漢字質問箱LOG
過去の質問より
▼質問箱漢字家族
形声文字Home Page

 ※「出典」は原典(繁体中国語ページ)にリンクしています。
教育催眠研究会・渾沌(こんとん) 漢字質問箱「もくじ」へ! ・・・ もくじ 


re:人々の々 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月12日(木)01時22分39秒

これは「踊り字」と呼びます。過去にジテンフェチさんのご回答があったと思います。
後ほどみつけて、バックナンバーにはリンクを貼り付けます。
他にも手際よくまとめた説明がありますのでリンクを貼ります。

【1】教えてgooより
【2】「々」の不思議

簡潔に要点を知る場合は、【1】教えてgooよりが便利だと思いますが、納得のいく解説としてはジテンフェチさんの回答をご参照ください。
 ↓↓↓
質問箱バックナンバー(その18)「々2」
質問箱バックナンバー(その18)「々3」

すみません、これについては今回もジテンフェチさんのご回答がすでにあったのですね。慌て者ですみません。どうしてみおとしたのか (^^;
ジテンフェチさん、ありがとうございます。

<ページのトップ><もくじ>

 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 8月11日(水)23時40分29秒

 リンクを入れた「日本語を読むための漢字辞典」のコンテンツ「和製漢字の小辞典」の最初に解説がありますので、見てください。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/index.html

<ページのトップ><もくじ>

人々の々 投稿者:らくだ  投稿日:2004年 8月11日(水)17時19分52秒

こんにちわ。初めて投稿します。
質問があります。人々の「々」、云々の「々」はそもそもなんと読むのでしょうか?いったい「々」とは何?ものすごく気になっています。

<ページのトップ><もくじ>

re:漆と膝 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月12日(木)01時17分1秒

【膝】【漆】

両方とも同じ単語家族に属します。
シツ(細かい部分に小間切れになる)という意味を含みます。

以下、『漢字語源辞典』(藤堂明保・学燈社)より引用

【漆】の右側は、上部が「木」で下半部は水滴が転々と落ちる姿。津液の津(シン)(一滴ずつしたたる汁)の対転に当たる。
ウルシをts'ietと発音するのは、密切の(ぴったり)と同じ意味。つまり物をぴたりとひっつける役割に着目したもの。

【膝】(siet)の字は、【膝−月+卩】(卩が右側)とも書きます。(セツ)は人がひざまずいた姿で(シツ・ひざ)の原字。ヒザは人体の最もおもな関節であり、およそ間接とは、人体がそこで幾つかの小さい(小間切れ)に分かれるフシ。

・・・・ 竹のフシ
・・・・ 人体のフシ
・・・・ ひっつけてこするようにして切片を切り出す
                 密着する意味を生じる

竹はによって短い切片に分かれ、人体は関節で屈折して短い区切れに分かれる。

■単語家族
切・節・膝・辛・新・尽・津 ・・・・ 小さく切る

漢字質問箱バックナンバー

<ページのトップ><もくじ>

漆と膝 投稿者:RF  投稿日:2004年 8月11日(水)10時47分43秒

漆と膝は何故似てるんでしょう?

<ページのトップ><もくじ>

re:偽 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月10日(火)23時59分5秒

お寺の掲示板に「偽」ですか???
この場合の掲示板とは、電子掲示板ではなく、本物の掲示板ということですね。

>「偽」の字の意味が書いてあった

ということですが、そこに書かれていたことを再現することはできません。
ただ、まず、一般的によく言われるところを書くと・・・

■一般的な説明
「偽」(にせ)という字を見てください。これを分解すると「人」+「為」です。つまり「人が為す(ひとがなす)」となります。つまり、人為的なものはすべてニセモノだということです。

まあ、こんなところでしょうか。全くハズれているということもありません。
荀子は「人為(後天的な作為)」をといいましたが、後には「悪意の作為」だけを意味するようになります。

「為」・・・ 野生の象に手を加えてしつけること。作為を加えて、本然の姿を変えること。
「化」・・・ 姿を変える
「偽」・・・ 姿を変えるには、学んで作為を加える
「訛」・・・ なまり。常態とは変わったもののいい方。またと通じて「なまり」の意となる。
「貨」・・・ 色々な品物に変わる貨幣。

