YMGT様開始です。
うちのお客様からの紹介出来て頂いて、在庫車を何台か見てもらってこのミニで作ることになりました。
しっかりとした整備をしたいと思います。
楽器を載せられるそうなのでその辺りも踏まえて整備内容を考えていきます。

このミニですがフロントエプロン下が丸く加工されているんですよね。
正面から見るとミニ全体が丸く見えて可愛いんですよね。
このミニ数年前に九州から仕入れたんですよね。
その時に持ち主の方に次に大事にしてくれる方にお願いします。。。と託されました。
引き取りに行ったときが懐かしいです。
まず、エンジンの掛かるミニで作業を開始する時は、出来るだけ分解する前に状態を確認します。作業が1度で終わるので効率的です。
クーラーのサーモアンプの不良でした。
他の部品も色々点検していきます。
運転席側のウィンドウチャンネルも錆びているようです。
後で交換です。
うちのミニに乗ってもらって
「ミニってあれこれ壊れるとか。。」聞いてたけど
特に何もないね。。。
って感じで気になる事なく乗ってほしいんです。

そして、ひたすら洗います。
22年分の汚れを洗い落としていきます。
作業が終了する頃には完全に乾いているので、
完成する前に防錆処理もします。
偶然にも低走行距離のエンジンを手に入れることが出来たので
このエンジンOHして載せる事にします。
こちらも分解前にひたすら洗います
ブロック内が錆びていたので分解前に錆を取る処理をしました。
エンジン完成したら改めてブロック内の防錆の処理も考えています。
ブロック内の錆が酷くなると熱交換が悪くなって、容量の大きなラジエーターでもヒート気味になることがあります。
ラジエータ替えたのにヒートするとか頻繁に電動FANが回るという方、この辺りの可能性もあります。
シリンダーヘッドの作業です。
バルブを取って軽く洗って内燃機屋さんに修正面研をお願いします。
ある程度の距離を乗ったヘッドで今まで変形していないヘッドはまだないですね。このヘッドの状態が良くバルブガイドの摩耗がほぼ無かったです。
バルブは旋盤にかけてきれいにしていきます。
最後に磨いてなるべくツルツルにします
なるべく汚れの付きにくいようにです。
ヘッドが面研から帰って来たので、バルブシートを修正して
摺合せをして、バルブの当たりを光明丹見てから
改めてしっかり洗って組み付けです。
続いてミッションOHです。
これはドレンボルトのネジ穴が痛んでいたので
タップでネジをきり直してリコイルを入れていく作業です。
ミニのドレンボルトは鉄製、ミッションケースはアルミ、ドレンボルトワッシャーは銅製、銅製のワッシャーもオイル交換の時に毎回替えればこういう問題も起きないのかもしれませんが。。。まぁ銅は堅いですよね
ちなみにうちは樹脂製のワッシャーを使っています。
やっぱりって感じですが、低走行でブッシュもシムも残っていました。
ブッシュ、シムを新品に交換してベアリングの点検等です。
またひたすら洗って、ギア点検しながら不良部品を交換です。
今回は1速ギアのテーパー部分がはがれてて交換になりました。
何でですかね。。。2速3速は全く問題なく。。。
後はボークリング、サードモーションベアリング等のいつも交換する部品で大丈夫でした。ですが無条件にて交換です。
エンジン作業です
ピストンも全く減って無くて汚れは凄かったですが、
ピストンリングは交換です。
この辺りの部品も昔は交換してなかったんですが、今はほぼ交換する部品になりました。
ブロックの点検洗浄です。
低走行だけあって。。。
1つのシリンダーにつき6か所
全シリンダーで諸元表の数値より狭いという状態でした。
まぁ狭いと言っても千分の一桁程度ですが)
ブロック状面のひずみもほとんどなく調整しながら砥石で擦っていきます。
全てきれいに洗って、。まさにこれから組むという状態です。
ここが楽しいんですが、すぐに終わるんですよね(笑)
親メタルも状態の悪い物なかったのですが新品に交換です。
完成です。
