高野玲子の銅版画



       

 宮沢賢治の作品は読むたびに新たな楽しみや面白さを発見できる第一級の文学作品だ。
そして多くの画家たちにとっても創作意欲を掻き立てる魅力が溢れているらしく、同じ題材を扱った絵本が多数存在するが、”どんぐりと山猫”、もその一つ。
 先日NHKの宮沢賢治特集を見ていて、画面にちらりと表れた表紙の絵にすっかり魅せられて、探し当てたのが高野玲子の絵本だ。
 武蔵野美術大学西洋画科で学び、一貫して”猫”をテーマとして銅版画のアクアチント技法による作品を発表しているとのこと。
 早速購入して、楽しんでいる。
曰くありげな猫の表情と、どんぐりたちの表情が何ともいい。


   
 『 Mr.Cat

 併せて、”月の夜の猫たち”も入手した。

 別に猫好きというわけではないが、流石に猫に思い入れのある画家の銅版画とあれば、擬人化された猫たちの姿や表情には思わず笑ってしまう。
 
 それぞれの絵には、洒落た文章が付いている ; 例えば Mr. Cat には ;
 「 かっこいいな 。 一人でかっこよく飲んでいる。
 一人で今日のこと、明日のこと考えながら ・・・・。
 こういう店は、マスターやママもいいひとなんですよね。

 といった具合。
 
 こんなに楽しい童話絵本を手に入れて、毎日にんまりと眺めている。


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