怒った日 H16.1.29
「希薄な職業意識」

相も変わらず、世間ではありとあらゆる不祥事が多発している。
警察官が証拠品の金を盗んだり、教師が他の教師を恐喝したり、経歴詐称や偽装・疑惑などは当たり前。小悪から大悪まで取り揃えてお送りされている。
特殊な職業に就いている人が、世間から見られている自分の立場を良く判っていないのではないかと思われる節がある。

警察官が盗みをする。
教師なのにテストに答えられない。
政治家が副業の居酒屋に御執心。
医者が薬についてよく知らない。

そうそう、先日の「今日の一言」にも書いたように医療事故、いや医療過誤も後を絶たない。
経験豊かな医者でさえ、ちょっとした油断で手術中に患者を傷つけてしまうのだから、意識の低い医者が薬を間違えたり誤診したりするのは「当たり前じゃん」なんて気もしてくるから恐い。

医療事故関係でずっと思ってたことがある。
皆さんも、自分の記憶にある医療事故について思い出してほしいのだが、果たして今までに事故を起こした医者の個人名・写真などを見たことがあるだろうか。
事故の経緯を説明する記者会見では、院長か事務局長しかでてこないし、新聞・ニュースでも『35才の医師』ぐらいにしか触れられない。ましてや顔写真が出たり本人が会見したなどという記憶が全くない。

事故のあった病院が知ってるところで、しかも自分の主治医がその医者だったりすればすぐ判るんだけどね。近所のおばちゃんがその病院に通院してたりしたら、あっという間に「あの○○先生やって。恐いな〜」とか噂が広まるんだが。

事件を他のケースに置き換えてみれば、この事態の異様さが良く判る。
例えば交通事故。交差点で出会い頭に車同士がぶつかったとしよう。まず間違いなく当事者の(被害者・加害者の別なく)住所・氏名・年齢・職業が報道される。
例えば殺人事件。殺害された被害者の名前や顔写真、犯人の素性や小学校時代の担任のコメントまで報道される。

今二つ例を挙げたが、これらの当事者をちょっといじってみよう。

例えば交通事故。パトカーに追突された人の名前は出てくるが、パトカーを運転していた警官の名前は報道されない。
例えば殺人事件。医者が薬の用法を間違えて大量に投与し、患者の具合が急変、そのまま亡くなった。患者の病名や投与された薬の名前は出てくるが、間違った指示を出した医者や直接投与にかかわった看護士の名前は報道されない。

一般人が車で事故を起こした場合、車両運行時の「業務上過失」によるものとして裁かれる。ぶつかった相手が死んだら「業務上過失致死」だな。当然名前や住所などが新聞に載ることになる。

じゃあ、警官や医者は我々と何が違うんだよ。両方とも一般人が出来ないことをやってるんだぜ?片や拳銃、片やメスや薬。両方とも使い方を間違えれば簡単に人命を奪うことができるブツだぜ。よほど信用できる人にしか持たせたくないものだ。

、警官も医者もそれなりの自意識をもって職務についていなけりゃならない筈。それなりの責任を持たなきゃならない筈。なのに何故個人名が公表されないのだ?個人名を出さない理由は何だ?

警察・医師に共通する点は簡単に思いつく。両方とも組織力が尋常じゃないということ。不祥事を隠蔽する事に関しては、異様に結束力が高い。今回のネタには関係ないが、組織内での「上」を目指す意欲には眼を背けたくなるような陰湿さがある。

何をするために警官・医者になったのか、改めて問いたい。金か?地位か?あなたの「仕事」は何なのだ?何のために腰に拳銃をぶら下げ、何のためにメスを振るうのだ?
「治安を守る」「人命を救う」ために匿名にする必要はないのだ。金を得る為だけではなく、その特殊な職業に付随する崇高な目標を誇りに思わないのか。


こないだもニュース番組で特集していたが、自衛官が「自殺」とされた事件、あれも非常に違和感がある。
TV局が独自に取材していく上で出てきた数々の証言や物証から見ると、明らかに殺人事件の臭いがする。しかし県警では再捜査もそこそこに打ち切り、頑として自殺の線を崩さない。
ありゃあ俺の直感では警察関係者が関係してるな。警察幹部の息子が珍走族(昔で言う"暴走族"のことね)で一枚かんでるとか、そんなとこじゃないか?だからあそこまで執拗に自殺にしたがってる。単に、一度出した捜査結果を覆したくないというメンツの問題じゃないような気がする。

医者や警察官が主役のドラマ・映画が流行るのは、我々の心のどこかで「医者や警察官はこうでなきゃ!」という見本を欲しがっているからなのだろう。裏を返せば、それだけ手本になる医者・警察官が少ないということになる。

「白い巨○」(ん?何か卑猥だな)を田宮二郎の頃から見てるが(笑)、あれって医師会から苦情とか出ないのかな?それとも「周知の事実」として黙認してるのかな?



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