性善説と性悪説 -- 漢字家族

孟子と荀子 -- 漢字家族


【偽】 人部 9画 総画数 11画

■解字
会意兼形声。
爲(=為)の原字は「手+象の形」の会意文字で、人間が野生の象に手を加えてしつけることを表わす。作為を加えて本来の性質や姿をためなおすの意を含む。
僞は「人+音符爲(イ)」で、人間の作為により姿をかえる、正体を隠してうわべをつくろうなどの意。爲(=為)が、広く、作為する→するの意となったため、むしろ偽にその原義が保存され、特に、(3)の用法が為のもとの意味に近い。
■音
【呉音・漢音】ギ(グヰ)
■訓
いつわる, にせ, いつわり
■意味
(1)いつわる(いつはる)。うわべを繕う。「偽作」
  「偽遊雲夢=偽りて雲夢に遊ぶ」〔史記・高祖〕
(2)いつわり(いつはり)。うわべだけのみせかけ。うそ。「詐偽(サギ)・(サクギ)」
  「国中無偽=国中に偽り無し」〔孟子・滕上〕
(3)人間の作為。うわべのつくろい。
  「人之性悪、其善者偽也=人之性は悪なり、其の善なる者は偽也」〔荀子・性惡〕
(4)なまったことば。また、ことばのなまり。▽譌(カ)(=訛)に当てた用法。「偽言(カゲン)(=譌言。なまり)」
■単語家族
化・為・県・玄・幻・換 ・・・・ 姿をかえる

漢字質問箱バックナンバー

<ページのトップ><もくじ>

偽について 投稿者:ちえ  投稿日:2004年 8月10日(火)21時02分30秒

先日、通りすがりのお寺の掲示板?に「偽」の字の意味が書いてあったのですが信号待ちの少しの時間で最後まで読めずどうしても気になっています。どうか教えて下さい。

<ページのトップ><もくじ>

re^3:奏 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月10日(火)20時20分27秒

とおりすがりさんのおっしゃるとおりです。
なので「ばかげた筆順の強制について--漢字家族」をご覧になってください、というのが回答なのです。
こちらを見ていただくと、よくわかると思います。

漢字家族--漢字の語源・ワードファミリー解説

<ページのトップ><もくじ>

re:2奏 投稿者:とおりすがり  投稿日:2004年 8月10日(火)17時17分22秒

 図解を見ると、字源的には、「夭」のようですが、漢和辞典とか、「Super日本語大辞典」の書き順の字形を見ると、「天」です。書き順は、あくまで目安ですが、左から右に書くときは「一」、右から左に書くときは「ノ」になります。常用漢字表を見てみると、どちらでもいいようです。

<ページのトップ><もくじ>

re:奏 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月 8日(日)12時02分43秒

アマチュアさん。この問題については「ばかげた筆順の強制について--漢字家族」をご覧ください。
それでも気になるようでしたら、図解をご覧下さいね。

【奏】 大部 6画 総画数 9画
図解:奏
■解字
会意。
奏の字の中央は枝葉のついた玉串(タマグシ)か、あるいは四肢(シシ)のそろった動物のからだで、それに両手をそえて、物の形をそろえて両手で神前に差し出すさまを示す。
犠牲とした動物の肢体を両手でそろえている姿。ひと所にそろえ縮めるのが原義で、首尾よくそろえるところから、奏進・上奏などの意を派生した。
■音
【漢音】ソウ 【呉音】ス
■訓
かなでる, すすめる, もうす
■意味
(1)すすめる(すすむ)。品物の種類や形をそろえて、神や君主の前に差し出す。「奏進」
(2)すすめる(すすむ)。方向を定めて前進させる。「奏刀蘓然=刀を奏むること蘓然たり」〔荘子・養生主〕
(3)もうす(まうす)。事がらの首尾をまとめて、君主にもうしあげる。「奏議」「還奏太上皇=還りて太上皇に奏す」〔陳鴻・長恨歌伝〕
(4)かなでる(かなづ)。音や声をそろえてかなでる。「合奏」「凝碧池頭奏管絃=碧を凝らす池頭管絃を奏す」〔王維・誦示裴迪〕
(5)そろってまとまる。事がらが進行して結果がまとまる。「奏功=功を奏す」「奏効=効を奏す」
■単語家族
足・束・取・芻・奏・送・従・叢 ・・・・ グッとちぢめる、ひと所に集めそろえる
湊(ソウ)(水が集まる。港)・輳(ソウ)(車が集まる)・束(たばねてまとめる)と同系。

漢字質問箱blog版

<ページのトップ><もくじ>

演奏の「奏」 投稿者:アマチュア  投稿日:2004年 8月 6日(金)11時49分42秒

教えてください。演奏の「奏」という字は、下の部分が「天」?「夭」?
いろいろ調べて見みたら、どちらの表記もあるようなのですが・・・。

どちらが正しいのですか?

