モトローダー(PCエンジン)

(作成日・2009/05/01)

  • 発売…日本コンピュータシステム(1989年)
  • 価格…5200円
  • 分類…レース
  • 最大5人プレイ可能
  • 任天堂のゲーム機「Wii」の
    バーチャルコンソールに対応。
    (消費Wiiポイント=600)

時は西暦2015年…
いくつもの新技術開発によって、過去数千年に渡って
人類を悩ませた戦争や貧困、人口問題などは一挙に解決された。
全ての生産活動はハイパーコンピュータの元で効率よくオートマチック処理され、
歴史上初めて人類全てが、王侯貴族の生活を手に入れることが出来るようになったのだ。

しかし、その楽園社会においても、人間の本能が全て満たされたわけではなかった。
多くの若者達は、スリルのない平和な生活に次第に飽きていった。
そして、自ら改造したレーシングカートを持ち寄り、レースを始めた。
いつの頃から『モトローダー』と呼ばれるようになった彼らは、原始的であるが極めて大出力の
ガソリンエンジンを搭載したレーシングカートでサーキットを疾走した。
荒々しいエンジンの爆音は、平和だが余りに平穏すぎる暮らしの中で、
忘れ去られていた『闘争本能』を再び蘇らせたのだ。


操作説明

レースに出場して賞金を稼ぎ、賞金を元手にレーシングカートをパワーアップさせ、
全8ヒートのレースを勝ち抜いて優勝を目指せ!!

  • 十字ボタン…ハンドル操作。操作タイプは2種類ある。(アイテムの項目参照。)
  • IIボタン…アクセル。ボタンを離すとブレーキ。選択した項目をキャンセルする。
  • Iボタン…アイテム使用。選択した項目を決定する。
  • RUNボタン…ゲームスタート。
  • セレクトボタン…普通は使用しないが…

  • 対人プレイは、マルチタップを本体に接続して人数分のコントローラーを接続する。

コントローラーとレーシングカートの対応

プレイヤーが使用する車の色は、マルチタップに差しているコントローラーの位置に対応している。
(車体は、初期状態。)
1プレイヤー
2プレイヤー
3プレイヤー
4プレイヤー
5プレイヤー

ゲームの流れ

ネームエントリー
タイトル画面でRUNボタンを押すと、この画面になる。
対人プレイに参加する場合は、制限時間内に参加する人も
手持ちのコントローラーのIボタンを押してエントリーする。
エントリーしなかったレーシングカーは、コンピュータが担当する。
インフォメーション
表示されるボードには、レースナンバーとLAP(周回数)が表示される。
裏技でプレイ可能なコースの場合は、コースの名前も表示される。
コースの下見
ヘリを操作してコースの下見をする。
Iボタンで減速、IIボタンで加速する。
RUNボタンを押せば、下見を止めてパーツショップへ移動する。
パーツセレクト
レースで稼いだ賞金で、自分の車をパワーアップさせたり、
相手の邪魔が出来るアイテムが装備できる。
最初の所持金は$5000。ハンドルタイプは一番最初に変更しておこう。
左側には、現在装備されているパーツの内容が表示されている。
パーツ装備後、一番下の『END』の項目を押すとレース開始。
対人プレイの場合は、他のプレイヤーの買い物が終わるまでレースは始まらない。
スタート!!
カウントが0になったら、レーススタート!!
ゲートの側にあるのは、残り周回数。
画面下に表示されている数字はガソリンの量。ガソリン切れになると
そのレースはリタイアになってしまう。
画面中央に強制移動させられたり、排気量の大きいエンジンを積んでいると
ガソリンが減るスピードが早い。常に気を配ろう。
レース真っ最中!!
お互いの車同士に当たり判定は無い。
『グレネード』等の妨害アイテムを使って邪魔したり、
なりふり構わず先へ進むか…
但し、先頭に立ってしまうと、障害物に即座に対応出来なくなる時がある。
レースが白熱してくると、ガソリン切れに気付き難いので要注意!!
周回数の多いレースでは、ゴールゲートに入った瞬間、ガソリンが回復する。
一部のロングコースには、入るだけでガソリンが回復するピットエリアがある。
ゴール!!
赤いゲートに入るとゴール。
全ての車が完全にゴールするまで順位は決まらない。
アイテムや強制移動で一気に逆転ゴールインも可能だ。
最後尾でも諦めるな!!
結果発表
レース終了後、結果発表が表示される。
なお、チャンピオンは賞金総額では無く、右に表示されている
『ドライバーズポイント』が、最も高いプレイヤーが獲得出来る。
特に、敵の攻撃を受ける・スピンする・障害物への衝突や強制移動は
『ドライバーズポイント』に影響を与える。

