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子(ね)の語源について
十二支(ね)の語源について ・・・ ねずみ,ネズミ,
子(ね):図解   学研漢和大辞典(藤堂明保編)によると、「子」の原字には、右の図解のように、


 (A)小さい子どもを描いたもの。
 (B)子どもの頭髪がどんどん伸びるさま。

 の二とおりの字形があるそうだ。

 (B)は、おもに十二支の子(シ)の場合に用いられたが、のちにこの二つは混同して、現在のように両方とも「子」と書かれるようになったという。

 数年前に、「十干十二支 -- 干支(えと・かんし)」にまとめたものを再度引用すると・・・

【子】
 頭髪がどんどんふえて伸びるさまを示す象形文字。『説文』(ジ・ふえる)意と解き、『漢書律暦志』が 「孳萌」(ふえて芽生える)と解したように、
 子 ─ 滋 ─ 孳は同系のことば。
 植物がこれから子をふやし生長しようとするタネ(種子)の状態を示す。
  ※化生萬物者也。故孳萌於子,紐牙於丑,引達於寅,冒茆於卯・・・『漢書律暦志』
 字形(B)「子」は、頭髪のどんどん増加し成長するさまであり、後世の滋生(ふえる)のを表している。
 12進法に当たる数詞にを用いるのも、そこから数の滋生が始まるからである。
 字形(B)「子」は、
字・滋・再・増・慈 ・・・・ ふえるふやす
 の家族である。

 関連:会意文字形声文字の二種は、(象形文字と指事文字)から派生しふえたので、という。「字」は、「孳」・「滋」と同じく、「ふえる」という意味



 さて、それでは、「鼠」(ソ,ショ・ねずみ)の方はというと、

「これは、ネズミがひどく神妙にかしこまっている姿を描いた字である」(漢字の話T・藤堂明保・朝日新聞社)

 と、藤堂博士はおっしゃっている。

 「冬至から次の冬至までに、ほぼ十二回だけお月さまが満ち欠けする。古代人は指の数から十進法を思いつき、日月天文の知識から十二進法を考え出した。この両者をそれぞれ『十干』『十二支』と呼ぶ。(漢字の話T・藤堂明保・朝日新聞社)

 このあとに、「鼠」についての解説があるが、これはぜひ(漢字の話T・藤堂明保・朝日新聞社)をお読みいただきたい。「漢字の話T」「漢字の話U」とも、本当に面白いですよ。

 ネズミは何でもかじって消耗するので、北京語では「耗子(ハオツ)」と呼ぶそうだ。

 「鼠」の字形は、ねずみの姿を描いたものだが、「ソ,ショ」という言葉には、「たくさん」という意味があり、「ネズミ算」という言葉があるほどねずみは、すぐにおびただしい数にふえることから、「ネズミ」のことを「ソ,ショ」という。
 
 鼠(ソ,ショ)─ 諸(ショ・もろもろ)─ 庶(ショ・たくさん)─ 暑(ショ・日の熱気がたくさん) は同系。
 【リンク】

「詩経」(魏風・碩鼠)
 *「碩鼠碩鼠、無食我黍 = 碩鼠碩鼠、我が黍を食らふ無かれ」
 *「碩鼠」(セキソ)=(かっちりと太ったねずみ)
「チューチューマウスと仲間たち」
ねずみにごチュウ意!」
「ハーメルンの笛吹き男」(ねずみ関連)
「ハーメルンの笛吹き男」─ 史実に隠された衝撃的な話 ─
「ハーメルンの笛吹き男」(Wikipedia)

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2007年12月23日(日)にアップしました。

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