プラティア (Pratia angulata)
(スターラベンダー ・ 白花エクボソウ)



       
 純白のプラティア(白花エクボソウ) 花径は1cm  群生する青いプラティア (スターラベンダー) 花径は5mm


被子植物   真正双子葉類 キク目  キキョウ科   キキョウ属  プラティア種 
 Angiosperumus  eudicots  Astrales   Campanuluceae   Platyrodon   Pratia angulata


 2、3年前から庭の片隅に花径5㎜ほどの淡青色の小さな花が群生するようになりました。 
芝刈りの際に群生の中心を除いて保存しておいたところ、今年は畳1枚ほどの広さに広がってきました。
 よくよく見ると、群生の端に純白で花径1cmほどの形が異なる花が全く同じ葉から咲いているのが見つかりました。
 一体何なのか、いつもの北海道の植物図鑑で調べたところ、青い小さな花はタニギキョウ(Peracarpa carnosa)らしいと見当がつきました。
 さらに少し大きな白い花は同じキキョウ科のミゾカクシ(アゼムシロ : Lobelia chinensis) に似ています。


     
 ミゾカクシ(Lobelia chinensis) タニギキョウ(Peracarpa carnosa) 

  しかしながら花の色や葉を詳細に比較すると、よく似てはいますが、やはり違います。
ネット上でよく参考にしているホームページで調べてみましたが、正確な名前は分かりません。
 どうやらキキョウ科の花らしいとは見当がつきましたが、図書館の分厚い植物図鑑に当たっても正確な名前には行きあたりません。
 これは専門家に尋ねるしかないと、近くの百合が原公園で週に2回、専門家による相談コーナーがあるのを思い出し、写真を携えて相談してみました。
 そして2週間ほどかかって、メールで、この花はニュージランド原産のキキョウ科の花、プラティアであると知らせていただきました。 ただし100種余りの園芸品種があるので正確な名前までは分からないとのことです。
 プラティア類は現在では日本でも園芸品種として販売されていて、それぞれ白花エクボソウ、スターラベンダー等の命名がされているようです。 もちろんラベンダーとは縁もゆかりもありません。
 同じ名前の植物がこうして、色も形も異なる花を咲かせるのは何故か不思議です。
 おそらくは園芸用に何代も交配を重ねたものに、一部先祖返りの遺伝子が復活したのかと思われます。
 
 調べてみると、キキョウ科の花は世界に80属、2000種を超える一大グループを成す植物です。
更に、キキョウ、ホタルブクロ、釣鐘ニンジン、イソトマ、ロベリア、ヒメシャジン等々大きさも形も異なる花々が園芸種として栽培されています。
 ニュージランド原産の小さな花が、どうして我が庭で大群落となっているのか ? 恐らく小鳥が運んできたと思われます。 
 小鳥が運んでくるのは必ずしも好ましい園芸種ばかりではなく、メヒシバ等の凶暴なイネ科の雑草の種も多く、年中雑草取りに追いまくられるのですが、時にはこうした思いもよらない花が根付いて楽しませてくれます。

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