以降、『インフォメーション』→『パーツセレクト』→『レース』…を
繰り返し、8ヒートまで戦い抜くとエンディング。


パーツセレクト


各レース前に必ず『パーツセレクト』の画面が表示される。
レースで獲得した賞金で、パワーアップパーツやアイテムを購入する。
一度購入したパーツ・アイテムは戻すことは出来ないので、買い物は慎重に…

タイヤ

高額な程、グリップ力が上昇する。
序盤は気にする程でもないが、エンジンの馬力が上がるとスリップしやすくなる。
エンジンを換装したら、それに適したタイヤに履き替えよう。

ボディ

高額な車体な程、空気抵抗が低くなる。良いエンジンと組み合わせればターボ無しでも十分戦える。
BODY

$ 1780
BODY+1

$ 2950
BODY+2

$ 5260
BODY+3

$ 8700
BODY+4

$ 10820

ブレーキ

このゲームでは、アクセル(IIボタン)を離すとブレーキが掛かる。
高額な程、ブレーキの利きが良い。
但し、タイヤと比べるとあまり重要なパーツではない。

ハンドル

車の操作タイプを選ぶ。2種類の操作感覚は全く異なるのでレースの前に先に決定しておこう。
高額な程、旋回しやすくなる。エンジンの馬力とタイヤのレベルに見合ったハンドルに買い換えよう。

エンジン

ボディと同様、車のパワーアップの基本。排気量が大きい程、燃料の減りが早くなる。

ターボ

車の最高速度が上昇する。但し、加速するまで時間が掛かるようになる。
排気量の低いエンジンでも、ターボを積めばそれなりに有利に戦える。

スペシャル

スピンした自車の体勢を戻したり、相手を妨害したり、レースを有利に展開させるアイテム。
Iボタンで使用する。但し、一種類しか装備出来ない。使用回数に制限がある。
さらに、一度でも使用したアイテムは、残数が有っても次のレースに持ち越せない。


車の状態

強制移動
スピンやコース外へ飛ばされる等で出遅れてしまった時、
進行方向と反対の画面の端に触れると、車が青いバリアに囲まれて
画面中央へ強制的に移動させられる。アイテム『ワーパー』も同様の効果が得られる。
状況次第で有利に立てるが、加速が鈍いと連続で弾かれ、ガソリンが大幅に減ってしまう。
スピン
エンジンの馬力に対して、タイヤのグリップ力が弱い場合や、
ウェットゾーンに入って急ハンドルを切った場合等で発生する。
走行中にスキール音がした時はスピンの前兆だ。カウンターやドリフトで立て直そう。
但し、敵の攻撃に巻き込まれたり、オイルゾーンに入った場合は、必ずスピンする。
ジャンプ
コース内に設置されているジャンプ台か、アイテム『ホッパー』を使うと車がジャンプする。
ジャンプした瞬間から、着地して車体のバウンドが収まるまで、自車の操作は出来ない。
そのため、勢い余ってコース外へ突っ込んでしまうことがある。
逆にスピードが遅いと、障害物が越えられない。
ガス欠
搭載されているガソリン(コースによって、積載量は異なる。)が無くなると
画面下の表示が『EMPTY』に変わり、自車が点滅し、徐々にスピードが落ちてくる。
さらに約1秒間、このままの状態が続くとリタイアになってゲームオーバー。
排気量の高いエンジンを積んでいると、ガソリンの減りが早い。
また、強制移動させられる毎にガソリンが減っていく。
レースが白熱すると意外と気付きにくい。注意しよう。

