字200


81 享保期 大阪難波銭 額輪 JNDA 21 同面文を持ち、額輪ではない「80 中様」から作られた。写真右側で、面文が郭、輪より沈んでいると分かる。

寛永通宝 享保期 大阪難波銭 額輪通用1K、母10K〜

左:通用銭、右:母銭。寛字目画、通字用画、宝字貝画の中二引きは、いずれも上側が僅かに短く止められている。


84 享保期 旧・猿江銭 正字 JNDA 22 

寛永通宝 享保期 旧・猿江銭 正字100


89 元文期 十万坪銭 輪十鋳込 JNDA 24 輪に「十」と鋳込まれています。ほぼ同じ書体で輪十の無い「93 無印」、「十」を後から輪へ打刻した「95 輪十後打」も有る。93と95には鉄銭も有る。

寛永通宝 元文期 十万坪銭 輪十鋳込500


92 元文期 十万坪銭 含二水永 JNDA 26 永字2画目の横が縦より右へ出ている。

寛永通宝 元文期 十万坪銭 含二水永200


95 元文期 十万坪銭 輪十後打 正打 JNDA 27 母銭の輪へ「十」を打刻して作られた。鋳込十より字が大きい。十の打たれた位置に変化がある。「十」が無い同書体が「93 無印」。

