コインコレクターのホームページ

書 籍

本屋さんへ行ってもコインの本はほとんど置いてありません。どんな本があるのかすら分かりません。私の持っている本、知っている本で、良いなと思う本を挙げてみます。今、手に入るかどうかは不明です。しかし古本で出回っていることもありますので、気になる本があったら検索すると見つかるかもしれませんよ。長いページなので、私が勝手に分けたジャンルで、ブックマークを作りました。

カタログ類  分類譜  手引書  読み物1

読み物2  写真・拓本メインの本  雑誌

オークションカタログ  即売リスト


カタログ類

STANDARD CATALOG OF WORLD COINS

『STANDARD CATALOG OF WORLD COINS』
 ワールドコインカタログやKMカタログと呼ばれています。国名と国別にコインへ振られている番号でコインが特定できます。KM番号と呼ばれています。オークションカタログにも使われます。1600年以降の世界コインを一世紀分一冊で紹介しています。現在は17〜21世紀で5冊に分かれています。どのコインもほぼ写真付きで紹介されています。数年に一度、新しくなります。外国コインを集めるなら必ず手元に置きたいです。A4判、約1000ページ。1冊6000〜9000円程度です。


COINS OF WORLD 1750〜1850

『COINS OF WORLD 1750〜1850』
 著者はW.D.Craig、著者の名前をとって通称「クレイグカタログ」と呼ばれています。1750〜1850年まで作られた世界のコインを紹介しています。紹介されているコインには番号が振られていて、国名と番号でコインが特定できます。C番号と呼ばれています。KMカタログにも取り込まれていて、クレイグカタログのC4はKMカタログではKM-C4と表わされています。現在はKMカタログの方がメジャーです。写真の本はA4変型判セカンド・エディション、448ページ、1971年(昭和46年)発行、10US$です。360円/$、308円/$の時代なので、手数料も含めて5000円前後で販売されていたでしょう。


CATALOG OF MODERN WORLD COINS

『CATALOG OF MODERN WORLD COINS』
 著者はR.S.ヨーマン、著者の名前をとって通称「ヨーマンカタログ」と呼ばれています。クレイグカタログ後の1850年以降のコインを紹介しています。このカタログは日本語訳版も出ています。写真の本がそれです。紹介されているコインには番号が振られていて、国名と番号でコインが特定できます。Y番号と呼ばれています。KMカタログにも取り込まれていて、ヨーマンカタログのY345はKMカタログではKM-Y345と表わされています。現在はKMカタログの方がメジャーです。写真の本はA5判、512ページ、昭和45年(1970年)9月10日発行の第9刷です。売価2200円。


西洋銭譜

『西洋銭譜』
 江戸時代に書かれた日本語の「外国コインカタログ」と言えると思います。著者は福知山藩主だった、朽木昌綱。1790年発行です。早稲田大学図書館が全頁を写真に撮り公開しています。一番最初に紹介されているコインは、私のHPでも紹介している神聖ローマ帝国レオポルド1世の2ターレル銀貨です。「径り寸五分五厘、重さ十五銭三分...」、直径は一寸と五分五厘≒46.9mm、重さ十五銭三分≒57.3gとなります。掲載は、オランダ関連のコインが多いかな。ピラーダラー、ギニー金貨も載っています。そんなコインを鎖国の江戸時代に手にして見ていたとは、さすが殿様です。


西洋銭譜

『COINS OF ENGLAND』
 ローマ帝国時代から現代までのイギリスコインが時代順、国王順に紹介されています。SPINK社発行。コインには1から連番が振られていてます。S番号と呼ばれています。有名なゴチッククラウンはS3883です。写真の本は2006年版、売価は20ポンドです。少し縦長のA5判、536ページ。


English&UK Coins 1066 to Date

『English&UK Coins 1066toDate』
 1066年のノルマン征服以降のコインをハンマーコインとミルドコインに分けて、額面別に高額面から紹介しています。各コインには、collecting hintsと題してそのコインに特徴的なことを書いています。例えば、平均コンディションがVF、良いコンディションのコインが残っているのは1700年など、COINS OF ENGLANDより細かい解説がうれしいです。写真の本は1995年版です。A4判、622ページ、19.95ポンドです。