これからヘッド、ブロック、ミッションのドッキングですが、
こういう作業は途中で手を止めたくないので、平日の夜にします。
スターターのOHです。
アーマチュアも減ってなく、ブラシもまだまだ使えるようです。
動作のテストをして完成です。
ブレーキマスターシリンダーのオーバーホールです。
リザーブタンクを止めるピンは割りピンに交換します。
シリンダーについているプラスチックのバンドも切って完成です。
こうしてると1度オーバーホールしているとすぐにわかるので目印になります。
ヒーターユニットは2スピードの物を使用します。
この年式のミニだと通常はオンオフしかないですがこちらの方が便利です。
新品のコア新品のジョイントを組み込んで取り付けです。
フロントキャリパーのOHです。
この辺りの作業もひたすら洗ってキズの有無やピストンが使えるか交換なのかの判断です。
今回もすべてキャリパ―ピストンは交換です。
ピストン上7o位までのキズなら再使用できるんですが、どのピストンも傷が深かったりキズの幅が大きかったりで交換になりました。
使用するのは純正ではなく、ステンレス製のピストンです。
クラッチマスターとレリーズのOHです。
今回、マスターシリンダーをあえて容量の大きなAP製のプラスチックのリザーブタンクの物にしたのですが、96年式のミニにはヒューズBOX(96年式のみエンジンルームブレードヒューズBOX)が邪魔してこの少し大きなAP製のマスターは使えなかったので
この後うちのストックの
メタル缶のマスターをもう一度OHして組み付けました。
まぁメタル缶の方が雰囲気が良いしカッコ良いんですけどね(笑)
リアの足回りですが、
前後ともスーパーハードのコイルスプリングが入っていました。
楽器を載せたりされるそうなので今回はこのスプリングは使いません。

少し写っていますがマフラーサイレンサーはRC40を装着します。
使用するスプリングは
フロントハードのリアはソフトのセットを使用します。
ラジアスアームのシールリングが切れていたので交換です。
リアのハブベアリングのOH
ホイルシリンダーOH
新品のリアシューを付けてブレーキホースを交換して完成です。
右のフロントハブのOHです。
右側のハブベアリングに傷は見られたので新品に交換です。
左は状態も良くグリスを入れ直して完成です。
傷の有無も1度奇麗に洗わなければわからないので時間はかかりますが、丁寧にやっていきます。
フロントサブフレームを降ろしてステアリングラックブッシュの交換です。
この状態だと交換が楽にできます。
白い方が付いていたブッシュで
黒い方が新品のブッシュです。
白い方は外す時にボロボロになります、これで路面からのハンドルの抵抗を抑えるので負担が掛かります、このミニもガタガタでした。
発進時コトコト音がする方はここが悪いことが多いですね。
アッパーアームも1度ばらして点検ですがナックルジョイントは無条件で交換です。
このミニもナックルジョイントのナイロンカップが破損してました。
ナックルジョイントと直にアッパーアームに当たっていましたが
アッパーアームに傷はなく再使用可能でした。
車体が上下するたびにギコギコ音がするようならここかも知れません
  サブフレームの錆を落としてから錆処理と再塗装をしたフロントサブフレームにスプリング等部品を組み込んできます。
このサブフレームも変形は全く、ボディ側も歪みなしです。
非常に良い車体です。
  ブレーキライン等、
組んだら車両に装着していきます。
  今回交換するサブフレームマウントですが、(上が付いてたあもので半分から下が新品で取り付けるものです)
フロントとリアのマウントは軟質タイプのゴムマウントで
タワーマウントはウレタンを使います、これにも理由があって軟質の物を使うとマウントのゴム自体が回転したり、動いたりして、タワーボルトが削れたりで走り方によっては早い段階でダメになったりするので硬いウレタンを使います、ウレタンはオイルに弱いと言われますが、タワーマウント辺りにオイルが掛かることがないので問題なく使用できます。
