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一分銀・一朱銀

一分銀、一朱銀の分類(見分け方)について大きめの写真を用いて、分類のポイントをまとめてみました。ところどころ写真が抜けています。未入手の種類です。分かりづらくて申し訳ありません。

また、お手持ちの一分銀、一朱銀の評価(価値)も気になるところです。各分類ポイント写真の下に、私の経験と入札誌落札実績も交えて、もしコイン屋さんの店頭で販売されるとしたら○○円くらいと記してみました。千円は1K、一万円以上は10K〜とします。私の主観によるものなので、どこまで行っても参考です。もし2Kと評価が付いていて、その種類をコイン屋さんへ買取持ち込みしても、買取値段は半額程度、それ以下となることもあります。安価なコインの売価に占めるほとんどがコイン屋さんの手間賃、管理費です。多種類の中から分類を確定して、いつ売れるかわからない在庫をコイン屋さんは持ち続けます。コイン屋さんの業態は、現在追及されている在庫は早く回転、在庫を持たないことを最良とする商スタイルとは真逆であります。

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※※ 一分銀の分類方法(見分け方) ※※

表裏の周囲に桜が打たれています。それぞれの桜の位置は、表が大文字、裏が小文字のアルファベットで指します。ほとんどの一分銀には、表裏それぞれ一つ桜がひっくり返っているところが有ります。その桜を逆桜と言います。逆桜が無い時は表はZ、裏はzで示します。一分銀には天保、安政、明治の3種類があり、表裏の逆桜の位置で分類できます。

天保一分銀:表Z、裏zと水色線で囲まれたところに逆桜のあるもの。
安政一分銀:表Zと赤色線で囲まれたところに逆桜のあるもの。
明治一分銀:主に緑色線で囲まれたところに逆桜のあるもの。例外が多数存在するため現在も分類研究が続いている分野です。

なお一分銀は、逆桜の位置と書体特徴がリンクして変化します。そのパターンから外れたもの、逆桜が複数あるもの、表N、Oに逆桜のあるものは、銀座製一分銀ではない可能性が有るちょっと変わった物かもしれません。書体特徴の説明はJNDAカタログ他、専門書、他HPで確認してください。

長いページです。下記ブックマークで移動できます。

一分銀の見分け方をマスターしたい人向けに検定を作りました。一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。(^^)
「一分銀 検定」

 

天保一分銀 安政一分銀 

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


天保一分銀

売価は、1000円=1Kです。

グレーで塗りつぶされて、「x」となっているところは、存在が確認されていない種類です。

 

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


安政一分銀

売価は、1000円=1Kです。入分玉座、玉一玉座類の売価は、すべて10K〜です。

グレーで塗りつぶされて、「x」となっているところは、存在が確認されていない種類です。

 

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


一分銀・側面

天保と安政なら書体と逆桜を見なくても側面を見れば、だいたい分かります。一分銀の側面を観察してみました。参考のため一番左に南鐐二朱銀一枚を置いています。番号を付けました。2〜6が天保一分銀、7〜13が安政一分銀です。下記写真です。

まず、やすり目に注目。南鐐二朱銀、天保一分銀の側面は僅かにやすり目が見えるものの、平滑に仕上げられていて、ただ真直ぐ平滑ではなく、大げさに表現するとかまぼこ型にやや盛り上がりの有る感じです。

安政一分銀になると粗いやすり目が目立ちます。安政一分銀には明治に近いと目される細字タイプが存在していて、10〜13の細字タイプのやすり目はさらに一段粗く、やすり掛けすら面倒になったのか、たがねで切りっ放しのようなところまであります。

天保に近そうな7〜9の安政一分銀の側面は斜めの交互のやすり目が見え、若干丁寧さを感じます。

次に、側極印です。天保一分銀までは左右側面にそれぞれ3か所、上下側面にそれぞれ2か所、合計8か所の側極印が有ります。安政一分銀になると各側面へ3か所、合計12か所の側極印が有ります。

側極印の形です。1の南鐐二朱銀は、六花弁、芯有です。天保一分銀になると五花弁になります。

同じ五花弁ですが2と3は、二等辺三角形が芯の周りへ集まった感じの極印です。2と3の一分銀は、両面額縁タイプで、3は表Zで、「分」の1,2画目が入分様になっている初期と見られるタイプです。

4は芯が無くなって、二等辺三角形が5つ、一番とがった部分を中心へ向けて集まった感じの極印です。5と6は、丸い花弁が5つ集まった、芯が無い梅鉢に見えます。

安政一分銀になると、7は4と似ていて、8,9は5,6に似ています。しかし打ちが浅く、ボヤッとしています。

細字タイプになると、何か打ってある感じはしますが、それが花形には見えず、11や12の極印は点にしか見えません。打刻も浅いです。

こうして見てくると一分銀は時代が下るほど、表裏より側面は手抜きして作られるようになっていく印象を受けます。時代が下るほど世の中も混乱していきますから、政権はお金を必要としますし、落ち着いて一分銀を作っていられる状況になかったかもしれませんね。

 

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


※※ 偽物一分銀(流通当時のもの) ※※

このホームページは偽物を紹介するページもありますが、ここに揚げる偽物一分銀は本物が流通している当時の偽物らしく、分類譜にも掲載されているので一分銀のページで載せます。