THE ENGLISH SILVER COINAGE FROM 1649

『THE ENGLISH SILVER COINAGE FROM 1649』
 赤字の頭文字ををとって、通称ESCカタログと呼ばれています。清教徒革命以降の試作品も含めた銀貨だけを解説、掲載しています。このカタログはコインの希少度をR7、R6・・・R2、R、C〜C3で表していて、コインの価格評価は出ていません。R:Rareを意味します。R7は1〜2枚の存在、R6は3〜4枚程度の存在です。写真の本は、1974年発行、少し縦長のA5判、240ページ、forth edition。1992年版もあり、fifth editionです。


ENGLISH SILVER COINAGE- since 1649-』
 上記ESCカタログの2015年版です。6th Fully Revised EditionとなっていてSPINK社から出されています。少し縦長のA5判、680ページ。私は6000円で入手しました。ページ数が約3倍になっているところから想像できるとおり、写真がかなり増え、解説も増えています。ESCナンバーは新たに振り直されていて、王様順に並んでいます。以前は額面順でした。例えばゴチッククラウンESC288は、ESC2571へ変わっています。


ヴィクトリア女王のコインカタログ

『ヴィクトリア女王のコインカタログ』
 世界中のヴィクトリア女王が描かれたコインだけを集めています。Y番号、状態別の値段が記されています。値段は現在とは全く異なります。写真は白黒です。昭和50年(1975年)発行、A5判、142ページ、1500円。


UNITED STATES COINS

『A GUIDE BOOK OF UNITED STATES COINS』
 通称はレッドブック。毎年発行されるアメリカコインのカタログです。手替わりを含め、KMカタログより細かく載っています。この本は2004年版、15.95US$です。A5判、350ページ。


『КАТАЛОГ российских монет и жетонов 1700−1917』
 訳すとこんな題名「ロシアのコインとトークンのカタログ 1700〜1917年」2012年版です。 解説はほとんど無く、数字、記号、写真、図の羅列なので、ロシア語が分からなくても使えます。KMカタログには載っていない、コインの重さ、品位、コイン側面のスケッチが出ています。コインの発行枚数と状態別の評価が載っていますが、何故かUS$評価です。ルーブル評価にしてしまうと、本を作っている間に評価額が変わってしまうからなのでしょうか。他のカタログによる希少度評価が3種類載せられています。分かりやすのはESCカタログと似た評価をしている欄のところです。A5版より一回り小さいサイズ、174ページ。コイン屋さんは処分価格だとして1000円で販売していました。ネットで調べると300ルーブル程度です。1ルーブル=3円程度なので定価ですね。


中國金銀幣目録

『中國金銀幣目録』
 19世紀から1990年までに発行された金銀貨が載せられています。写真は白黒です。著者:林國明。香港で発行されていますが、広告は台湾の会社がほとんどです。返還前に発行されたのでしょう。A5判、390ページ、160HK$。


分類譜

カタログ類  分類譜  手引書  

読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

雑誌  オークションカタログ  即売リスト

『注意せよ、古金銀-競売に潜む罠、だまされるな!-』 の完全版が出ました。 平成28年(2016年)5月31日初版、偽造古金銀研究会編集部、A4判、20ページ、1500円。 サイズがA4となり、写真も大きくなり、追加も有ります。比較や矢印などでさらにわかりやすく解説されています。 分かりやすくて、とても良いです。

小判金、秋田銀判、山形銀判、筑前一分判の精巧贋物をカラー写真、拡大写真、特徴の解説付きで載せています。極印、傷の位置が全く同じ古金銀が、ネットオークション、入札誌へ期間を開けて、繰り返し登場していて、さらに錆の付け方を変え同一品と分からないよう手の込んだ偽装までやっているところを述べています。一品だけ出されたら、見破るのは困難な品ばかり、材質も本物と同じものを使っていると解説しています。


『注意せよ、古金銀-競売に潜む罠、だまされるな!-』
 平成28年(2016年)4月29日発行、偽造古金銀研究会編集部、B5判、22ページ、1500円。


日本貨幣圖史第一巻

『日本貨幣圖史 第一巻』
 昭和39年(1964年)発行、B5判、和綴じ68ページ。当時の売価は不明ですが、私は2010年頃、800円で入手しました。皇朝十二銭の分類解説が内容です。開基勝寳(金銭)、太平元寳(銀銭)の拓も載っています。