<ページのトップ><もくじ>

re:鴨 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月 8日(日)11時51分45秒

yumiさん、アマチュアさん、こん○○は。
しばらくネット接続できない環境にありましたので、お返事がおそくなりました。
さて、まずは「鴨」から。

これは、【漢字の話T(動物編)・藤堂明保・朝日新聞社】によりますと。
 古代中国語で鴨のことを「ap(アップ)」と呼んだことからこの字ができたのだそうです。

 「古代の中国語ではapといった。のちそのpが消えて、ap→a→iaと変化し、今の北京語ではyaと発音する。」(漢字の話)
 「甲はkap(カプ)と読むのが原型だが、押という字では、すこし発音がずれてap(アプ)と発音する。という字においても、またapという発音を表したのである。カモをapと呼ぶのは、それがアップ、アップと泣くからで、カモの声をまねた擬声語に過ぎない。」(漢字の話)
 「ところで、いわゆるカモのことを中国では「野鴨」といい、それに対してアヒルのことを「鴨子」または「家鴨」と呼んで区別する。有名な北京料理である拷鴨子(カオヤアツ)(ペキンダッグズ)は、あひるを栗の木のとろ火で、数時間かけてあぶりあげたものである。だから正確にいうと、は今日ではアヒルと訳さなければならない。(漢字の話)
 「ちなみにイチョウ(銀杏)の葉は、アヒルの足(水かき)の形をしている。そこで鴨脚・イャチャオと呼び、それがなまって、日本ではイチョウという木の名となった。(漢字の話)」


【鴨】 鳥部 5画 総画数 16画

■解字
形声。
「鳥+音符甲」。
アップアップという鳴き声をまねた擬声語。
■音
【漢音】オウ(アフ) 【呉音】ヨウ(エフ)
■訓
かも, あひる
■意味
(1)かも。水鳥の名。野生のあひる。
(2)あひる。かもを飼いならしたもの。「家鴨(カオウ)」とも。

漢字質問箱blog版

<ページのトップ><もくじ>

教えて下しさい!! 投稿者:yumi  投稿日:2004年 8月 4日(水)21時26分54秒

「鴨」という漢字の由来を調べています。
なかなか見つからずに困っています。。

なぜ、鴨という漢字が出来たのでしょうか??

教えて下さい!!よろしくお願いします。

<ページのトップ><もくじ>

re:苦 投稿者:nothing  投稿日:2004年 8月 1日(日)00時12分25秒

【苦】 艸部 5画 総画数 8画

■解字
会意兼形声。
古は、かたい頭骨を描いた象形文字で、かたくかわいた、の意を含む。苦は「艸+音符古」で、口がこわばってつばが出ない感じがする、つまり、にがい味のする植物のこと。
■音
【呉音】ク 【漢音】コ
■訓
くるしい, くるしむ, くるしめる, にがい, にがる, くるしみ, はなはだ
■意味
(1)にがい(にがし)。不快な味がして口がこわばる感じである。
  ▽甘・苦・辛・酸・鹹(カン)の五味の一つ。漢方薬の黄蓮(オウレン)や、野草の荼(ト)(のげし)の味はその代表。甘(あまい)に対する。「苦味」
  「良薬苦於口=良薬は口に苦し」〔孔子家語・六本〕
  「忠言逆耳利於行,毒藥苦口利於病=忠言は耳にさからえども行いに利あり、毒薬は口に苦けれども病に利あり」〔史記・留侯世家
(2)くるしみ。くるしい(くるし)。不快だったり痛かったりして、つらい。また、そのつらさ。「辛苦」「同甘共苦(ドウカンキョウク)(甘苦をともにする)」
(3)はなはだ。程度が激しくてひどい。しつこく。しきりに。「苦寒(ひどくさむい)」「苦求(しつこく求める)」「苦留(むりにひきとめる)」
(4)くるしむ。くるしめる(くるしむ)。痛みを感じたり困ったりして、つらいと思う。また、ひどいめにあわせる。「刻苦」
  「必先苦其心志=必ず先づ其の心志を苦しむ」〔孟子・告下〕
(5)形がいびつであるさま。ごつごつしているさま。《類義語》⇒固。「苦悪」
■単語家族
枯(かわいたさま)・涸(コ)(かわいたさま)・固(こわばったさま)などと同系。