  ロアアームブッシュですがいつものエーボンバー製です。
少し高価ですが1度替えておけばずっと問題ないです、ずっとというのも曖昧ですが、うちで使い始めてから10年くらいになりますが、エーボンバー製のテンションロッドブッシュ、ロアアームブッシュ共にまだ1台もダメになって交換していません。
  燃料タンクです。
フロートを中に燃料の入らないタイプの物に交換です。
  燃料ポンプも交換です、これが止まると勿論エンジンは掛かりませんからね。
エンジンが掛かっている時にはずって回っていますので、ミニを製作するときは交換したい部品です。
  残りのエンジンの部品も入ってきたので
ヘッドとブロック、ミッションをドッキングさせていきます。
最近使用しているエンジンのオイルポンプですが
非常に品質が良いです、
このポンプを使いだしてからトラブルはありません。
今の所油圧が下がったというミニは1台もないですね
現在1300cc用の物しかないので
100CC用の物も販売してほしいですね。
組み付け中ですが、見えずらいですがミッションケースの下辺りのみ液体ガスケットをうっすら塗ってからクラッチハウジングを組み付けます。オイルがつかる辺りまで塗っておきます。
エンジンを分解してるとなんでもかんでも液体パッキンを塗りたくっているエンジンもありますが、意味ないのに高逆効果の箇所もあります、エンジンのこと知ってるんかな。。。?
と思うほどの組み方をしてあるエンジンもたまに見たりします。
エンジンは信頼できる方に組んでほしいですね。
一旦組むと中は見えないですからね。
クラッチアームとプランジャーとクラッチディスクです。
クラッチ交換する時は
いつもアームとプランジャーもセットで交換してます
ミニのメカニックの方が見られてたらここは交換してほしいです。
これを交換することでクラッチがすごく軽くなります。
ミニでノーマルクラッチで操作が重いという方はここが摩耗してる方がほとんどだと思います。
点接触からだんだん削れて面接触になることで重くなります。
重くなるとマスターシリンダーやレリーズシリンダーにも負担がかかるんですよね
クランク角センサーも交換です。
この部品が不良になるとトリッキーな症状で不良になることがあって
不良時の症状が一定ではなく色々あって、悩むところです。
エンジンの完成です。
先日のトップページでも紹介しましたが
シリンダーブロック内の防錆処理もしました。
今後のエンジンOH作業時には少しでも錆が見受けられればしようと思います。
それくらい良い成果見込めそうです。
日々進化ですね。
そして
さくっとエンジンを載せました。
マニホールドのスタッドボルトも交換です。
熱が加わって錆びていることが多いです。
シフトBOXのゴムマウントの交換です。
こういう部品も10年前には替えてなかったんですが、
最近は交換部品になりました。
どこが写ってるの。。。。?
って感じですがシフトBOXの取り付けボルトの穴を少し長穴にして
微調整しますゴムマウントに負担が掛からないようにです。
ダウンパイプも新品に交換です。
ステディロッドの追加ロッドですが、
エンジン左下に付けるプレートの肉厚がしっかりあって変形しない部品です。
ステアリングシャフトの取り付け部分の割りを長めにする加工です。
これでシャフトのスプラインがなめることはありません。
たまに業者の方から割り入れの長さを教えてくれと言われるのですが、
エアバック車のシャフトの割りと同じくらいで良いと思います。
   メインリレーの交換ですね。
インジェクション車にとって重要なリレーですので交換します。
端子部分の点検も忘れずにしておきます。
   エンジン始動です。
すごく静かです。
新メタルや新品ピストンリング等、動く部分も新しい部品でいっぱいですので
いつも慣らし運転をお願いしています。
ここからまとめていく作業で、ここからまた時間を掛けて調整増し締めとう
完成までまだ時間が掛かります。