甲状腺がんの状況
放医研=独立行政法人放射線医学総合研究所 緊急被曝医療研究センター長 杉浦 紳之 NHK サイエンスゼロ(2011/12/17)
事故翌日には20Km圏内は退去。30Km圏内は屋内退避。ただし、30Km圏外の飯館村にホットスポットあり対応が遅れた。
幼児7歳未満1000人の調査:内外被曝max35mSv 1名。 チェルノブイリではヨウ素131による甲状腺癌発生が6000人以上ありその大部分が数百mSv以上で、50mSv以下は自然発生レベル。

原発事故7年目 甲状腺検査はいま」NHKドキュメンタリー 2017/11/26
18歳以下38万人のエコー検査で がん、または疑いが見つかった人数
1巡目検査(2011〜2014) 116人
2巡目検査(2014〜2016)  71
3巡目検査(2016〜2017)   7
内、154人が手術。
一般の場合の甲状腺がん発生
 全体では100万人に1-2人、成人女性3万人に1人 (ただし、この数値はがんの症状がでた人数)
症状のない一般検査では香川県で検出されたのは30人に1人もあり、これらの大部分は症状のない「潜在がん」であり
将来を含めて全く害のないものである。 
すなわち、福島の検査結果が放射線によるものか、ただの潜在がんによるものかは不明であって、福島で154人を手術したのは無意味
どころか摘出手術による害が生じた可能性がある。
2017年 米国予防医学専門委員会の見解では、成人での検査と手術は大部分「潜在がん」であって有害が大きいからやめるべき。
その他放射線が原因でないと思われる理由:
・被ばく線量と甲状腺がん発生率との相関性がない。(ただし、内部被ばく線量は不明)。
・チェルノブイリが5才以下で主に検出-成長してるのの対し、福島は11歳以上で主に検出。
 小児甲状腺がんは発生からの成長が速いが福島での検出は遅く原因は別であろう。
・がんのDNA検査ではDNAの変異内容はチェルノブイリと、福島は違う。
以上などから
2016年の「福島県県民健康調査 中間とりまとめ」では総合的に考えて福島県での甲状腺がん発生は放射線によるものとは考えにくい。

福島屋内の空間線量: 木造家屋はγ線の遮蔽効果は殆んどないが、事故直後は粉塵遮蔽の効果があり、事故から長期間経過後は飛来粉塵は屋外に蓄積してるが屋根の放射性物質は流出し屋内にも少ないので屋内は放射線源からの距離が長く、一般的に屋内は屋外の 1/4 〜 1/10 程度らしい。

焼却灰規制(環境省): 8000Bq/Kg以下を埋め立て可としている。この数値は作業員が年間1mSv被曝=胃のX線検査1/3回分

国連科学委員会の見解(2013/5/28)

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=6102

測定器 原理と種類 

シンチレーション式:NaI など、放射線を受けると蛍光を発する物質を、光電子増倍管で測定する。
電離箱式、GM(ガイガーミュラー)管式、半導体式ポケット式:
電極間のガスや、半導体に放射線が通ることにより電離が生じて通電する電流を測定する。

http://www.mikage.to/radiation/detector.html
http://www.iryokagaku.co.jp/frame/03-honwosagasu/394/394_46-51.pdf

ベクレル値の測定:シンチレーション式を使う
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf

体内被曝の測定
  ・バイオアッセイ法:
排泄物の分析で放射性物質の種類と量を判定。
 ・ホールボディカウンタ: 頭から足先までスキャンして、体内に取り込まれた放射性物質から放出される放射線の種類と量を測定する。

 

 

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