
| 筑波大学附属高校が大没落 |
筑波大学附属高校は“沈んでいく舟”![]() ▽都内の国立大附属高校の没落が止まらない。あの筑駒でさえも、最近は不振で、3年連続して東大合格者数を下げている。 ▽国立大附属高校没落で象徴的なのが、筑波大学附属高校の凋落ぶりだ。かつて東大に50〜60名輩出していた頃の元気はまったくない、進学実績は落ちに落ち、ついに東大合格者が25名にまで減少してしまった。戦後以来、過去最低の実績である。 ▽東大だけではない。今年の一橋大学は4名、東工大は7名という悲惨な実績だ。今の筑波大学附属高校に、かつての面影はない。筑波大学附属高校は、“沈んでいく舟”となってしまっているのだ。 凋落の原因は放任教育と異常な通塾率の高さの敬遠 ▽近頃、国立大附属高校が敬遠されている理由として、放任教育の学校を敬遠する風潮があることがあげられる。 ▽国立大附属高校は、そもそもは教育研究の実践校であるから、学校の授業と大学受験入試は乖離しているし、教育実習生の授業が非常に多い。そのため、大学受験は塾や予備校に頼りっぱなしというのが実態だ。 ▽筑波大学附属高校の通塾率は、はっきり言って異常である。SEGという、多くの中高一貫生が通うことで有名な塾の資料を見ると、その異常さが良く分かる。 ▽筑波大学附属中学校・高等学校をあわせると、生徒数を踏まえた通塾率は断トツトップ。しかも、中学1年生の通塾者が異常に多い。 ▽筑波大学附属高校の現在の東大合格者は、このような中学1年生から必死に勉強してきた生徒が出している。これが、現在の筑波大学附属高校の現状なのである。 筑波大学附属高校の進学実績はさらに悪化する ▽国立大附属高校は、私立や都立のように、きめ細かな進学指導をすることができない。そのため、一度進学実績が下がると、入学者の平均学力も下がり、彼らが卒業するとさらに進学実績が下がり…という、負の連鎖が生まれやすい。 ▽筑波大学附属高校の進学実績がさらに悪化するのは、確実と考えて良い。なぜなら、中学受験においても高校受験においても、筑波大学附属高校の人気は急落しているからだ。 ▽中学受験では、都立中高一貫校にかなり生徒を奪われている。都立中高一貫校は、国立大附属校の学費の安さというメリットと、私立一貫校の教育への熱心さというメリットの両方を備えた学校である。都立中高一貫校が登場してしまっては、国立大附属校の人気が急落するのは当然だ。 ▽高校受験では、都立の進学指導重点校に上位層が向かっており、筑波大学附属高校離れが進んでいる。都立の重点校は、塾がいらないほど受験指導が充実しているだけでなく、部活動や行事が極めて盛んな都立らしさも備えているため、人気を博している。 ▽もしも難関大学を目指すなら、現在では筑波大学附属高校のような国立大附属高校より、都立の重点校のほうがずっと優れている。進学実績での差も年々縮まり、筑波大学附属高校は凋落に歯止めがかからない。 ▽もしも難関大学を目指したいのであれば、国立大附属高校は避けたほうが無難であろう。 トップに戻る |