改訂版古寛永泉志

『改訂版 古寛永泉志』
 昭和51年(1976年)年発行、B5判、148ページ、3000円。古寛永通宝の分類解説です。約700種類に分類しています。解説は短いながら、実物と対比してみるととても分かりやすいです。古寛永銭の分類は今でもこの本の分類によっています。取引される際にも用いられます。しかし本の入手は難しいでしょう。


穴銭入門 寛永通宝 新寛永の部

『穴銭入門 寛永通宝 新寛永の部』
 これは改定第3版、2005年発行、B5判、162ページ、3675円。新寛永の分類解説です。詳細な解説がとても分かりやすく親切です。全部同じに見える寛永通宝がすぐに別物と分かるようになります。現在も販売されていて、入手は容易です。新寛永の分類はこの本によることが多いです。取引される際にも用いられます。


天保通寳と類似貨幣カタログ

『天保通寳と類似貨幣 カタログ』
 2007年発行、A5判、118ページ、3000円。「収集」に連載されていた特集記事を本にしたものです。天保通宝、琉球通宝、琉球半朱、土佐通宝、盛岡銅山、筑前通宝、玉塚天保が載っています。解説が少なく初心者には少し分かりにくい本です。


天保通宝鑑識と手引

『天保通宝鑑識と手引』
 昭和32(1957年)年発行、B5判、和綴じ56ページ。当時の売価は不明ながら、私は2012年、1000円で入手。これは昭和48年の第5刷です。「天保通寳と類似貨幣カタログ」の解説が少なく分かりにくいため、この本を買って補完しています。注意しなくてはならないのは、分類が異なっていること。現在は大阪銭座、佐渡銭座の分類が銭籍移動されて無くなっています。しかし銭の特徴は同じです。分類の役には立ちます。こちらの本の方が分かりやすく、親切な書き方です。


日本の絵銭

『日本の絵銭』
 1994年発行、B5判、150ページ、4515円。古鋳の絵銭を16タイプに分けて紹介しています。写真は白黒です。1300枚弱の絵銭が載っています。のもすごい量です。


新・一分銀分類譜

『新・一分銀分類譜』
 2003年発行、B5判、144ページ、4725円。天保、安政、明治の分類解説と、傍鋳らしき天保手、安政手の分類解説がされています。すべて拡大写真で紹介されていて、とても見やすいです。


近代貨幣分類図鑑

『近代貨幣分類図鑑』
 1997年発行、B5判、80ページ、4000円。明治の銀貨、銅貨の手替わりを分類解説しています。同じように見えるコインも実は細部が異なっています。しかし打刻が弱かったり、摩耗が進行していると、判別に苦しみそうです。


日本近代銀貨一円銀貨の部

『日本近代銀貨一円銀貨の部』
 2003年発行、B5判、80ページ、3000円。一圓銀貨に特化して、手替わりを分類解説しています。一圓銀貨だけで、上記本と同じサイズです。その細かさは容易に察することができるでしょう。明治コインの極印は手作業で作られているため、微細な変化が多くでき、コインに反映されています。その変化を順立てて追っていけば、コレクターを惑わせる精巧な偽物も排除できるとの考えがあります。


日本近代銀貨50銭銀貨の部

『日本近代銀貨50銭銀貨の部』
 2008年発行、B5判、120ページ、3000円。50銭銀貨へ特化しています。コンセプトは一圓と同じです。明治7、9、10、13年が拡大カラー写真で見られるところが良いです。しかし竜図を上下逆に写しているところが気に入りません。コインをすべてメダルストライクと一律にとらえています。極印を作っていた技師たちは、コインストライクと認識していたはずです。詳細な分類をするならなら、技師たちが見ていたと同じ方向からコインを見て欲しいです。


半両銭逍遥

『半両銭逍遥』
 平成18年(2006年)発行、B5判、220ページ、3000円。1400種超の半両銭を載せ、分類解説していますが格付けはありません。円形方孔銭の意味を考察しているところが面白いです。


五銖興趣

『五銖興趣』
 平成21年(2009年)発行、B5判、248ページ、3000円。1500種近くの五銖銭を載せ、分類解説していますが格付けはありません。

 