史記--留侯世家第二十五

<ページのトップ><もくじ>

はじめまして 投稿者:GON  投稿日:2004年 7月31日(土)13時48分6秒

苦 という漢字と語源を調べたくて探していたら
ここにやってきました。 ”く”という音自体に
暗さや黒いという意味があるそうなのですが。

苦 という漢字はどうして 草冠と 古いで 
くるしいのでしょうか? もしご存じでしたら
教えてください。

突然の質問、失礼します

<ページのトップ><もくじ>

re:南 投稿者:nothing  投稿日:2004年 7月31日(土)23時43分51秒

【南】 総画数 9画

図解:南 「南」は入・内・妊・男・南 ・・・・「中に入れ込む」の家族です。
「南」の字には、植物の芽生えを示す「屮」印と、それを両側からおおう囲いの姿とを含んでいます。
今日でいう「霜よけ」保温のさま。霜よけするには、たいせつな植物を囲いの中に「入れ込んで」保温につとめなりませんし、またミナミの暖かい陽光を存分に取り入れることが必要。「霜よけ」はミナミにつくるので、のち「南」は方角の名となりました。

「東」は、「通」と同系で、太陽が地平を貫通して出る方向。
「西」は、「遷」(形を残して中身がうつり去る)と同系で、太陽がうつり行く方向。
 ※水がざるの目から分散して流れ出るように、昼間の陽光と暖気とが分散して消え去る方角。
 ※サラサラと細分された水の流れ方を(セイ)といい、またともいう。
「北」は、「背」と同系で、寒さを避けて背を向ける方向。
※「南」の字全体を納屋の象形とみてもよい。

「男」とは? 田で力仕事?
 「男」[nem]は、[neb]や[niep](注:発音記号の「e」はすべて上下回転)の対転に当たる。してみるとオトコとは「入り込む者」、すなわち入り婿の意であると考えねばなるまい。この語の生じた当時、中国の社会はなお母系制度を保っており、住居・財産と子どもとは、母親がこれを管理する、そして男は外から家庭に入り込んで来て、労働力を提供する者であったわけである。男=任を同系とみて、「男とは力仕事に任ずる者」だという解説は、後世の常識に基づいた誤解である。
  以上『漢字語源辞典』(藤堂明保・学燈社)より引用しました。

■解字
会意兼形声。
「南方とは、任養の方、万物懐任(みごもる)なり」〔白虎通〕
「南呂とは、任包して大なること」〔淮南子・天文訓〕
原字は、納屋ふうの小屋を描いた象形文字。南の中の形は、入の逆形が二線にさしこんださまで、入れこむ意を含む。それが音符となり、屮(くさのめ)とかこいのしるしを加えたのが南の字。草木を囲いで囲って、暖かい小屋の中に入れこみ、促成栽培をするさまを示し、囲まれて暖かい意。転じて、暖気を取りこむ南がわを意味する。
▽北中国の家は北に背を向け、南に面するのが原則。
■音
【呉音】ナン(ナム) 【慣用音】ナ 【漢音】ダン(ダム)
■訓
みなみ, みなみする, みなみのかた
■意味
(1)みなみ。暖気をとりこむ南がわ。
  《対語》⇒北。「南国」「凱風自南=凱風南よりす」〔詩経・癩風・凱風〕
(2)みなみする(みなみす)。南方へ行く。「図南=南せんと図る」
  「南、言化自北而南也=南とは、化の北よりして南するを言ふ」〔詩経・大序〕
(3)みなみのかた。南の方角では。南に進んで。
  「南連斉楚=南のかた斉楚に連なる」〔史記・荊軻〕
(4)「詩経」の周南と召南のこと。周の都からみて南方の国の民謡を集めたもの。「二南(周南と召南)」
■単語家族
入・内・妊・男・南 ・・・・「中に入れ込む」

漢字家族--漢字の語源・ワードファミリー解説

<ページのトップ><もくじ>

はじめまして。 投稿者:タイルコ  投稿日:2004年 7月30日(金)13時05分38秒

質問があって参りました。
よろしくお願いいたします。

「南」という漢字の読みについてですが、
ナン、みなみ、は分かるのですが、
他に読み方があるというのですがご存知でしょうか?

