兌 


【慣用音】  【呉音】ダイ  【漢音】タイ
あな

八印(開く、抜ける)+兄(人)


悦や脱の原字で、人の衣を開いて脱がすさまを示す。抜きとるの意を含む。
固まった物をときほぐしてバラバラに分散させ、あるいはときほぐして中の物を抜き出す。
(1)あな。開いたあな。抜け道。
「塞其兌、閉其門=其の兌を塞ぎ、其の門を閉づ」〔老子・五二〕
(2)抜け出る。抜きとる。「兌換(ダカン)」
(3)心中のわだかまりが抜けとれる。
▽悦(エツ)・(ヨロコブ)に当てた用法。「安兌(アンダ)」
(4)周易の八卦(ハッカ)の一つ。また、六十四卦の一つ。(兌下兌上(ダカダショウ))の形で、心身を正しく保てば成功することを暗示する。

蛻(ゼイ)(せみがからから抜け出る)・奪(ダツ)(抜きとる)と同系。

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