寛永通宝 元文期 十万坪銭 輪十後打 正打300


100 元文期 和歌山銭 広穿小字 円チャク  JNDA 29 之繞の縦画と横画が離れ、横画の始まりが丸くなっている。

200


手引不載 元文期 和歌山銭 広穿小字 大点永  「99 広穿小字」の系統。次の点が異なる。ユ頭通、永字フ画が長い。

寛永通宝 元文期 和歌山銭 広穿小字 大点永200


104 元文期 小梅銭 狭穿背小 JNDA 30 「小」の左側点が跳ねています。

寛永通宝 元文期 小梅銭 狭穿背小500


106 元文期 小梅銭 広穿狭小 「小」字に跳ねが無い。四角い穴が広い。寳字が四角い穴の下辺より下へ出ている。

寛永通宝 元文期 小梅銭 広穿狭小800


110 元文期 小梅手 仰寛  寛字は若干仰いでいるように見えるけど、寳字のウ冠の右上がりが目立つ。

寛永通宝 元文期 小梅手 仰寛200


116 元文期 小梅手 仰永  寛字前足が低く直線的に伸びている。永字「フ」画が仰いでいるが、永字全体も仰いだ感じを受ける。

寛永通宝 元文期 小梅手 仰永200


117 元文期 日光銭(元文二年) 正字 JNDA 34 含二水永で、寳字が長く、尻すぼみな印象。

寛永通宝 元文期 日光銭(元文二年) 正字300


120 元文期 旧 亀戸銭(元文二年) 大字 JNDA 35 跳ねまくりの独特の書体。微妙に違った似た書体で「121 小字」「122 狭穿」もある。

寛永通宝 元文期 旧 亀戸銭(元文二年) 大字 母銭と通用銭通用100、母10K〜

上:母銭、銅色は黄。下:通用銭、銅色は赤茶。母銭は穿内に丁寧な仕上げがされている。


124 元文期 秋田銭(元文三年) 大字降水 JNDA 36より永字左側「フ」が下がっている。あとは同じ。永最終画が上へ跳ね上がっているところが特徴的。

寛永通宝 元文期 秋田銭(元文三年) 大字降水100


131 元文期 平野新田銭 白目中字 JNDA39 白味のある黄褐色。寳字が横広に見える。磁石にに着きます。

寛永通宝 元文期 平野新田銭 白目中字2K


138 元文期 仙台・石ノ巻銭 大字背千 JNDA44 背千の中では一番銭径が大きい種類。「千」字も太く大きい。

寛永通宝 元文期 仙台・石ノ巻銭 大字背千200


158 元文期 藤沢・吉田島銭 縮字 JNDA 46 真ん中の四角い穴が大きくて目立つ。それに比べ文字はとても小さい。

寛永通宝 元文期 藤沢・吉田島銭 縮字100


159 元文期 藤沢・吉田島銭 異永 JNDA 47 永字が千木水になっているところが特徴。

寛永通宝 元文期 藤沢・吉田島銭 異永500


162 元文期 一ノ瀬(銅・鉄銭座) 低寛背一 JNDA 48 鉄銭も存在する。同面文で「163 低寛無背」もある。

寛永通宝 元文期 一ノ瀬(銅・鉄銭座) 低寛背一5K


174 元文期 一ノ瀬・鉄銭座 後打丸一極印短通 輪左右の上部に「○の中に一(黄色○で囲んだあたり)」を書いた印が打たれている。通字のユの背が高い。

1K


177 元文期 小名木川銭 輪両川 輪左右上部に黄色線で書き込んだように「川」字が刻まれている。右側の「川」はほとんど分からない。

1K


178 元文期 小名木川銭 輪筋違川 JNDA 52 輪左上部と右下へ凹状に「川」字が刻まれている。

1K


180 元文期 鋳地未勘銭 延尾永 JNDA 54 永字右の払いが長く伸びる。寳字の最終画が跳ねている。

寛永通宝 元文期 鋳地未勘銭 延尾永200


182 元文期 鋳地未勘銭 旧称清水短通 JNDA 55 通字が短く見える。

寛永通宝 元文期 鋳地未勘銭 旧称清水短通200


199 寛保期 大阪高津新地銭 接郭宝背元  寳字、尓の右側点が郭に接している。

寛永通宝 寛保期 大阪高津新地銭 接郭宝背元100


204 寛保期 下野国足尾銭 大字背足 JNDA 60

寛永通宝 寛保期 下野国足尾銭 大字背足200


205 寛保期 下野国足尾銭 小字背足 足字の口が小さく見える。永字のフが水平。 

寛永通宝 寛保期 下野国足尾銭 小字背足200


213 明和期 長崎銭 背長 JNDA 63 粗い作り。長が綺麗に見える銭は少ない感じ。

寛永通宝 明和期 長崎銭 背長100


214 明和期 伏見銭 正字 208亀戸小様、232小菅銭と似ている。しかし、寳字は「ハ貝」となっている。

寛永通宝 明和期 伏見銭 正字100


219 明和期 亀戸銭(俗称・四年銭) 中様広貝宝 銅色は灰白色、側面は縦ヤスリが特徴。216大様も有る。

2K


220 明和期 亀戸銭(俗称・四年銭) 小様 JNDA 66 銅色、ヤスリは219と同じ。面文文字が小さい。

寛永通宝 明和期 亀戸銭(俗称・四年銭) 小様200


222 明和期 常陸太田銭 小字背久 JNDA 67 永字フがちょっと上に向いている。

寛永通宝 明和期 常陸太田銭 小字背久100


227 安永期 常陸太田銭 背久二爪寛 JNDA 69 寛字・見の5画目が左に出ている。出ないものは、226久二。

