画像:Wikipedia 梅雨より

太陽から受ける熱が地球緯度や季節によって異なり、また陸と海では比熱が異なるので地球表面が不均一に加熱される。⇒大気に密度差ができる。 これに地球の自転による回転力(コリオリ力)により停滞性の高気圧の塊(気団)が生じる。 あるいは、
地球規模の蛇行が大きくなると、蛇行から切り離されて独立した渦となる。 この現象は、平野の川の蛇行が大きくなって三日月湖ができる現象と同じである。
このように切り離された渦は寿命が長く「切離し低気圧」とか「ブロッキング高気圧」 といわれる気団となり長期間居座ることがある。

6月頃に生成する気団は
揚子江気団 中国北部・モンゴルから満州にかけての地域に存在。暖かく乾燥した大陸性の気団。元来は冷たいシベリア気団が変質して温暖化したものである。
熱帯モンスーン気団 暖かく非常に湿った海洋性の気団。
   
オホーツク海気団 ヒマラヤで分流した偏西風がここで合流して寒冷高気圧となる。
太平洋気団 赤道で温められた上昇流が、北緯30度近辺で冷えて下降して生じる。 (ハドレー循環)。

気団配置から分るように、梅雨といっても西日本と東日本ではかなり違った気象となる。
西は、南の海上から来る暖かい湿った気流と大陸からの冷たい乾燥空気が合流した位置に発生するため、陽性の大雨になり、一方、東は湿めり気の南北差はあまり ないので小雨が続く。

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