新着宝石展示室( New Gemstone Gallery)

July 2012  :  螢石 : Fluorites

螢石のルースと装飾用ビーズ 1.61 - 19.01ct

中国の螢石(Chinese fluorite)
 中国産の螢石は以前は結晶標本が大半でしたが、最近ファセット・カットされたものが姿を見せるようになりました。
 紫と黄色の二色は螢石としてはありふれた組み合わせなので、今のところ正確な産地が何処なのか特定することは出来ません。
 クラウンとパビリオン面とにラジアン・カットが施されているために靄がかかったように見えますが、透明度の高い石です。
 個人的にはラジアン・カットは好みではありませんが、全ての石がこのカットで止むを得ず入手した次第です。
19.01ct 21.0x15.1mm


エチオピアの螢石 (Ethiopian fluorites)

  エチオピア産のオレンジの螢石として売られていたルースですが、同じ業者が扱っているやや赤味の強い石はブラジル産となっています。実際は朱色の濃淡の違いに過ぎず出所は同じと考えられます。
がこの色が天然とすれば正確な産地が何処なのか?、或いは何らかの処理がされたものか、依然として正体は不明です。
 淡青紫色のルースは2007年にエチオピア南部のGujiにて発見された螢石です。200kgほどの結晶が市場に流通したとの報告があります。
そのうち2〜3%が白熱光で赤紫色に色変わりをするとのこと。
2.38ct 9.3x7.1mm 1.61ct 9.0x6.9mm
Ethiopia ??? Guji, Ethiopia


螢石ビーズ(Fluorite Beads)


8.77ct 19.5x10.0mm 8.12ct 20.0x10.0mm 13ct 42.0x6.7mm ea.
産地不明( Locality unknown )

 螢石はモース硬度が4と柔らかく、その上完璧な劈開性があり衝撃に弱い鉱物ですからファセットされたルースが宝飾品に使われることはまずありません。
 が、きれいな色合いや面白い模様を活かしたビーズは値段も1個当り千円程度と手頃でもあり、ぶつけて破損する懼れの少ないペンダントやイヤリングに使われます。
 とは言え、扱いには細心の注意が必要なことは言うまでもありません。
 写真のビーズはいずれもアクセサリー用に先端に穴が開けてあります。
海老のように見える黄色に紫の縞模様のビーズはペンダントとして使えるように
ナイロンの糸と小さな金属球が付いています。
 
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