「北」に「そむく」という読みがあるように、南にもあるというのですが・・・

もしご存知でしたら、ご教授のほどよろしくお願いします。
それでは失礼します。

http://www.geocities.jp/tairuko/

<ページのトップ><もくじ>

re:志 投稿者:nothing  投稿日:2004年 7月26日(月)23時26分24秒

【志】 心部 3画 総画数 7画

■解字
会意兼形声。
図解:志
この士印は、進み行く足の形が変形したもので、之(シ)(いく)と同じ。
士女の士(おとこ)ではない。
志は「心+音符之(足が目標めがけて進む)」で、心がある目的に向かって進むこと。
■音
【呉音・漢音】シ
■訓
こころざす, こころざし, しるす, さかん, シリング
■意味
(1)こころざす。ある目標の達成を目ざして心を向ける。
  ▽「こころ(心)+さす」に由来する訓。
  「志向」「吾十有五而志于学=吾十有五にして学に志す」〔論語・為政〕
(2)こころざし。ある目標を目ざした望み。また、あることを意図した気持ち。
  「大志」「立志=志を立つ」
  「願夫子輔吾志=願はくは夫子吾が志を輔けよ」〔孟子・梁上〕
  「それ志は、気の帥(スイ)なり」〔孟子・公上〕は名詞としての用法。
(3)しるす。書き留める。メモする。
  《同義語》⇒誌。
  「為之文以志=これが文を為りて以て志す」〔柳宗元・始得西山宴游記〕
(4)書き留めた記録。▽止(とまる)に当てた用法。
  《同義語》⇒誌。「芸文志(ゲイモンシ)(書籍の目録)」
《日本語での特別な意味》
〔1〕さかん(さくゎん)。四等官で、兵衛府(ヒョウエフ)・衛府門の第四位。
〔2〕シリング。英国の貨幣の単位。
  ▽shillingの音訳。二十シリングで一ポンドになる。「五志」
■単語家族
之・志・時・詩 ・・・・ まっすぐ進む
詩(何かを志向する気持ちをあらわした韻文)と同系。

漢字質問箱バックナンバー
編集済

<ページのトップ><もくじ>

 投稿者:yuha  投稿日:2004年 7月26日(月)19時50分1秒

「志」(こころざし)という字の語源を教えてください。
とある人が、「『武士の心』という理解をしている」と言っていたのですが、
これはあながちウソではないのでしょうか。

<ページのトップ><もくじ>

『る』と『あ』と『た』 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 7月18日(日)23時22分35秒

 パソコンで、仮名漢字変換できるのは、主にJIS第1水準の文字です。これらの読みがあるJIS漢字は、かなりありますので、省略します。
 具体的には、漢和辞典の音訓索引を見てください。
 特に、日本規格協会の「増補改訂JIS漢字字典」には、それぞれ相当の数があります。かなり特殊なものもありますが、確かな典拠により作られた辞書です。JISの委員の方々が、最新のJIS規格作成に用いた資料で作った字典なので、信頼が置けます。
 ただ、あまり良い漢字がないということですが、何に使うのですか。お子さんの名付けでしたら、常用漢字・人名用漢字及びそれらの旧字体のうち認められたものに限られます。読みについては、悪魔のような公序良俗に反するようなものでなければ、かなり認められますが。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/index.html

<ページのトップ><もくじ>

(無題) 投稿者:あや  投稿日:2004年 7月18日(日)17時33分43秒

『る』と『あ』と『た』
↑の3つの漢字、PCでそれぞれ変換したのですがあまり良い漢字(少なかった)がありませんでした。
PCで変換できる漢字以外で、↑の3つの漢字ってありますか?
教えてください。

<ページのトップ><もくじ>

大辞林・無料の国語辞典・質問のできる掲示板など 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 7月17日(土)06時41分3秒

