旧民法の戸籍用語

1本籍
その人物の籍がある場所、戦前は本籍=住所の可能性が高かったが戦後は引っ越しなので全く違う場所が本籍の場合が多い(特に大都市に住んでいる方)

2分家
親や兄の戸籍にいる人物が籍から抜けて新しく戸籍を作成すること、昔は戸主を筆頭に
20〜30人が記載されている戸籍もざらにあった、姪、甥は当た前、姪の子供や母の夫など、今では記載のないものもたくさんあった。

3入籍
別の戸籍から入ってくること(主に結婚か養子縁組)

4入夫婚姻
男性が女性の戸籍に入ること(婿さんになること)しかし、この場合も戦前は戸主が男性になる(現在では戸主が女性になることもある)

5廃家
戸主が養子縁組や結婚などで別の戸籍に入る場合、家がなくなりので廃家と記載される

6絶家
その戸籍の人物がすべて除籍されて後を継ぐ者がいなくなった場合(家が絶えた場合)


7再興
廃家になった家をまた再興する場合に記載がる、例えばいったん養子としてその家に入ったが、その弟が元の家を再興した場合や息子の内次男が再興したというケースがある

8廃嫡
家督相続権を無くすこと

9戸主
家長、家を管理するもの、男性がほとんど、祖父母、父母から弟、妹、甥、姪 孫などかなりの人間が入っている戸籍もあった

10隠居
戸主がある程度の年齢になったら(おおむね60歳以上)息子や婿養子に家督を相続させ戸主から離れること、そうすると息子の戸籍に父として記載される、さらに息子は無くなり孫が戸主となると祖父として記載、一番長生きしたので曾祖母の記載があったものがある
そうなると先祖がかなり遡れることになる
いったん隠居してもまた分家をして戸主になることもある


11家督相続
父親が隠居もしくは死亡により戸主を変更した場合(家督を相続した場合)
父親だけでなく兄から相続する場合もある(兄が結婚をしておらず子供がいない場合などで分家もしていない時)

12除籍
戸籍から籍が抜けること(死亡、結婚、養子縁組など)いったん抜けてもまた元の戸籍に戻ることもある(離婚して戻ってきた、養子縁組解消など)

13族称(族稱)
明治になってつけた名称(華族、士族、平民)などがあった現在は塗抹されており身分記載が分かることはない(明治19年戸籍、明治31年戸籍、大正4年戸籍には記載されていた)明治5年戸籍にも記載がされているために閲覧不可になっており、法務局にて厳重に保管されている

14前戸主
家督相続する前の戸主(父親か兄がほとんど、たまに祖父がある)当然分家して自分が初代の場合は前戸主はいない、前戸主が共通の先祖の場合は戸籍の請求は不可であるが、役場で教えてもらえればその直系卑族の方に委任状を作成してもらう方法もある

15失踪
どこかで亡くなったかで死亡届の出ていないものや失踪届の出されているもの、現在では
何年かしたら裁判所で失踪宣言をして戸籍から除かれるが昔はかなりほったらかしにしていた(戸籍が変わる時に裁判所で失踪が認知されることがある)
この失踪がかなり重要、もしあれば先祖を1代〜2代多く遡れる、なぜなら失踪している人物が戸主の叔父や大叔父になるため、その父親も記載されている関係上1つは遡れる、
一番古いのは1750年代の人物の名前が記載されていたという例もある

16養子縁組
@結婚の為その家と縁組をする場合
A子供がいなくて義父母と養子縁組をする場合

17協議離婚
話し合いで離婚をすること(実際には当人同士の問題と嫁姑問題などもあった)

18協議離縁
話し合いで離縁をすること(義父母と折りあいが悪い場合など)

19転籍
本籍地を変えること、隣村から引っ越してきたなどという例が多い

20戸籍の再製
火災や滅失のおそれがある場合に再度作ること