甲斐武田を探検っ!!

       阿難坂

 

 史跡一覧へ

 人物一覧へ

 トップへはこちら→

mt012

史跡・関係地名:阿難坂(女坂・女坂峠)

住所:山梨県南都留郡富士河口湖町精進

場所のわかりやすさ:△

駐車場:×(精進湖畔から約1時間)

説明板:○

売店:×

地図:

 

関係人物:武田氏・九一色衆・徳川家康・織田信長など

<中道往還>甲斐と駿河を結ぶ道の一つ、中道往還。「身延路」と「若彦路」の間に開かれたことから「中道(なかみち)」と呼ばれたと伝わります。武田氏の時代にも使用され、甲駿国境付近の在地武士団「九一色衆」が中道往還警護をしています。比較的有名な話は、武田家滅亡後。甲斐に入った徳川家康は同じく甲斐に入った織田信長の接待のため、中道往還を徹底的に整備して信長の通行時、難儀のないようにした・・・のだとか。織田信長はさぞ阿難坂から見える綺麗な富士山を満喫したのでしょう。皆さんにも素敵な富士山をお見せしたかったのですが、曇天・・・、ゼヒ自身で確認ください!

そのような「中道往還」、今回は富士五湖の一つ「精進湖(しょうじこ)」から甲府方面に向かいました。

<歴史をさかのぼって>自動車は精進湖畔に。近隣に「パノラマ台」という絶景ポイントがありますので、そちらも絡めたい!というかたは町営駐車場が西方にありますのでそちらをご利用ください。

 

精進湖畔駐車場に駐車したら早速山に歩き出します。左上が精進湖、駐車場です。

 

湖畔駐車場のホボ正面、「青」が目立つ「かどや」さん横を入っていきます。道路は舗装され近代化されてはいますが、周囲の家々は風情を感じさせてくれます。

 

徐々に登り坂になり、さらにしばらく進むといよいよ舗装された道はおしまい。道も九十九折となり、くずれている場所もありますが歴史を感じる石積みが見られるようになります(右上写真)。

 

じっくり歩いていくと、とうとう石積みも見られなくなり、登り坂のみに。そうは言っても「中道往還」、道幅はせまくはないのでその点は安心して歩くことができます。そうして自然と歴史をかみ締めながら歩くこと1時間程度。空が大きく見えてきたな・・・と感じられるようになったら峠はすぐソコ!

 

指導標と説明板と石像が待つ峠に到着です。中道往還をそのまま進むと右左口(うばぐち)峠を越え、甲府盆地へ。左は三方分山、右は王岳へと続く登山道となります。登山道と中道往還、明らかに道幅が違うので確認してみてくださいね。

 

 「阿難坂」という名称、「難所」という意味があるのだとか。またこの周辺では「ヲナン」とは女性の意味なのだそうで、「阿難坂」→「アナンサカ」→「ヲナンサカ」→「女坂」と変移していったのでは?とも考えられています。ちなみに「坂」には「峠」の意味もあるそうです。

歴史をかみ締めることのできる場所、よいですね。山中の路は古くからの雰囲気を色濃く残した場所が盛りだくさんでした。

周辺の甲斐武田氏関係地:本栖城など

参考文献:甲斐国志・新版アタック山梨百名山/山梨日日新聞社など

<2013/4/24>