種 


【呉音】シュ 【漢音】ショウ
たね, たぐい, うえる


会意兼形声。
は「人+土+音符(つきぬく)」の会意兼形声文字で、人が上から下に、地面にむかってとんとおもみをかけること。
種は「禾(作物)+音符」で、上から下に地面をおしさげて作物をうえること。⇒


(1)たね。上から下へと土の中へうえこむたね。植物のたね。「播種=種を播く」「嘉種(カシュ)(よいたね)」
(2)たぐい(たぐひ)。たねのように品種を伝える血すじ。物の類の区別。「種類」「人種」
  「王侯将相寧有種乎=王侯将相なんぞ種有らんや」〔史記・陳渉〕
(3)物の性質の区別を数える単位。
(4)うえる(うう)。たねや植物を上から下にと押しさげてうえる。▽去声に読む。
  《同義語》⇒冉。《類義語》⇒植。「種樹=樹を種う」「種花=花を種う」
(5)「種種(ショウショウ)・(シュジュ)」とは、上から下におさげの髪がたれたさま。
  「余髪如此種種=余の髪此くのごとく種種たり」〔春秋左氏伝・昭三〕
《日本語での特別な意味》
たね。品種や血統を伝えるおすの精子。「種つけ」

(ショウ)(上から下に重みをかけるかかと)・(とんと重みをかけてつく)などと同系。

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