ぼやいた日 H15.12.9


「自衛隊イラク派遣」

初めに言っておくが、私は自衛隊のイラク派遣賛成派である。それを踏まえて以下の文章を読んで頂きたい。


今日、政府による自衛隊イラク派遣の閣議決定が下った。
「遅っ!」これが率直な感想である。アメリカが終結宣言を出してから半年以上かかっとる。総裁選・衆院選前に出せなかったのはやはり怖かったんだろうな。

時期についてはまあいいとしよう。問題は政府がしっかりとした説明を今日までしなかったことにある。
首相は今まで「国際貢献」とか「人道的支援を」とかいろいろ言い続けていたが、一番肝心なことを言っていない。なぜ日本から自衛隊を派遣しなきゃならないのか。


一番の理由としては、やはり石油だろうな。中東地域からの原油輸入が滞ったら日本は簡単に破綻する。「発電は原子力で」とか言っても、燃料を運搬するトラックが走らないし、送電線を這わせる工事も出来やしない。勿論陸上輸送に留まらずあらゆる交通がストップする。いまさら電気の無い生活できますかってんだ。

次にアメリカの意向を無視できないということ。日米安保条約があるから北朝鮮もちょっかい出すだけで済んでいる。今アメリカに嫌われたらそこんとこの安全保障がなくなってしまう。


今回のイラク派遣云々は、避けて通れないことはハッキリしてたんだよな、最初っから。それを妙にカッコイイことを言おうとするもんだから、ややこしくなった。最初から「石油がなくちゃ困るし、アメリカに嫌われても困る。危険は承知だ。だから自衛できるだけの武装をさせて自衛隊を出そう」と言ってりゃ争点が明確になったのに。

派遣反対派の人、中東からの原油輸入がストップして、それに代わるモノを用意できますか?アメリカに嫌われて有事の際に守ってくれなくなったら、速攻で北朝鮮はミサイルを打ち込んでくるぞ?それでも反対ですか?


今日のニュース番組。現役自衛隊員とその家族へのインタビューが数多く放送されていた。それらを聞いた上で一言言いたい。
自衛隊に入隊した時点で、今回のような危険を伴う任務があることを予測し覚悟を決めたんじゃないのか?「自らを省みず国民のために活動する」旨の誓約書を書いたんじゃないのか?いまさら行きたくないなんて言うのは背任行為であり、税金泥棒以外の何者でもないぞ。まさか退役するまでのうのうと「訓練」だけしてればいいと思ってたのか?

日本の中で、自己防衛だろうが何だろうが「戦闘」に対応できる訓練を積んでいるのは自衛隊しかない。民間人は勿論、警察官ですら対戦車砲の扱い方や戦車の操縦の仕方なんか知らんのだ。匍匐前進すらしたことが無いのだ。日本で唯一の「戦闘(に耐え得る)集団」であることを自覚すべし。イラク全土が戦闘地域であるならば、あなた方が行かなくて誰が行く?安全が確保されている場所ならば、海外青年協力隊や民間ボランティアが行けばいいこった。危ない場所だから専門家が行く。極めて単純な話だ。それでも行くのが嫌ならば自衛隊を辞めてしまえ。
自衛官の妻からの意見も出ていたが、賛成する人はいなかった(放送されなかった?)。勿論自分の夫が危険な目に遭うのは嫌だろう。その気持ちは分かるが、マスコミに向かって喋ってはいかんな。日本の国益を守るために任務につく隊員の士気を萎えさせるだけだ。それでも嫌だというのなら派遣される前に離婚してしまえ。

かなり乱暴な意見になってしまったが、ハッキリ言ってイラク派遣は免れない。そして自衛隊にもなにかしらの被害はあるだろう。それが分かっていても、いまさら民主党がガタガタ言ったからって覆るものではないだろう。もし覆ったとしたら、その日は日本が孤立して破滅への道を歩み始める記念日になるに違いない。

水道工事?自衛隊はそんなこともするのか?現地の人間を雇って工事するっちゅうのはどうだ?自衛隊はその専属護衛隊として活動する。勿論労働者を守るためには発砲OKだね。現地の雇用対策にもなっていいんじゃない?

人手が足りないのなら日本からホームレスの人を集めて連れて行くとか。日本にいて公園の隅で寝ていてもボコられて死ぬことだってあるんだ。少々危険であっても、寝ぐらと食事が確保されていて、日当がでるとしたら参加希望者は沢山いると思うがどうだろう?
無事に帰国すれば一躍ヒーロー扱い!う〜、俺行こうかな・・・。   



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