手引書

カタログ類  分類譜  手引書  

読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

雑誌  オークションカタログ  即売リスト

世界貨幣大辞典

『世界貨幣大辞典』
 大きさは270ミリ×230ミリです。厚さ46ミリ、重さは2.2kgです。1974年3月15日発行で、定価15000円!と書かれています。内容はすべて日本語で書かれています。辞典なのでアルファベット順に国、コインの銘文、王様の名、他が記載されていて、詳しく解説されています。もう30年以上前の本ですが、今でも十分役立ちます。すべて日本語で解説されているところが嬉しいです。この内容の豊かさ、今売られている本には無いでしょう。


外国コインの収集

『外国コインの収集』
 1999年発行、A5判、64ページ、900円。日本以外のコインはすべて外国コイン、間口が広すぎて漠然としているところを分かりやすく、着眼点を解説、教えてくれています。外国コイン研究会が発行しています。さすが、外国コインをよく知っている人たちが書いた本です。国別、材質別、船などコインへ描かれた特定のものへ注目する集め方、美しいデザインのコインのピックアップと紹介が面白いです。


世界のコイン収集

『世界のコイン収集』
 1985年発行、B6判、324ページ、1800円。コインに関する基礎的な知識、参考になる本の紹介。後半はコレクションのつくり方、年銘別、国に注目、王様に注目他、具体的な方法の紹介。


外国金貨の収集

『外国金貨の収集』
 2003年発行、A5判、86ページ、1000円。はじめに金と金貨の歴史を紹介した後、国別・地域別に金貨を紹介しています。19世紀〜20世紀前半の金貨がメインです。


英国コインの楽しみ

『英国コインの楽しみ』
 平成2年(1990年)発行、B5判、96ページ、1500円。イギリスコインの楽しいところを色々な角度から、書いています。日本語で読めるところが良いですね。イギリス専門ではない人へもおすすめの一冊です。発行は、銀座コインクラブ、銀座コインで販売されています。2012年4月、まだ在庫があります。


古銭語辞典

『古銭語辞典』
 昭和53年(1978年)発行、B5判より一回り大きいサイズ、198ページ、6000円。巻頭にはカラー写真ページがあり、野崎和同、徳川の御紋入り千両箱など貴重な品が載っています。五十音別に、穴銭言葉中心に細かく解説されています。一部外国コインの用語も載っています。参考になります。


日本の貨幣-収集の手引き-

『日本の貨幣-収集の手引き-』
 平成22年(2010年)発行、A5判、212ページ、1300円。平成10年に出された物の改訂版。穴銭は拓、他のコインはカラー写真で解説されています。特定のコインのオークション落札価格も載せられています。大まかな内容は下2冊と同じです。


日本貨幣収集辞典

『日本貨幣収集辞典』
 平成15年(2003年)発行、A5版、324ページ、2000円。↓下の貨幣手帳を新しく書き直したもの。同じコインで状態別に写真を載せて比べているところは面白いです。古銭用語の索引もついています。


貨幣手帳

『貨幣手帳』
 昭和57年(1982年)発行、A5判、250ページ、1000円。皇朝銭前の無紋銀銭〜現行銭まで解説しています。白黒ながら写真も豊富です。裏表紙に載っている「正字丁銀」はダメ品です。日本貨幣カタログに載っていない試鋳貨の写真も載っています。


読み物1

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外国コイン研究

『外国コイン研究』
 外国コイン研究会が年2回、6月と12月に発行しています。A5判、約80ページ、1000円。5号からは本という体裁になったようです。一般配布されていない1〜4号の入手はほぼ不可能なようです。内容は専門的で深いものが多くとても面白いです。連載物、単発物ありで毎号10以上の記事が有ります。


コインとインフレヘッジ

『コインとインフレヘッジ』
 昭和49年(1974年)発行、A5判よりちょっと小さめ、164ページ、1500円。第一次オイルショック、狂乱物価の最中に発行された本。1972年くらいに発行されていたならタイムリーだったかもしれません。インフレヘッジのことはちょっと置いておいて、自分の予算でどんなコレクションを作ろうかなという目で見て行くと楽しい内容です。


アンティーク・コインで資産を防衛せよ

『アンティーク・コインで資産を防衛せよ』
 2012年発行、A5判よりちょっと小さめ、264ページ、1890円。上記「コインとインフレヘッジ」と同じ著者。以前の内容に38年間の著者の感性がプラスされている感じ。著者が言おうとしている核心部分は38年前の著書とブレはありません。下記「カネはアンティーク・コインにぶちこめ!」より深く、コインを分かっている人向けです。


カネはアンティーク・コインにぶちこめ!

