レッド・パーヒューム94
(Red Perfume 94)


 


 15年前、北海道の庭に初めて薔薇園を作った時に植えた薔薇です。
以来、毎冬2mにもなる雪に押しつぶされながらも、枯れもせず毎春に元気にシュートが伸びて、7月初旬に目にも鮮やかな深紅の花を楽しませてくれます。
 印象に残る名前なので、1994年作出の深紅の芳香性の薔薇という名前だけは憶えていましたが、さてどこの誰が作ったのかは分かりません。
 50本余り植えた薔薇の中でも、とりわけ濃厚な香りが強い種類です。
おそらく、ドイツのコルデス作と思われます。
 寒冷な気候が合っているためでしょう、北海道ではドイツのコルデスやタンタウ作の薔薇が数多く植えられています。

 写真は2017年の2番花です。

 6月末の最初に大きく膨らんでいた数個の蕾が、一夜にして何者かに食べられてしまいました。隣に植わっているヴィルゴとピエール・ドゥ・ロンサールも併せて60㎝余りの高さの10数個の薔薇の蕾だけを、枝も折らずに食べることができるのは、昆虫ではなく、野兎でも、蝦夷リスでもなく、蝦夷鹿かと思われますが、未だに正体が分かりません。
 狸、キタキツネ、ミンク、野兎、蝦夷リス、時にヒグマ(春に足跡だけを発見)と、様々な動物が出没する北海道の庭ですが、蝦夷鹿だけは見かけたことがありません
 慌てて,他の薔薇の全ての蕾に、希釈した殺虫剤をかけたので、その後の被害は食い止められました。以後、折に触れて蕾の保護に気を付ける夏となりました。

 蕾を食べられた直後から伸びてきたシュートから7月末に咲いた、数も減り、やや小さめの花なのです。けれどもこれぞ薔薇という、濃厚な香りには変わりがありません。
 


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