つぶやかれた日 H15.5.14
「悪いことは悪い」

ふと、女房がつぶやいた。「これはアカンやろ
と新聞に向かってつぶやいている。目線の先にあった記事を要約すると、
「緊急の手術用血液が足りなくて困っている。大至急献血をお願いしたい」という悪質ないたずらメールが出回っている」
というものだった。実際にそのメールを受けた人から病院に問い合わせが相次いだらしい。病院側ではそのようなメールを送ったことも無いし、血液のストックも不足していないので困惑している、という内容だった。
私はこの記事を読んで、あまり不快感を感じなかった。というのも、確かにデマメールを散布したことはいたずらであり、社会通念上の迷惑行為にあたるだろうが、何人かは『よし、献血しよう!」と行動を起こしたわけである。人に『献血しよう』と思わせることは果たして"悪質"なのか。ここにひっかかったのである。
女房に言わせると『こんなの許してたら、そのうち狼少年みたいになるやん。いざっていう時に誰も信用してくれなくなるで。それに元々の発信者に連絡がつかないってどういうことよ?イタズラだっていう証拠やんか。だからこの発信者は悪い!』。うーん、これ以上女房を刺激しないようにしよう・・・。

小さな囲み記事だったので詳しいことは良く判らないが、この事件の被害者は誰だろう?例えば問い合わせを受けた病院は"迷惑"だったのだろうか。『間に合ってますからお帰り下さい』などと対応したのだろうか。ま、それはないだろうな。あっちゃ困る。確かに病院が要求していないのに『血液が不足してるんですって?私のでよければお使いください!』と大量の献血者が駆けつけてくれば困惑・混乱するだろう。だが困惑したからといって血液の提供を受けない理由は無いと思う。

では実際に献血に駆けつけた人は被害者か?ま、デマに踊らされたという点では被害者に違いない。病院まで行く時間と電車賃などを負担させられたのだから。でもヒューマニズムを満足させた、という点で相殺できないか。本心は腹立つだろうけどね。

この手のチェーンメールやスパムメールで実質的な迷惑をこうむるのはメールを配信する通信会社(多分今回の場合は携帯電話会社だと思うけど)ではないかな。本来なら病院が『迷惑です』と言うのではなく、通信会社が『止めて下さい』と言う方が先のような気がした。ワン切り業者が大量発信してもシステムに影響出るんだろ?だったらメールの大量流通でも障害は無いのか?だってさー、パソコンからメール送るのに一人に送ろうが100万人に送ろうが送信料取らねぇんだぜ?前々から不思議に思ってたんだけど、どうして送信先が増えてもプロバイダ金額が変わらないんだ?一通のメールと100万通のメールのデータ処理時間が全く変わらないってことか?機器への負荷も当然変わってくると思うんだけどなー。誰か仕組みを教えて下さい。



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