『カネはアンティーク・ コインにぶちこめ!』
 平成24年(2012年)発行、A5判よりちょっと小さめ、224ページ、1575円。「投資の大穴」と刺激的な文字が躍りますが、真に受けてはいけません。「コインが好きになって、楽しんだ人が最後に笑う」が結論です。しかし本には直接書かれていません。どうか惑わされないようにしてください。それを分かって読めば面白い本です。キーワードは「コイン目線」でしょうか。


カネはやっぱり、アンティーク・ コインにぶちこめ!

『カネはやっぱり、アンティーク・ コインにぶちこめ!』
 平成26年(2014年)発行、A5判よりちょっと小さめ、200ページ、1890円。結論は「コインでお金儲けしたければ、金貨を買って、しばらくしら売りなさい。」だった。コインを知らなくても、金本位制時代のソヴリンサイズ金貨を毎月買いつづけ、3〜4年したら売り飛ばし、100万円クラスの金貨を買う。ソヴリンサイズ金貨毎月購入は継続する。値上がりしたところでまた売り飛ばし、100万円金貨も同様にする。さらにまとまった金額で高額、希少金貨を買い値上がりを待つ、ソブリンサイズ金貨の購入は継続する。・・・というルーチンを継続するだけでお金持ちになるそうだ。この本では日本コインを全く勧めていない。よって「日本貨幣商協同組合(JNDA)」の存在すら書かれていない。それどころか、「一般社団法人日本アンティークコイン・グレーディング協会」だけを日本でコインを扱い、アドバイスする団体であるような印象を受ける書き方である。読む人の取り方次第であるが、私には上手に表現できないが、何処か不自然な論法、偏った見方、情報供給がなされている印象だ。本の内容とは裏腹に、表紙を飾るのはゴチッククラウン、銀貨です。この本の語りぶり、有り様を表してしますね。


ヴィクトリアン・コインエイジII、III、「狼と香辛料」の貨幣考察

『ヴィクトリアン・コインエイジII、III、』『「狼と香辛料」の貨幣考察』
 2009年発行、B6判、48ページ。売価は忘れてしまいました。3冊まとめて紹介します。イギリスコインの時代背景を詳細に考察しています。小説に出てくるコインがらみのシーンにも注目しています。自費出版のようで、3冊一度に入手できましたが、「I」は未入手です。是非読んでみたいです。


日本史小百科貨幣

『日本史小百科 貨幣』
 1999年発行、A5判よりちょっと小さめ、324ページ、2500円。奈良時代からの銭貨について概説した後、個別に解説しています。例えば、慶長小判金がなぜ17.8gになったのか、品位が85.7%となるのかが分かります。手にしているコインの謂れが分かります。


造幣100年

『造幣100年』
 昭和46年(1971年)発行、A5判、126ページ、1200円。造幣局の仕事を明治4年の開業から昭和46年まで、時代を区切りながら紹介しています。一圓金貨の竜図入り図案が載っています。竜図入りで作ってほしかったですね。造幣機械や作業風景の写真も載っています。


『金融研究』
 日本銀行金融研究所が出しています。この本は1999年9月/第18巻4号となっています。金座、銀座、銭座の概要、江戸時代の金貨改鋳背景と改鋳による経済への影響の考察、金貨、銀貨、銭による三貨制度が出来上がるまでの歴史の流れを概説しています。コレクターが書く文章とは違った目線で書かれていて参考になります。記事の中ではこの本へ登場した、過去の論文を引き合いに出しながら書いている部分が結構出てきますので、過去の本も欲しくなってしまいます。B5版、116ページ。元々は1050円と印刷されていますが、1500円と値札が貼ってありました。


読み物2

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読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

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武士の家計簿

『武士の家計簿』
 2003年発行、新書サイズ、224ページ、680円。加賀藩会計担当の武家が付けていた家計簿を解読し、当時の武士の生活、お金の出入りを書いています。金一両は4000文では有りませんでした。年貢米を銀でもらい、銭に替えて生活しています。今集めているコインが実際に使われていた現場が見えてきそうです。