地形・障害物

※名称は便宜上の物で、公式ではない。
ジャンプ台
必ず、どちらかの路肩に寄せて設置されており、
コースの地形に合わせて縦、または横向きに向いている。
なお、ジャンプ台の両側は壁になっていて、通過出来ない。
大抵の場合、ブロックかオイルゾーン等の他の障害物と組み合わせている。
オイルゾーン
コース中央に設置される障害物。通過すると必ずスピンする。
ジャンプ台との組み合わせか、ゴール手前に設置されていることが多い。
ウェットゾーン
水で濡れた状態になった路面。強引なハンドル捌きはスピンの元。
ピットエリア
斜線が引かれている部分に入るだけで、ガソリンが満タンになる。
一部の隠しコースに存在。
ブロック
路上に飛び出た障害物。ジャンプ台と組み合わせて登場する事が多い。
分離帯
コースを二手に分ける地形。交わすのは簡単だが、強制移動などで
中央の島の部分に入ってしまうと、脱出に手間取ることがある。
斜め向きになっていたり、ウェットゾーンと組み合わせているコースもある。
パイロン
一部の隠しステージで登場する障害物。通過出来ない。
警告標識
一部の障害物や地形が現れる寸前、コース中央に出現する。
[!]は、オイルゾーンやジャンプ台を示す警告。
一部の隠しステージでは、これらの表示は出ない。
指示標識
一部の障害物や地形が現れる寸前、コース中央に出現する。
矢印は、直角カーブや急カーブ等の表示。
一部の隠しステージでは、これらの表示は出ない。

その他の地形。これ以外にも様々な形の地形が登場する。狭い地形を抜けた後は、オイルゾーンが現れる事がある。


コース概要

すいません。現在、攻略中です…


テクニック

―コンピューターのクセを見抜こう―
レースを見ていると判るが、コンピューターにもある程度個性がある。
序盤から良いエンジンやターボを装備する者や、逆にあまりパワーアップに拘らない者。
パワーアップに目もくれず、妨害系アイテムばかり装備する者…
共通する事は、ちょっとおバカなところがあり、直角カーブやオイルゾーン等にあっさり引っ掛かってしまう。
このクセを覚えておけば、ゴール寸前で自分が最後尾でも逆転出来る可能性もある。

―アイテム選択は慎重に…―
『グレネード』や『ボンバー』で、相手の妨害しながら進むか、
良いエンジンやターボを搭載して、相手をブッ千切るか…
悩ましいところだが、ロングコースで『グレネード』や『ボンバー』を装備するとガス欠になる恐れもある。
レース前の下見と、自分の車の状態を見て検討しよう。

―先頭に立ったら要注意!!―
レースに勝利するためには、常に先頭に立つ事は言うまでも無いが、
先の障害物や急カーブに対応出来なくなる場合がある。
レース前の下見で、しっかり確認しておこう。

―『グレネード』と『ボンバー』の違い ―
『グレネード』は発射すると、前方へ一定距離を飛んでから爆発する。
爆弾そのものに当たり判定は無い。狭い地形やゴール前で使うと、大逆転が狙える。
それに対して『ボンバー』は、車の真後ろに発射後、すぐに爆風が発生する。
そのため、先頭に立って後続に不意打ちを食らわせるのに向いている。

ちなみに両方とも、発射したプレイヤーにも爆風の当たり判定があるので、使いすぎは自滅の恐れも…

―オススメ装備?―
1人プレイ限定ですが筆者の場合、レースを始めて最初の買い物は『HANDLE B($ 0)』『エンジン2400cc($ 4750)』『ガスタンク($ 250)』。
これで最初の資金$ 5000を使い切ってレース開始。 よほどのミスをしない限りは、ほぼ確実に1着がとれます。
1着賞金の$ 10000で『BODY+3($ 8700)』を購入。あとは『HI-TURBO($ 22000)』を手に入れるまで、暫く貯金…
『HI-TURBO』は排気量の低いエンジンでも立ち上がりが早く、それなりに威力を発揮してくれるのでオススメです。
あとは、『HANDLE B+1($ 150) 』『HG-TIRE($ 3250) 』を購入して、エンジン『4800cc($ 11500) 』に換装するのはレース終盤。