 下に書いた、今年でたばかりの改訂版とは、CD-ROM版のことで、紙の辞典は、発売後数年以上たっていますが、改訂の予定はないとのことです。なお、最新版は、インターへネット上で、無料(接続料などを除く)で使えます。同様に無料で利用できる国語辞典に「大辞泉」(紙版と違い、カラーはありません)があります。「広辞苑」は、有料です。
 漢和辞典は、CD-ROM版と違い、ネット上ではお薦めできるものはありません。ご質問があれば、このサイトか、リンクを入れた「日本語を読むための漢字辞典」及びそのサイトからリンクしている「和製漢字の辞典」の掲示板で聞いてください。
 これらのサイトで解決できないことは、「国語研究所」にきいてください。平日なら時間制限(ネットで検索し、サイトのトップページで時間は見てください)はありますが、電話での質問に応じてもらえます。国語(外来語を含む)・漢字の専門家集団なので、素人が疑問に思うレベルのことは(相当難しい質問でも可)もちろん、私のような研究者(和製漢字が専門です)が専門外の分野のみならず専門の分野について質問しても充分答えてもらえます。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/index.html

<ページのトップ><もくじ>

解字および「Super日本語大辞典」など 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 7月17日(土)06時18分49秒

 解字すなわち字源・語源を解説するというのは、あくまで一つの説にすぎません。このサイトは、主催のnothingさんが、藤堂説による字源・語源の解説を行うサイトです。
 それで、藤堂説による最新の漢和辞典がついている「Super日本語大辞典」を使って、解説したのです。ところで、「Super日本語大辞典」は、CD-ROM版でハードディスクへインストールするタイプの辞典です。なれれば、紙の辞典より便利なところもありますし、「学研漢和大字典」の改訂版(紙の辞典を含めて唯一JIS第1第2第3第4水準・補助漢字全てに対応、13,111字。紙の辞典は、「学研漢和大字典」の改訂版として来年5月に発売予定。学研の他の漢和辞典も来年の10月に改訂版発行予定)・「学研国語大辞典」(引用文等改善されており、優れていますが、102,000語しかありません)・「全訳用例古語辞典」(15,000語)・「故事ことわざ辞典」(4,600項目)・「学研シソーラス」(もとから電子版として開発されたもの)および漢字・古典に関する百科(国字・難読地名・難読苗字・名乗り一覧・古典文学・名歌・名句・季語・百人一首など)があり、9,975円で、紙の辞書でそろえるより、数千円お得で、デスクトップパソコン・ノートパソコン各一台にインストールしてかまわないことになっています(誤解を恐れずいいますと、何台にでもインストールすることは可能です、あくまで学研とユーザーの信頼関係の中で使用してください)。
 ただ、紙の辞典と違い、どこでも使えるというものではないですし、なれるまでは違和感があると思います。しかし、国語・漢和・古語を同時に検索できるなど便利な場合も多くありますので、挑戦してみてください。
 わたしは、CD-ROM版の辞典としてこのほかに、「小学館国語大辞典」(もっとも信頼しています。245,800語、現在は紙の辞典とも絶版、DVD版で「日本百科大事典」込み40,950円でハードディスク約5GB必要なものは販売中)、「Super大辞林」(「大辞林」約250,000項目、今年でたばかりの最新版と「コンサイスカタカナ語辞典」がついて、8,290円で、紙の辞典より、約二千円お得。)、「広辞苑」(11,550円と紙の辞典より数千円高い、広辞苑信者にしかお勧めできない。)、「字通」(16,590円で紙の辞典よりは、数千円安いが、JIS第1第2水準漢字にすら対応しておらず、白川説信奉者と熟語が多い辞書が必要な人にしか勧められない。)・「世界大百科事典」(以前使っていたパソコンにプリインストールされていたもので、現在はほとんど使っていない)を使っています。
 他にも、国語・漢和のCD-ROM版版はありますが、紙の辞典より高く、あまりおすすめできません。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/index.html

<ページのトップ><もくじ>

ジテンフェチさんへ 投稿者:すずお  投稿日:2004年 7月16日(金)21時35分6秒

御回答ありがとうございました。川だったのですね。解字で納得できました。これで娘にも説明できます。大辞典には載っているのですね。父として恥ずかしくないよう、手に入れ自分も調べ勉強します。

