ぼやいた日  H14.9.3
「しゃべらない子供」

テレビを見る。電車に乗る。スーパーへ買い物に行く。塾へ行く。友達と遊ぶ。
子供とてやる事は一杯あるらしい。大人と同じ。やってることが違うだけ。子供も忙しいらしい。それに、最近の子供は妙に大人びている。 俺の子供時代と違って、今や情報社会。子供の耳に入ってくる情報の量は桁違いに多くなっている。それになんと言ってもインターネットの普及が大きいだろう。 小学校でもパソコンを使って授業をするらしいし、多分ウチの女房よりはるかに上手に情報を扱っているに違いない。

でもなぁ。最近俺が出会った子供が、とことん喋らない。申し合わせたかのように喋らない。どうしてだ?俺はそんなに危ないおっさんに見えるのか? 本当に不思議なのだが、口数が少ないというよりも喋らない。友達同士で遊んでいる時にはでかい声張り上げているのに、こちらから挨拶しても反応が無い。良くても頷いたり照れ笑いを見せるぐらいだ。

どうして彼等は喋らないのだろう?ウチの次男(3歳)なんか必要以上に喋りやがる。駐車場のガードマンに延々とありがとうを言い、わざわざ改札員のいる窓口を通って「こんにちは」を言ってから電車に乗る。勿論電車の車掌に手を振るなんざ当たり前のことである。 スーパーに買い物へ行けばレジのおばさんに挨拶し、返事をしてくれるまでしつこく話し続ける。この前なんか、ベンチに座っているどこぞのじいさんと世間話をしてたのには笑ってしまった。
あ、そうそう。スーパーやコンビニの若い店員もなかなか挨拶しないなー。
せっかく子供が『こんにちは〜』って言ってんだから返事してやるぐらい出来るだろう。

お、スーパーでもう一つ思い出した。昔、ロスのスーパーで買い物してたとき、隣のレジで80歳ぐらいのじいさんがものすごい剣幕で怒っていた。レジ係のねーちゃんはむすっとした表情でじいさんを睨んでいる。何事かと思いよく聞いてみると、どうやら店員が『Thank you』を言わなかったのがカチンと来たらしい。
『どうしてThank youの一言が言えないんだ!』と詰め寄るじいさんに対してレジのねーちゃんは、『It's not my business!(それは私の仕事じゃないわ!)』と怒鳴り返していた。 確かに『Thank you』を言う為にレジに居るのではない。でも客商売ならごく当たり前のことだろう。じいさんが顔を真っ赤にして怒るのも無理はない。あのじいさんはかっこよかった。 誰かが注意してやらなきゃいかんよな。

話を子供に戻すけど、そりゃ個人差はあるだろう。引っ込み思案な子も居れば、社交的な性格の子供も居るに違いない。そこまで文句を言うつもりは無いが、『大人に挨拶されたら挨拶するのが礼儀』だろう。 (そういえば昔、デーモン○暮閣下の声で"拍手をするのが礼儀だろう!"と突っ込むカラオケ機があったような気が・・・) 学校ではちゃんと挨拶してるのか?先生方はちゃんと挨拶を教えているのか?

と、ここまで書いた時、女房から気になることを聞いた。新学期になり、長男の小学校へ掃除をしに行ったらしい。聞くともなく教室から子供達の声が聞こえてきた。 帰りの挨拶らしいが、『せんせいさよなら。みなさんさよなら』と言っていたらしい。おかしいぜ。『せんせいさようなら。みなさんさようなら』だろ? 小学校一年生だからしょうがない、とは俺は思わんぞ。一年生だからこそ『さようなら』だろうが!きちんと教えろ!

話が繋がったぞ。大人が悪いのだ。正しい日本語、正しい挨拶をきちんと教えていないから子供がまともに喋れなくなったのだ。学校の先生然り、親も然り。基本を教えようぜ、大人たちよ。
大きな声を出すのが恥ずかしいぐらい何だ。きっちりとした挨拶や話し方ができない子供を育ててるほうがよっぽど恥ずかしい。 恐らく自分達もきちんと挨拶できないのだろう。だから子供に教えられないのだ。教育には棚上げ論は必要だ。俺は得意だ!( ̄ー ̄)ニヤリ。 自分が嫌だったから子供にさせないとか、自分が出来なかったから子供にも無理はさせないでおこうとかいうのは、一見やさしい配慮のように見えて実はとんでもない怠慢なのだ。 出来る出来ないは個人の資質にもよる。しかし、教えなければならないことは絶対教えなきゃいかん。それが教育。

言葉は進化するらしいが、進化させてはならん言葉のカテゴリーもあると思う。俗語や流行語はどんどん進化して良し。挨拶や生活の中で使う言葉は古いままのほうがいい。昔から培われてきた日本文化なのだから。

いい事思いついた。小学生が使うパソコン、全て音声入力にしよう。で、金田一先生に協力してもらって正しい日本語で喋らないと入力を受け付けないようにしておく。個人の癖などを学習する機能は当然OFF。 正しい日本語で話す癖をつけさせよう。お、いいぞこれ。ついでに会社なんかで使っているパソコンもそうしたら面白いだろうなぁ。オフィスがすっげぇうるさくなるぞ。
ついでに方言を保存する為に、OSも『東北弁(秋田)バージョン』とか『大和言葉編』とか作ったらどうだろう?で、地域限定品にするの。よその地方のパソコンで作った書類とのコンバートソフトが必要になったりして。
「おい、お前のパソコン訛ってるぞ」とか。ププッ ( ̄m ̄*)



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