対馬暖流からの湿潤大気と、大陸シベリアからの寒気の組み合わせで、冬の日本海側は世界でも珍しい豪雪が発生する。  そのメカニズムを示す。
赤線は温度分布。大陸の放射冷却で地表付近は冷やされて上図左の赤線のように逆転層になり、これが暖流による湿潤大気の上層に移動し、日本海の気温分布は図のようになる。
その結果、湿潤層の高さは1000m程度にとどまり、この中で活発な対流を生じる。 この対流層は日本列島の背梁山脈を越えられず、太平洋側は乾燥した晴天となる。
日本海の1000m以下では大陸から筋状の積乱雲が生成し、冬でも活発に雷が発生する。
なぜ筋状の雲となるのか? 次ページへ
なお、
西欧では冬は曇天で湿度は80%。住宅の日照権は問題になっていない。

上図:新田尚 気象予報士試験(学科編)オーム社

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