遠縁から先祖を調べる

戸籍での傍系探しは基本的に出来ません。傍系の戸籍請求が出来ないからです。戸籍請求するには委任状が必要となります。

手順で言うと7、8でお会いする遠い親戚に委任状を書いてもらう事となりますが、大体が初めて会う親戚です。

いきなり「委任状を書いてくれ」は無理でしょう。墓を見て、過去帳を見て、現在の当主とお話をして、先祖探しへの熱意を伝え、ある程度緊張がほぐれてきたなと感じたら話を切り出してみましょう。なかなか難しいですが依頼してみる価値はあります。

その委任状で戸籍請求し、家系図を作成し、委任状を書いてくれた親戚にお渡しすれば、喜ばれる事もあります。

委任状をもらう時の交換条件として「家系図が出来上がったら差し上げます」と言ってみるのもよいと思います。

(手順7,8に限らず、自分に関係ある傍系先祖探しを行いたい場合は委任状を依頼してみましょう)

委任状一通持っているだけで、調べられる範囲が一気に広がります。

委任状の書式  (ここで出てくる名前は全て仮名で実在の人物には何ら関係ありません)

 

委任状を依頼する場合、日付と住所氏名、印鑑のみで済むフォーマットを事前に何枚も作っておき、沢山書いてもらうのも一つの手です。ただ、そこまで準備するとあざとすぎて「なんだ、委任状が欲しいだけなのか」と悪印象を与えるかもしれません。

けれども実際問題として、一枚の委任状だけではかなり厳しいです。何箇所も役場を回る場合は回る箇所だけ委任状が必要ですし、同じ役場でも二回行けば二枚必要になります。

そういう問題が起こるため、セブンイレブンでカラーコピー(50円)をとることも可能ではありますが、委任状を複写して使用したことが判明すると「私文書偽造」という犯罪になる可能性があります。

ですから、親戚に、

「まことに申し訳ないですが、何枚かご記入頂けませんか。一枚の委任状では多分全て調べられないですし、用紙は準備いたしましたので、如何でしょうか」

と丁寧に頼んでみてはどうですか。法に触れるよりは依頼してみたほうがよいでしょう。

また委任状を持っていても、役場によっては理由を聞かれる場合があります。「墓碑を作るため」「記載事項の確認」と答えれば大丈夫です。何で本人が来ないんだ?と聞かれたら「体調がすぐれない」と答えればよいでしょう。嘘をつくのが嫌な方は、作成中の家系図を見せて「この人と私はこういう関係で、ここを探しています」と正直に話せば大丈夫です----------------------------------------------------------------------------------------------

私の経験では祖母がA村で曽祖父母がB村とC村で高祖父母がA村、C村、D村で合計4つの役場を行ったり来たりして請求したことがあります。結果4枚の委任状が必要でした。

委任状は一枚しか持っていなかった為、カラーコピーで何枚か予備を作っておきました。

なぜならば、妻や母が別の管轄の役場の場合はその役場でまた、委任状が必要だからです。

特に狭い地域で行政地域が分割されている場合は多めにコピーしておく必要があります。

とはいえ、まず親戚に複数枚(2枚以上が望ましい)書いて頂きましょう。

沢山書いてもらえない場合は・・・まあ、カラーコピーになりますかね?(コピーを勧めているわけではありません!親戚に頼んでください。)