甲斐武田を探検っ!!

       中山砦

 

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史跡・関係地名:中山砦

住所:山梨県北杜市武川町三吹

場所のわかりやすさ:△

駐車場:○(峠に2〜3台)

説明板:○

売店:×

地図:

関係人物:武川衆・山高信直・柳澤信俊など

<甲州流の砦>長野県との県境に近い北杜市武川町にある中山は現地表記によると標高888メートル。武田氏の時代、この地には「武川衆」という武士集団がいました。この頂上に武川衆が警護したという中山砦があります。行き方は、武川町中山峠付近に自動車を停め、そこから中山頂上展望台に向かい30分程度でしょうか、登る登る・・・。山慣れしていない私はかなりのペースで休憩とりながら登りました。

 

しばらく登り、尾根上を進むと、突然堀切と土橋が出現します。しっかり残されていますので、容易に気づくはずです。

 

上の写真が堀切と土橋。写真でもわかりやすい?はず。さあいよいよ!と思い土橋を越え、足取りも軽くなりますが・・・

 

ソコは展望台でした。主郭はもう少し歩きます。しかし、展望台からは晴れていれば南アルプスの甲斐駒ケ岳、さらには八ヶ岳も見ることができます。天気に恵まれ、大変綺麗でした。展望台付近の遺構の有無はわかりませんでしたが、堀切もあるのでこの場所も何か軍事的に用いられたのでは?と思いますよね。

 

展望台を過ぎ、しばらく歩くと二本の堀切と遭遇。相変わらずくっきりと残されています。ここを過ぎるといよいよ中山砦主郭部。

 

 

周囲に土塁を巡らせた主郭には、説明板や三角点があります。説明板をじっくり見てから周囲を散策するのがよいでしょう。

 

主郭周囲は土塁で囲まれ、ほぼ中央部にある土塁により北部・南部で区切られています。また主郭の中間付近東側には虎口も確認できます。

 

虎口周辺には二〜三段の腰郭があります。写真とラインの引き方、下手すぎですみません・・・。

 

 

主郭南側には三日月堀と丸馬出もあります。このような山奥の砦に武田流の防備を固めた痕跡が残されていることに感動です。

 

主郭には北方から入りましたが、南方と北西側の尾根沿いにも堀切があり、敵を遮断する意図がはっきりわかります。写真は北西側の堀切。ここも見事に残されています。

<国境警備そして最前線>武田氏統治時代は信濃国境を警備する砦であり、武川衆が警備していましたと思われます。特に武田氏滅亡後の天正壬午の乱の際は、北条軍が上野・信濃経由で甲斐に侵攻。駿河より北上した徳川軍と睨み合います。中山砦は徳川方に属し、山高信直と柳澤信俊などの武川衆が警護し、諏訪方面などの監視を行います。そして北条方の間者を討取るなどの戦功をあげます。

周辺の甲斐武田氏関係地:柳沢氏館跡柳澤寺跡横手氏館跡など

参考文献:山梨県史・天正壬午の乱/平山優・「北杜の戦国時代」パンフレット他

<2012/4/10>