東の空が茜色に輝き出すと、森の鳥たちが囀(さえず)り始めます。

それは恋の闘争であったりするのですが、多くの人はその意味を思うよりも、囀り声の美しさや、リズムの心地よさを愛でてはいませんか?

同じように歌曲を聞く時、歌詞の意味を思う前に、歌手の声を一つの音色として楽しんだりとか?



音楽の、言葉を欠かせない歌曲と音色のみの器楽曲。

私の制作を音楽に例えれば、歌曲でもなくオーケストラでもなく、しいて言えば和太鼓でしょうか。

音とリズムという2つの要素だけで構築する表現。私の作品もそうありたいと考えています。



できる限りシンプルに。形象と色彩、あるいは形象のみで。

鳥の囀りに国境はなく、

言語、宗教、時代に関わらず、囀りのように人の心に響くこと。

そこが目指す頂(いただき)です。