甲斐武田を探検っ!!

 

一宮浅間神社 

 

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笛吹市一宮町の一宮浅間(あさま)神社。国道20号線(勝沼バイパス)、甲府方面から笛吹市一宮町内を走ると左手に大きな鳥居が目に入ります。この鳥居の奥が甲斐国一宮浅間神社です。

 

 

勝沼バイパスから大きく見える鳥居横の道をすすむと、今度は石鳥居に突き当たります。この石鳥居のすぐ右わきに10台くらいの駐車場がありますので、こちらに駐車しあとは見所たっぷりの境内をゆっくり散策ですね・・・

浅間神社は、第十一代垂仁天皇八年(約2000年前)神山の麓にお祀りしたことが始まりです。現在ここは摂社山宮神社となっています。第五十六代清和天皇の貞観七年(865)、木花開耶姫命を現在の地にお祀りしています。浅間神社は延長五年(927)の延喜式内社(えんぎしきないしゃ)のうちの一社であり、また明治四年五月十四日、国幣中社に列格されています。

浅間神社、当然というべきか武田家とも関係は深く、特に信玄は深くここを信仰してたようで、自詠の短冊などを奉納しています。ちなみに、甲斐国二宮は笛吹市御坂町の美和神社、甲斐国三宮は甲府市にある玉諸神社となっています。美和神社には特に武田義信ゆかりの品が多く残されています。こうしてみると、一宮・二宮は甲府盆地東側(笛吹市)、三宮もはほぼ中央にありますよね。かつては現笛吹市に甲斐の国府があったといわれていますので、その影響・・・ということでしょうか?実際に国分寺跡・国分尼寺跡・寺本廃寺・国府地区などなど、笛吹市内にはかつての繁栄を思い起こさずにはいられないモノが多く残っています。もちろん武田氏も笛吹市内の石和町小石和地区、八代町内、石和町市部地区(もしくは甲府市川田)などを拠点にしていたということが伝えられています。

なお、神幸祭(おみゆきさい)というお祭がこの神社で毎年4月15日に行なわれます。天長二年(825)から行なわれている、それは伝統のあるお祭。かつては甲斐国第一の大祭と称されたそうです。竜王にある三社神社に神幸の上、川除祭(水防祭)を行なっています。春になると、特にこの笛吹市周辺、花は咲くわ祭りはアチコチでやってるわで、楽しく浮かれる山梨県です。浅間神社の境内も広く、四季折々の顔を見せてくれる、自然豊かな場所です。

拝殿は東向きなので、鳥居からまっすぐくるとこんな感じに拝殿が見えます・・・↑

 

御祭神・・・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

山火鎮護、農業、酒造の守護神、そして婚姻、子授安産の神様として崇敬されています。

 

浅間神社の文化財として、以下のようなものが指定されています。

・紺紙金泥般若心経 附武田晴信自筆奉納包紙(重要文化財)

  第百五代後奈良天皇御宸翰。

・浅間神社摂社山宮神社本殿(重要文化財)

・太刀 銘国次(県指定文化財)

  武田晴信公奉納、刀身三尺一寸五分。寛正・永正頃の作。

・太刀銘一徳斎助則(県指定文化財)

  刀身三尺四寸八分。地元の名工一徳斎助則の作で、明治二十三年(1890)作。

・一宮浅間神社の夫婦梅(県指定文化財)

  紅梅八重桜

・一宮浅間神社拝殿 附旧材1枚(笛吹市指定有形文化財)

・武田信玄公和歌短冊(笛吹市指定有形文化財)

  うつし植る初瀬の花のしらゆふをかけてそ祈る神のまにまに   信玄公自詠だそうです。

・浅間神社摂社山宮神社の夫婦杉(笛吹市指定文化財)

・浅間神社摂社山宮神社のカタクリ群落(笛吹市指定文化財)

 <2006/9/14 2008/8/20修正>