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中国 唐 開元通宝 621年 [右から順に、埋蔵品、母銭、伝世品]

中国 唐 開元通宝 621年 [埋蔵品、母銭、伝世品]

埋蔵銭:直径24.7mm、重さ4.2g、状態上。

母銭:直径26.0mm、重さ5.0g、状態佳。

伝世品:直径24.5mm、重さ3.5g、状態佳。  

各々の側面。

埋蔵銭は、一部艶消し金色の当時の色を残しつつ、1000年の時を経た緑青も着き面白い状態です。

エッジはしっかり立っていて、 あまり流通しないうちに埋蔵された感じです。

母銭は、両脇の通用銭より文字サイズが一回り大きく、文字や郭、輪の立ち上がりはシャープです。

郭の内側は、細く擦り拡げられていますが、きれいに仕上げられています。

通字の下から下の輪まで湯傷が入っています。裏面からも達しています。

色は通用銭より白っぽく、灰色に近いです。開元銭自体、かなりカッチリした造りですが、母銭はその上をいきます。

しかし、寛永通宝の母銭を見る目で見てしまうと、ちょっと作りが良い通用銭に見えてしまいます。

寛永通宝より1000年も古いお金です。母銭にも1000年の技術差があります。

伝世品は、1000年以上人の手を渡り流通し続けたお金です。厚さは無くなり、側面は角が取れて丸くなっています。

唐帝国は永遠に続くと考えられ、開元通宝も1000年流通しても大丈夫なように造られたとか…。

唐は300年で滅びましたが、お金は本当に1000年流通し続けました。 驚きとともに感動です。

下の写真は、母銭の穿にピントを合わせて写したものです。穿内の仕上げと、文字の立ち上がりのシャープさが伝わるでしょうか。

開元通宝、穿内側と文字立ち上がり部分

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