陰謀の天皇金貨

『陰謀の天皇金貨』
 平成23年(2011年)発行、A5判よりちょっと小さめ、432ページ、1900円。戦後初めて発行された「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」、交換当時は整理券が発行されるほどの人気でした。しかし外国から大量のニセ金貨が国内に持ち込まれ、人気は急落しました。大々的に報道され、外国にまで捜査が及びましたが、その結末は全く報道されず、うやむやにされたように感じていました。日本国最高額面のコインに偽物騒ぎを起こして汚点を付けたのは誰?実名は伏せていますが、かかわった人達の行動と証言をもとに書かれているようです。うやむや感が晴れますよ。


ゴールド新時代への架け橋

『ゴールド新時代への架け橋』
 1995年発行、A5判、320ページ、1700円。お金としての金、工業製品としての金、金はどうしてお金なのか、「金とは何者」について書いています。2000年頃に最安値を記録した時、金は死んだと言われました。金は、以降じり高を続け、2012年では4000円/g以上です。この本の言っていることは当たっているのかな。


古貨幣夜話

『古貨幣夜話』
 昭和58年(1983年)発行、A5判、240ページ、1900円。奈良時代から明治初めまでの貨幣にかかわる話を56話載せています。著者は著名コレクター、深みのある話が満載です。「耳をそろえて持ってこい」はなるほどとうなずきました。


コイン百話

『コイン百話』
 1975年発行、文庫本サイズ、144ページ、550円。コインにまつわる話が本当に100話あります。ただし本のサイズが小さいので深い突っ込んだものはありません。著者は造幣局に勤めていた人なので、造幣局所蔵の品がカラー写真で紹介されています。幕府の備蓄金であった小法馬金(分銅金)、縮小写真ながら明治25年銘・20圓金貨〜半銭銅貨までのセットは見る価値ありです。


エラー銭ものがたり

『エラー銭ものがたり』
 昭和51年(1976年)発行、A5判よりちょっと小さめ、222ページ、950円。本の前半が硬貨、後半が紙幣のエラー紹介に当てられています。エラーの種類を挙げ、解説し、個別のエラーを載せています。写真はすべて白黒です。108〜109ページの安政一分銀が面白いです。表桜枠の桜は20個あるはずですが、縦に7個あるところ、左右一個づつ少ない6個ずつしかなく、合計18個ありません。


貨幣の語る日本の歴史

『貨幣の語る日本の歴史』
 1979年発行、A5判よりちょっと小さめ、278ページ、1800円。お金の流通量をもとにその当時のお金を詳しく解説しています。江戸時代頻繁改鋳された金貨、発行枚数はカタログに記載されていますが、改鋳前の旧貨がどれだけ回収されたがこの本には書かれています。


西洋の紋章とデザイン

『西洋の紋章とデザイン』
 1982年発行、A5判、214ページ、3200円。コインによく描かれている紋章、どんな成り立ちで、どういう約束で作られていうのかが分かります。色を使わなくても、色表現が分かる「ペトゥラサンクタ」を理解できると、金属色一色のコインがカラーコインに変身します。


写真・拓本メインの本

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読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

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100GREATEST ANCIENT COINS

『100GREATEST ANCIENT COINS』
 2008年発行、A4版より一回り大きいサイズ、140ページ、29.95US$です。素晴らしいコンディションと打刻の古代コインが時代順に並んでいます。全ページカラーです。


大英博物館所蔵日本貨幣カタログ

『大英博物館所蔵日本貨幣カタログ』
 2010年発行、A4判、218ページ。元々の値段は不明ですが、2012年8月、アマゾンで送料込み6000円程度で入手できました。福知山藩主、朽木昌綱の穴銭コレクションがメインで紹介されています。大様銭、錫母銭がこれでもかというほど載っています。富本銭、皇朝銭も含めほとんどが伝世品に見えます。海外流通した慶長小判金も載っています。素晴らしい品々です。


『外国コイン研究会創立20周年記念コレクション集』
 2014年発行、B5判より一回り大きい、212ページ。600点余のコインが紹介され、内150点がカラーです。力を入れてやっていらっしゃる方たちの自慢の一品を多く含んでいると思われます。逸品ぞろいの圧巻です。著名コレクターのオークションカタログが出てもここまで、広範囲でトップクラスの品々がそろうことは無いでしょう。 これ一冊が有れば、いつでも世界の名品、稀品鑑賞できます。お勧めの一冊です。 400部印刷だそうです。 半数以上は会員さんへ渡り、一部が販売へ回ったようです。 4000円。