<ページのトップ><もくじ>

 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 7月16日(金)08時30分44秒

学研の「Super日本語大辞典」の「漢和辞典」からの引用です。表示できない部分等、一部省略しています。

【決】
[常用漢字] [学習漢字 三年]
酉部 4画 総画数 7画
第1水準 区点=2372 16進=3768 シフトJIS=8C88 Unicode=6C7A
决 異体字
冫部 4画 総画数 6画
第2水準 区点=4951 16進=5153 シフトJIS=9972 Unicode=51B3
《常用音訓》
ケツ, きめる, きまる
《音読み》
ケツ(クヱツ)漢音, ケチ(クヱチ)呉音(入)屑
《訓読み》
きめる, きまる, かならず, えぐる, わかれる
《名付》
さだ
《意味》
1(ケッス){動詞}川の水が川の堤をえぐって切る。さける。切れる。「決壊」「決諸東方則東流=諸を東方に決すれば則ち東流す」〔孟子・告上〕
2(ケッス){動詞}きめる(きむ)。きまる。ずばり切ることから、きっぱりときめる。▽断(切る)が断定の意に転じたのと同じ。「決断」「決大事=大事を決す」「決勝於千里之外=勝ちを千里の外に決す」〔史記・高祖〕。「虞彭之人有獄、不能決=虞彭の人獄有りて、決する能はず」〔史記・周〕
3(ケッス){動詞}きめる(きむ)。きっぱりと覚悟をきめること。「決死=死を決す」。
む{動詞}罪人の刑をきめて処分する。「処決」。
4(ケッシテ){副詞}予想や気持ちがきまっていることをあらわすことば。▽普通は否定の場合に用いる。
5{副詞}かならず。きっと。▽唐・宋(ソウ)のころには、肯定の場合にも用いた。《類義語》必。「決再相見=決ず再び相ひ見ん」。
6{動詞}足をかけてがばとおきたつ。▽蹶(ケツ)に当てた用法。「決起(=蹶起)」。
7{動詞}えぐる(ゑぐる)。▽抉(ケツ)に当てた用法。
8{動詞}わかれる(わかる)。思い切ってわかれる。▽訣に当てた用法。「決別」「与武決去=武と決れ去る」〔漢書・蘇武〕
9{名詞}手にはめて、弓の弦を引く用具。ゆがけ。
《解字》
会意兼形声。夬(カイ)は「コ印+又(手)+指一本」の会意文字で、手の指一本をコ型に曲げ、物に引っかけるさま。また、コ型にえぐるさま。抉(ケツ)の原字。決は「水+(音符)夬」で、水によって堤防がコ型にえぐられること。がっぽりと切る(切れる)ことから、決定(きまる)の意に転じた。⇒夬
《単語家族》
缺(ケツ)(=欠。器が⊃型にえぐったようにかける)と同系。
《参考》
「訣」の代用字としても使う。「決別」また、「蹶」の代用字としても使う。「決起」▽「きめる」「きまる」「きまり」はそれぞれ「極める」「極まる」「極まり」とも書く。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/

<ページのトップ><もくじ>

決について 投稿者:すずお  投稿日:2004年 7月16日(金)00時38分35秒

はじめまして。「決」について教えてください。小三の娘が学校の先生に聞いても先生は知らないらしいです。さんずいにまつわることで何かを決めたのでしょうか?

<ページのトップ><もくじ>

MERRYさんへ 投稿者:とおりすがり  投稿日:2004年 7月19日(月)23時02分19秒

 大変勉強になりました。ありがとうございます。

<ページのトップ><もくじ>

とおりすがり さんへ 投稿者:MERRY  投稿日:2004年 7月19日(月)18時18分35秒

蝶番とおなじ使い方で(ちょうばん)と読んでいます。兆番、丁番とも書くばあいも有ります。兆番の使い方ですが、ネットに出ていた場合は、バッグの商品説明で「このバッグの兆番は、皮で出来ています。」などと使っていました。また、エクステリアなどでもこの言葉を使うようです。

<ページのトップ><もくじ>

兆番 投稿者:とおりすがり  投稿日:2004年 7月15日(木)16時20分22秒

 この表記は見たことがありませんが、何に出ていましたか。

<ページのトップ><もくじ>

(無題) 投稿者:MERRY  投稿日:2004年 7月13日(火)10時45分5秒

扉に付く蝶番とバックなどの兆番は、全く意味の違う物なのでしょうか?蝶番の読み方の違いから出てきた当て字のような気がしますが・・

<ページのトップ><もくじ>

nothing さんとジテンフェチさん 投稿者:おか  投稿日:2004年 7月10日(土)19時14分36秒

ご回答ありがとうございました。「滑舌」が私の捜していた言葉です。
いくつか他の辞書では載っているのですね。私は広辞苑が絶対だと思いがちなので、他の辞書も見てみることも大事ですね。

