甲斐武田を探検っ!!

       椹池(さわらいけ)

 

 史跡一覧へ

 人物一覧へ

 トップへはこちら→

ns035

史跡・関係地名:椹池

住所:山梨県韮崎市旭町上條北割

場所のわかりやすさ:○

駐車場:○

説明板:×

売店:○

地図:

 

関係人物:甘利信忠(昌忠)など

<甘利山の伝説>戦国時代、甘利の庄を領していた甘利氏。ある日、当主甘利昌忠の子が山に遊びに来て「さわら池」でフナ釣りをしていました。するとそのとき、とても大きな毒蛇が現れ、子供を池に引きずりこんで行方不明となってしまいました。

怒った昌忠は甘利の庄の人々に蛇退治を命じました。人々は池の周囲のサワラの木を切って池を埋め、村から汚物を運び池に投げ込みます。あまりにも苦しくなった蛇は赤牛に化けて池を飛び出し、甘利山奥にある大笹池にむかいましたが、後にはさらに逃げ野牛島地区にある能蔵池に逃れ、行方がわからなくなりました。

この一件の後、昌忠は子のために働いてくれた領民に対し、お礼として甘利山一帯を領民に与える事としました。近年までこの文書は残っていたと伝わります。このことが甘利の庄の領民の生活に大きな役割を果たしてきました。

伝説に残る甘利昌忠はご存知の方が多いはず、実在の人物です。若き武田信玄の重臣として活躍した甘利虎泰の子です。後年は信忠と名乗ったと言われます。彼は天文十七年(1548)上田原にて父が討死すると、信玄の命で父に代わり甘利衆を統括し重臣としても活躍。さらに西上野(現群馬県西部)侵攻時には、その外交面で大きな役割を果たしていたと考えられています。

 

<甘利山登山のスタート地点>甘利山に向かう林道脇にある「椹池」。こちらには20台停めることのできる駐車場があるので、甘利山登山のスタート地点として利用されることも多いようです。ここから甘利山までは1時間目安で行くことができます。ただ林道が頂上近くまで続いていますので、手軽?にハイキングを楽しみたい方などは通りすぎてしまう方も多いのではないのでしょうか。春のツツジが大変有名な甘利山、恐らくその季節は混雑するはずです。また、冬期(11月下旬〜4月下旬)は林道が閉鎖されてしまうようなのでご注意ください。

ひっそりとした池。今回は人の気配もあまりなく、のんびりすることができました。

甘利山頂上付近からの眺めの一部。晴天であれば、更なる絶景が目に飛び込んでくるようです。

周辺の甲斐武田氏関係地:大輪寺白山城武田八幡神社など

参考文献:甲斐国志・韮崎市「甘利山の自然」(白鳳荘配布物)・甘利山ガイド/韮崎市商工観光課・新編武田信玄のすべて/編柴辻俊六など

<2012/10/7>