寛永通宝 安永期 常陸太田銭 背久二爪寛100


228 天保期 江戸深川州崎銭 十字寛 JNDA 70 寛字、見画の上、本来「サ」になっているところが、「十」になっている。

寛永通宝 天保期 江戸深川州崎銭 十字寛1K


232 安政期 小菅銭 薄肉 JNDA 72 「208 明和期亀戸銭小様」「233 厚肉」と同面文。輪側のテーパーが確認できなければ、通用銭の見分けは難しい。

寛永通宝 安政期 小菅銭 薄肉 母銭と通用銭通用100、母8K

左:通用銭、右:母銭。母銭は、輪側にテーパー無し、背内側に手書き風の刀修正傷ありで#232と分かる。


古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知 

新寛永一文銭→寛文期(文銭) 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

新寛永四文銭→明和期 文政期 安政期 万延期 慶応期

新寛永四文銭 裏面に波模様を持つ銭。文字の鋳出されているものもあります。1860年以降は鉄製になってしまいます。

236 明和期 背二十一波 短尾寛 JNDA 74 寛字最終画の跳ねが長い、「234 長尾寛」もある。234の方が少ない。

寛永通宝 明和期 背二十一波 短尾寛200

背波が42波に見える、背ズレエラー、正常な背は、一番右写真。


237 明和期 背十一波 明和正字 JNDA 75 四文銭基本書体。他「238 小字」、「239 俯永」がある。永字が他の種類より幅が狭い。

寛永通宝 明和期 背十一波 明和正字 母銭10K〜

寛永通宝 明和期 背十一波 明和正字 通用銭100

通用銭、少し背ズレエラー、正常な背は、一番右写真。上:母銭、銅色は白っぽい。下:通用銭、銅色は黄。


238 明和期 背十一波 明和小字 永字の幅が正字より広い。

100


239 明和期 背十一波 明和俯永 宝字ウ冠一画目が3画目横棒の下へ飛び出している。

100


246 文政期 文政小字  他「244 正字」、「247 俯永」がある。正字より永字が横広、通頭は正字より低い。文政期の銅色は赤茶。

寛永通宝 文政期 文政小字100


247 文政期 俯永  宝字ウ冠の一画目が冠の下へ飛び出しているところが特徴。写真の俯永は未使用状態。

寛永通宝 文政期 俯永200

正字、小字、俯永の書体特徴は、明和期、文政期、安政期(穿内に通用銭でも仕上げがある)、明治期(鉄銭)の銭に共通している。


253 万延期 俯永  書体は明和、文政の俯永と同じ、しかし鉄製。側面が鋳放しではなく、仕上げられている。

500


259 慶応期・仙台石巻 削頭千 JNDA 76 背郭左辺の下部から下へ向かって出ている波が直線状になっている。写真で「千」字は見えにくいが、1画目は見える。

寛永通宝 慶応期・仙台石巻 削頭千200


261 慶応期・盛岡藩 仰宝  上:母銭、下:通用銭。 JNDA 77

寛永通宝 慶応期・盛岡藩 仰宝 母銭10K

寛永通宝 慶応期・盛岡藩 仰宝 通用銭100

母銭と通用銭を並べるとこんな感じ。母銭の方が銘文も直径、内径も一回り大きい。母銭の特徴の一つ。

慶応期・盛岡藩 仰宝  左:通用銭、右:母銭。


277 慶応二年・会津藩(江戸深川藩邸) 背太ノ JNDA 80 寛字5画目「見」に爪が無い。背のノは太い。「279 背細ノ」もある。

寛永通宝 慶応二年・会津藩(江戸深川藩邸) 背太ノ2K


279 慶応二年・会津藩(江戸深川藩邸) 背細ノ JNDA 81 277の「ノ」より細い。

寛永通宝 慶応二年・会津藩(江戸深川藩邸) 背細ノ1K


282 慶応二年・伊勢津藩(江戸深川藩邸) 降波背イ  裏面左右の波は郭の角より下から出ている。「背ノ」と似た面文だが、寛字の見に爪が有る。

寛永通宝 慶応二年・伊勢津藩(江戸深川藩邸) 降波背イ1K


283 慶応二年・伊勢津藩(江戸深川藩邸) 狭波背イ JNDA 82 裏面左右の波は郭の上辺から出ている。282より左右第一波の間隔が狭い。

寛永通宝 慶応二年・伊勢津藩(江戸深川藩邸) 狭波背イ1K


290 慶応二年・水戸藩本所小梅邸 濶字背ト JNDA 83

1K


290’ 慶応二年・水戸藩本所小梅邸 濶字背ト刮去  背文字が無いので、261仰宝と似ている。面文と背波の形状で見分ける。背トのあるものがJNDA 83。

寛永通宝 慶応二年・水戸藩本所小梅邸 濶字背ト刮去500


古寛永→二水永 長門 水戸 称・(御蔵  坂本 水戸 仙台 吉田 松本 高田 岡山 竹田 井ノ宮 建仁寺 沓谷 鳥越) 不知 

新寛永一文銭→寛文期(文銭) 延宝期 元禄期 宝永期 正徳期 佐渡銭 不旧手 享保期 元文期 寛保期 明和期 天保期以降

新寛永四文銭→明和期 文政期 安政期 万延期 慶応期

 

このページTopへ戻る 国別目次へ行く 年順目次へ行く TOPへ戻る 他、日本銭はこちら→日本コインへ行く 天保通宝へ行く 穴銭色々へ行く