大英博物館秘蔵馬のコイン展

『大英博物館秘蔵馬のコイン展』
 B5判横長、122ページ。売価は不明。1990年横浜・馬の博物館で開かれた「馬のコイン展」に展示されたコインをカタログにして、会場で販売された物でしょうか。白黒半分、カラー半分の写真でコインが紹介されています。馬と人とのかかわりが古く、深いものだと分かります。紹介されているコインも見事なものばかりです。


フランス国立貨幣博物館展

『フランス国立貨幣博物館展』
 25x24cmのほぼ正方形166ページ。売価は不明。1994年、渋谷区松濤美術館で開かれた、渋谷区・パリ市六区文化特別交流展で展示されたコインとメダルをカタログにして販売された物でしょうか。コイン以外のメダルや彫刻もなかなか見ごたえがあります。


世界の金貨と銀貨

『世界の金貨と銀貨』
 2006年発行、A5判、96ページ、1500円。全ページカラー写真です。地域、時代のある部分を切り取って、そこにかかわるコインを金銀貨中心に紹介しています。絶世の美女・クレオパトラもコインへ肖像を刻んでいます。


青寳楼喜寿記念泉影譜

『青寳楼喜寿記念泉影譜』
 昭和48年(1973年)発行、A4を一回り小さくしたサイズ、和綴じ200ページ。非売品と書かれていますが、古本として入手しました。値段は2000円程度だったと思います。小川浩氏蔵品の拓本集です。括り袴丁銀他名品がゴロゴロ載っています。古銭商であったと同時に大コレクターだったのですね。今でもオークションには彼の蔵品だったと銘打った品が登場します。


絵解き金銀座絵巻

『絵解き金銀座絵巻』
 江戸時代の金銀貨を作った、金座、銀座の間取り、道具、作業内容を描いた絵図に、解説を付けたもの。江戸時代の金銀貨がどう出来上がっていくのかが分かります。作業員の出退勤の様子まで分かります。


原色日本のコイン

『原色日本のコイン』
 昭和42年(1967年)発行、A5判よりちょっと縦が短いサイズ、106ページ、680円。前半分が写真、後ろが解説です。大判金の裏面、江戸幕府の手本金、分銅金2種は見る価値ありです。


日本のコイン

『日本のコイン』
 昭和46年(1971年)発行、文庫本サイズ、154ページ、380円。皇朝銭から現行銭まで一通り実物大のカラー写真で紹介しています。外国コインも少し載っています。小さいけどオールマイティと言った感じです。23ページに書かれている「銀貨は磨いても良い」なんてところには古さを感じます。古い本は情報が古いので鵜呑みにできません。コインは磨かないのが一番良いです。


雑誌

カタログ類  分類譜  手引書  

読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

雑誌  オークションカタログ  即売リスト

収集

『収集』
 B5判、100ページ程度、650円の月刊誌です。現在も発行されています。内容は初心者から上級者向けまで色々です。飽きさせません。内容の1/3程度は誌上入札に当てられています。好状態の品が割と安く落札できると思います。「収集」を発行する書信館出版社は、年に一度、貨幣だけの催事とオークションを開催しています。


ボナンザ

『ボナンザ』
 昭和40年〜59年まで発行された月刊誌、読みごたえのある記事を多く載せてくれた一方で、入札にかかわるトラブルもあったようです。


方銭處

『方銭處』
 穴銭専門の雑誌。1992年〜1998年まで季刊で発行されました。B5判、70ページ、1500円。広告がほとんど無く、すべて記事、読みごたえがあります。


コインマガジン

『コインマガジン』
 A5判、20ページ、200円の月刊誌でした。平成11年(1999年)3月号で休刊、キュリオマガジンに吸収されました。少ないページ数でしたが内容は濃かったです。裏表紙に毎回掲載されるダルマ社の広告写真が毎回楽しみでした。


オークションカタログ

カタログ類  分類譜  手引書  

読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

雑誌  オークションカタログ  即売リスト

オークションカタログ:登場する品は好状態な品、希少品が多いです。最近のカタログはカラー印刷です。カタログを残しておくと、博物館級のコインがいつでも眺められるメリットがあります。取引値段の参考もできます。

