充 


【慣用】ジュウ 【呉音】シュ 【漢音】シュウ
てる, みちる, みたす


会意兼形声。
は「子の逆形(頭を下にして出産する幼児)+肉」の会意文字。幼児が肥立ちよく成長するのをという。
充は「儿(人体)+音符育の略体」。
人体が肉づきよく成長することを示し、中身がいっぱいになるの意を含む。⇒


(1)みちる(みつ)。みたす。中身が伸び張っていっぱいになる。
  《対語》⇒欠。
  《類義語》⇒足。「充実」
「而君之倉廩実府庫充=而るに君之倉廩は実ち府庫も充つ」〔孟子・梁下〕
(2)あてる(あつ)。欠けめをみたす。欠員や未払いの金をうめてみたす。「充当」
「繋向牛頭充炭直=繋けて牛頭に向かって炭の直に充つ」〔白居易・売炭翁〕

道・寿・条・育・充・虫(細長く伸びる)


※「育」の対転に当たる。朱駿声が「子を育てて長大成人せしむるなり」と解したのがよい。充実の「充」(いっぱい)はその派生義。
※「充実」の意に用いるのは、「蓄」の対転に当たるコトバ。
 舟・州・周・手・丑・受・囚・守・狩・獣・蓄・逐・衆・冬(ぐるりと取り巻く)

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