<ページのトップ><もくじ>

かつぜつ 投稿者:ジテンフェチ  投稿日:2004年 7月10日(土)07時40分51秒

 手元にある『広辞苑』(第五版・第四版・第二版補訂版)を見てみましたが、この版のものには確かにありませんね。
 どんな字を書きますか。次に説明するように、「かつぜつ」の読みだけでは、三種類のどの言葉についての質問かわかりません。質問されるときは、きちんと内容を整理して、回答者に余分な調査などをさせないのが、質問者としての最低のマナーです。どこまで調査したのかも書くとよりよいと思います。
 「滑舌」なら『小学館国語大辞典』(初版)に「俳優、アナウンサーなどが、発音する場合に、舌の回りが滑らかであること。」、『大辞泉』(増補・新装版)に「アナウンサー・俳優などが、口の動きを滑らかにするために行う発音の練習。早口言葉をしゃべるなど。」、『三省堂国語辞典』(第五版)に「〔放送・演劇などでの〕せりふの言い方。なめらかで、はっきりとして わかりやすいことがのぞましい。「−があまい〔=よくない〕・−がいい」」、『学研現代新国語辞典』(第三版)に「俳優・アナウンサーなどが話すときの、舌の回り具合。「−が悪い」」、『スーパー大辞林』(『大辞林』(第二版)を増補したもの)に「演劇やアナウンスなどで、せりふや台本をなめらかに発音すること。」とあります。『日本国語大辞典』(第二版)にもありますので、これはご自分で、図書館で調べてください。
 「闊絶」なら、『大漢語林』(初版)に「へだたって、関係がなくなる。隔絶。(下略)」、『学研漢和大字典』(初版)に「遠くはなれる。へだたる。《類義語》隔絶(カクゼツ)。」とあります。
 「刮舌」なら、『大辭典』(初版)に「舌の垢を除き去る具」とあります。

http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/index.html

<ページのトップ><もくじ>

(無題) 投稿者:おか  投稿日:2004年 7月 9日(金)19時56分48秒

こんにちは。
今、「かつぜつ」という言葉がパソコンで変換できなくて、おかしいなぁと思って広辞苑で引いたところ、なんと載っていませんでした。
「かつぜつ」とは最近できた言葉、もしくはつくり言葉なのでしょうか?

<ページのトップ><もくじ>

re:烏 投稿者:nothing  投稿日:2004年 7月10日(土)05時52分17秒

【烏】は、象形文字です。
カラスの形を描いたもの。
カラスの姿は真っ黒なので、ちょうど目に当たる部分が見えないから、その部分がかけているという説があります。

【烏】 総画数 10画

■解字
図解:烏
象形。
からすを描いたもの。アと鳴く声をまねた擬声語。
■音
【呉音】ウ 【漢音】オ(ヲ) 【唐音】ウ
■訓
からす, いずくんぞ
■意味
(1)からす。ああとなくからす。
  ▽からすの子は、大きくなると、親にえさを与えて恩を返すので、孝鳥ともいう。「烏鴉(ウア)(からす)」「烏鵲(ウジャク)」
  「誰知烏之雌雄=誰か烏の雌雄を知らんや」〔詩経・小雅・正月〕
(2)黒い。▽からすが黒いことから。「烏帽(ウボウ)(黒いぼうし)」
(3)「烏乎(アア)」とは、アハーという感嘆の声をあらわす。古代漢語では・a haと発音した。
  《同義語》⇒烏呼・烏攣・烏怯・嗚呼。
(4)太陽。
  ▽中国では、太陽の中に三本足のからすがいるという伝説があったことから。「烏兔(ウト)(からすのいる太陽と、うさぎのいる月)」
(5)いずくんぞ(いづくんぞ)。
  安…・悪…などと同じで「どうして」「なぜ」などの意の疑問や反問をあらわす。「烏有=烏くんぞ有らんや」
  「遅速有命、烏識其時=遅速命有り、烏くんぞ其の時を識らん」〔漢書・賈誼〕
■単語家族
鴉(鳴き声をとった語)も烏と同系。

日本史・文学史辞書 by 渾沌

<ページのトップ><もくじ>

 投稿者:からす  投稿日:2004年 7月 9日(金)18時24分14秒

烏はどうして「鳥」に一本足りないのでしょう。

<ページのトップ><もくじ>