まぁ、人それぞれなんで、色々弄くって楽しんでください。

―続編について―
テクニックではないけど、続編について少し触れておきます。
当時2つ共持ってたけど、手放しちゃったもので…

『モトローダーII』…1991年3月発売。
4つの難易度のコースがあり、車種も3系統(4輪車・タンク・ホバー)から選択。アイテムも増えた。
コースがそれまでの上下左右方向ではなく、画面上へ向かうように変更された。
そのため、ドライブテクニックよりも、アイテムによる妨害中心のレース展開になっている。

『モトローダーMC』…1992年12月発売。
年齢制限で『モトローダー』への参加資格が得られない少年少女達による、小型車限定のレース。という設定。
スーパーCD-ROMで発売されたため、コースも大幅に増えた。
使用する車が非常に小さく、コースが画面全体に表示される。
ちなみに『MC』とは『マイクロカート』の略。


裏技

途中参加 対人プレイで順位発表画面の時、使っていないコントローラーの [Iボタン・IIボタン・IIボタン・Iボタン]を順に押す。
名前の変更は出来ないが、次のレースから参加出来る。
サウンドテスト
名前登録で、『MUSIC』か『ART88』と入力すると、この画面に切り替わる。
ゲームで使用される全ての曲を聴くことが出来る。
サウンド変更 レース中に、ポーズをかけてセレクトボタンを押しながらIボタンを押すと、
BGMの変更が出来る。通常はレース中に流れない、オープニングやエンディング曲も使用可能。

隠しコース

タイトル画面で以下のコマンドを名前登録画面になるまで押しておく。対人プレイでは、誰か代表で入力すれば良い。
ちなみに隠しコースでは、インフォメーション画面でコースの名前が表示される。
世界のコースA Iボタンと方向キーの上、または下を押しながらRUNボタンを押す。
実在の有名サーキットを模したコース。警告表示がある。
ロングコースが多く、ガス欠に注意。
世界のコースB IIボタンと方向キーの上、または下を押しながらRUNボタンを押す。
実在の有名サーキットを模したコース。警告表示がある。
ロングコースが多く、ガス欠に注意。
最難間コース Iボタンとセレクトを押しながらRUNボタンを押す。
ロングコースが多く、ひねくれた地形が多く出てくる。
警告表示は、一切出ない。
トラップコース IボタンとIIボタンを押しながらRUNボタンを押す。
難しいコースだが距離は短いコースが多く、警告表示もある。

戯言

PCエンジンに数多く存在する『接待ゲーム』の中では、一番のお気に入りのゲームです。
当時は、兄貴や従兄弟たちと良くプレイしていました。
ウチの場合、対戦ゲームは必ず罰ゲームが有るので、みんな真剣…
如何にして序盤で早くパワーアップさせて先頭に立って、『ボンバー』で後方の他プレイヤーを虐めるか…
ターボでカッ飛ばしながら、『ボンバー』で後続を蹴散らしながら突き進むのは、病み付きになりますよ。
中古でも結構な値段が付いていましたが、幸いな事に『バーチャルコンソール』で低価格でダウンロード可能になりました。
車同士の当たり判定も無く、操作法も非常に簡単なので、レースゲームが苦手な人にもオススメです。
この機会にぜひプレイしてみてください。

『ボンバー』使いすぎで、ケンカにならないようにね…(^^;ゞ

ちなみに、1990年発売の『ボンバーマン(PCエンジン版)』のプレイヤーキャラクターの色は、
このゲームの車の色と同じ配色になっているのに気付きました?
同じ『接待ゲーム』として、どちらからでもプレイしやすいように配慮したんでしょうねぇ。

2009/05/01


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