このシミュレーションは3/30-4/1の間の放射性物質の大気中の流れ。

広島、長崎、チェルノブイリ、福島の違い:
・生成放射性物質量
広島原爆は、ウランだけで推定25 kg。核分裂反応はこのうちの4%程度 (ウラン換算約1 kg)生じたにすぎない。
一方、チェルノブイリ原発の核燃料は合計180トン、ウランの濃縮度は2%。 すなわち、ウランだけでは3,600 kg。大気中に放出された燃料は 7トンと推定
ウラン換算200 kg相当で 広島の200倍!
福島原発の原子炉の核燃料は1-4号機合計257トン。他にプール459トン
原子炉本体は爆発しなかったので放出された燃料はチェルノブイリの1/100-1/10 だったようだが詳細不明。 
福島原発の核燃料の量そのものはチェルノブイリの3倍もあったため、当初海外では「原発本体全てが爆発したのでチェルノブイリよりも被害が大きい」
と報じられ、外国人の海外避難が生じた。

・広島原爆の被害:
原爆のエネルギーは、50%が爆風衝撃波、35%が熱線で、残りの15%が放射線。
爆発の瞬間、爆発点の気圧は数十万気圧に達し、これが爆風を発生させ、さらに 数千度の高熱と直接の放射線によって大きな被害となった。
熱による急激な上昇気流から黒色の雨が生じた。この黒い成分は地表から巻き上げた土壌、建造物でケイ素、炭素を主成分とした放射性物質を含む。

・広島原爆で残留放射性物質は少ない理由:

1)瞬時の爆発によって中心温度100万℃、外周7000℃の200m径の火球が生じた。
この温度によって残留放射性物質量は少なく、かつ半減期の短い物質が生じた。
2)上空570mで爆発したので爆心地周囲の爆風、熱線、放射線は強烈だったが生成放射性物質は日本全土の広範囲に飛散し局地への降下は小さかった。  多分、東京にも降ったはず。
3)冒頭に書いたようにウラン量そのものが原発に比べて少なかった。
というわけで、現在の残留放射線量は自然放射線のレベルのようです。

原爆投下後まもなく現地に入った人が残留放射線被曝して後年数多くの人に 障害が生じたが、原爆症に認定される人は最近の改定後も
・投下時、爆心地から5キロ以内で被爆した人。
・投下後5日〜約2週間以内に入市した人。
に限られているようです。(福島原発と何という違い)

参考資料:
http://www.hiroshima9.com/osen/osen.html

 
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