安政手一分銀 逆桜が安政ゾーンにある銀座製でなさそうな一分銀。

上側が銀座製安政一分銀Cb、下側が安政手一分銀Ffです。書体の特徴は安政一分銀Cbと同じですが、銀の量は少ないと見られ、どちらの重さも8.7gながらFfは厚みが有り、色も銅が多く混ざっていそうな色です。安政手一分銀は逆桜の位置が変わっても書体が変わらない特徴もあるようです。書体はここに挙げた以外にも色々あります。安政手一分銀らしき品は、コインさんでは普通に安政一分銀として分けられていることもあります。色の悪い一分銀を見たら安政手かもしれませんね。数十枚〜百枚に一枚程度で出てきそうな感じです。

少し細かく見ると、安政一分銀、裏bの特徴は緑の矢印のとおり、開き是・開き座です。Ffも同じ特徴を持っています。しかし桜の内側(水色線で示した部分)にある枠線は傾いていたり、微妙に曲がって歪んでいます。表Cの特徴はス山対称点ヒ銀です。銀字最終二画の重なり方がCbとFfでは逆(藍色丸で囲った部分)になっています。側面の桜極印は、銀座製は潰れて見えにくいですが、安政手はクッキリ見えます。定極印(黄色丸で囲んだ部分)は、安政手が随分大きいです。

本物と同じ特徴を持ちながら、微妙にあちらこちらを変えています。


安政手六福円点一分銀 安政手一分銀の中で、書体中に3〜6個の丸点を持つ群を指します。

この福円点系の一分銀にも書体は複数あり、これは一例です。パッと見、銀座製です。銀色は良く、品位は銀座製並かもしれません。しかし重さは7.8gしかなく軽目です。ここに挙げた品は逆桜Bdですが、銀座製Bdとは全く違う書体です。6個の丸点は赤い四角枠で囲まれているところです。緑色矢印のところが開いていますので裏bがモデルになっているでしょうか?でもス山銀になっています。表の銀(黄色丸部分)は人銀にも、く銀にも見えます。特徴的です。先に上げた安政手一分銀より少ない存在だと思います。この品も安政一分銀として売られていました。

この一分銀の裏面書体は明治一分銀の裏dの一書体として出てきます。「是」字の茶色○部分(縦棒が下へ飛び出しているように見える)が特徴的で、4つの丸点も同じです。明治一分銀と安政手一分銀とはどんな関係でしょう。

幕末雄藩は天保通宝の密造とともに安政一分銀の密造も行っていた。官軍を構成する藩の中に密造一分銀を作っているところが有った。官軍が進軍するに従い戦費調達のため、携行してきた密造一分銀の極印を用いて一分銀を作っていった。明治政府の貨幣司が表H、I等の逆桜を使うと情報がもたらされ、表明治ゾーンの極印を新調して、裏は密造時代の極印を使い続けた?密造偽物の一分銀がいつの間にやら本物になってしまった?…とここまで全く裏付けのない私の妄想です。

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀

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※※ 一朱銀の分類方法(見分け方) ※※

表面分類を見ていると、「朱」字の4画目縦棒と5画目左払いがどういう関係になっているかというところを見ているようです。ランダムに分類記号が付けられていそうですが、よく見てみると規則性があります。4画目と5画目の離れる度合いが大きいものが先に出てきます。完全につながっているものが最後です。これプラス、「朱」「銀」の変化で分類しています。

裏面分類を見ていると「銀座・常是」の内、銀と座の変化に注目しています。ランダムに分類記号が付けられていそうですが、よく見てみると規則性があります。特に安政、明治。注目しているところは、「座」字。座字の中の「土」部の縦棒が記号が後ろへ行くほど長くなります。明治の裏面変化は安政の「o」型を除いて同じで、安政裏面変化を覚えてしまえば、川常になっているかどうかを見れば判断できます。

次に「座」の一番上にある点が立っているか、寝ているか、斜めになっているか、跳ねているか。プラス「銀」字の金偏一画目・二画目が「ヘ」に見えるか、「ス」に見えるか、人に見えるかという変化を組み合わせて、分類しています。

嘉永は簡単で、銀・座・是のどれかが跳ねているかどうか。跳ねていればa,b,cのいずれかに該当、「座」の右側の人字が「ス」に見えればdに該当、跳ねの無い長柱座がeです。ただし、似た書体が安政にも出てきますので、表の書体と組み合わせて確認しなければ誤ります。こんなところは面倒なところです。

クイズで一朱銀の見分け方が勉強できるよう検定を作りました。
古銭検定「一朱銀編」

 

嘉永一朱銀

売価は、1000円=1Kです。

グレーで塗りつぶされて、「x」となっているところは、存在が確認されていない種類です。

 

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


安政一朱銀

売価は、1000円=1Kです。

グレーで塗りつぶされて、「x」となっているところは、存在が確認されていない種類です。

 

天保一分銀 安政一分銀 

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀


明治一朱銀

売価は、1000円=1Kです。

グレーで塗りつぶされて、「x」となっているところは、存在が確認されていない種類です。

 

天保一分銀 安政一分銀

一分銀・側面 安政一分銀

嘉永一朱銀 安政一朱銀 明治一朱銀

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