HESS-DIVO AG

『HESS-DIVO AG』
 スイスのオークション会社です。スイス、ドイツ、オーストリアのコインがたくさん出てきます。コインオークションは春と秋の2回です。ネットカタログが充実しているので、オークション番号とロット番号が分かれば、大きくてきれいな写真が見られます。写真のカタログは2010年秋の物で、古代コイン、金貨、その他の3冊で構成されています。


HERITAGE AUCTIONS

『HERITAGE AUCTIONS』
 アメリカのオークション会社です。写真のカタログは、2011年9月の「The Dr. Norman Jacobs Collection」のカタログです。A4判よりちょっと横が長いいサイズ、140ページ、50US$。日本と日本の技術協力でできた朝鮮コインの売却でした。試作品、珍品稀品の数々が、ものすごい値段で落札されていきました。たった2枚しかなく、市場に唯一出る明治25年銘、5銭銀貨と1厘銅貨も載っています。HERITAGEもネットカタログが充実しているので、オークション番号とロット番号が分かれば、大きくてきれいな写真がいつでも見られます。


銀座コインオークション

『銀座コインオークション』
 平成元年から毎年11月、第3または第4土日の何れかの日に、東京・帝国ホテルで開催されています。出品数は1500ロット前後。日本コイン、外国コインともに多く出品が有ります。写真は平成19年のオークションカタログ。


銀座コインオークション20周年記念

『銀座コインオークション20周年記念』
 平成20年のオークション時、通常のオークションカタログとは別に、金貨100枚のカタログが作られました。溜息もののコインがズラリ並んでいます。写真だけで十分楽しめます。


日本コインオークション

『日本コインオークション』
 ダルマ社が主催するオークション。外国コインの出品が多いです。写真のカタログは2009年の19回オークションで、ロット2001〜2178までを伊集院次郎コレクションとして別に作成したものです。1551年以降のイギリス銀貨の珍品稀品が多く出品されています。ESCカタログと一緒に見るととても楽しいです。


オークションネット

『オークションネット』
 年に数回、フロアーオークション、メールビッドオークションをやっています。年会費4000円を納めるとオークションごとにカタログが送られてきます。最近は中国銭、穴銭が多めな気がします。


『オークションワールド』
 年に数回、フロアーオークション、ネット・メールビッドオークションをやります。最大の特徴は、ネットでもライブ参加できるところです。会場へ行かなくてもパソコンやスマートフォンから会場と勝負できます。


『ミントプラス』
 年に数回、フロアーオークション。スラブコインに特化したオークション。カタログには同評価の過去の落札値やその時点でのスラブ会社ポピュレーションレポートに基づく順位が記載されています。裸コインとは違った値段が付いてくるところには注目です。また注意も必要でしょうか。


財務省近代金貨オークション

『財務省近代金貨』
 オークション2005年から2008年にかけて、6回の公開オークションと7回のインターネットオークションで32,680枚の近代金貨を売却しました。売り上げの総額は57億円。写真は第1回公開オークションのカタログです。13回のオークションカタログを揃えると、32680枚の金貨すべての写真が見られます。しかし写真の質はあまりよくないです。残念ですね。


即売リスト

カタログ類  分類譜  手引書  

読み物1  読み物2  写真・拓本メインの本  

雑誌  オークションカタログ  即売リスト

即売リスト:「買ってください」の広告だけではありません。過去のものを残しておくことで、コインの相場表としても使えます。めったに見ることができない品を写真資料として見ることもできます。

ダルマ

『ダルマ』 社
 A4判、50ページ、カラー写真付きです。ダルマの会員向けで、会費は1万2000円/年です。外国コインがメインで、日本コインも少し載っています。年10回程度の発行。時々超レアなコインをカラー写真で紹介してくれます。とても買えませんが…


ワールドコインズ・ジャパン

『ワールドコインズ・ジャパン』 社
 A4判、50ページ程度の白黒写真付きです。写真は売価1万円以上で片面、10万円超では両面を載せていると思われます。即売リストは金貨、大型銀貨、マイナー貨、日本貨、古代コインに分かれていて、それぞれの即売誌を注文して送ってもらう仕組みです。品数豊富です。

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