宝 


【呉音 漢音】ホウ 【慣用音】ホ
たから


会意。
「宀(かこう)+玉+缶(ほとぎ)+貝(かいのかね)」で、玉や土器や財貨などを屋根の下におき、保護するさまを表す。
宝蔵の宝とは、まさしく保存の保と同じ意味で、外から包んで大切に守る意である。


(1)たから。たいせつに保存する珍しい物。
  「爾以玉為宝=爾は玉を以て宝と為す」〔蒙求〕
(2)(ホウトス)たいせつにする。宝物のように珍重する。たいせつな。
  《類義語》⇒保。
  「宝珠玉者殃必及身=珠玉を宝とする者は殃必ず身に及ぶ」〔孟子・尽下〕
  孟子曰:「諸侯之寶三:土地、人民、政事。寶珠玉者,殃必及身。」
(3)唐代以降、天子の印のこと。
  ▽秦(シン)・漢代には印・璽という。「天子之宝(テンシノホウ)」
(4)通貨のこと。「元宝(大きい銀貨)」「通宝」
(5)天子、また他人に関するものを尊んでいうことば。
(6)《俗語》「宝貝(パオペイ)」とは、たいせつな子どもをいう。

(ホ)・(ホウ)・(たいせつにつつむ)と同系。

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