2015年ノーベル化学賞 と 放射線障害.     2015/10 安倍

日本人のノーベル賞が2部門で受賞したことでノーベル化学賞は少々 影が薄くなった感があります。
今年のノーベル化学賞は細胞のDNA修復メカニズムを研究した 3人に授与された。
報道ではがん治療の革命に寄与するものだと されていますが、この研究は放射線障害のメカニズムの解明にも 大きく寄与すると思います。
年間100mSv以下の低放射線量が生体に及ぼす影響は未だに明らか ではありません。
基礎研究のレベルではこのような低放射線量でもDNAに損傷を 与えることが知られていますが、疫学的には影響がない。
すなわち 地質の影響で世界各地にある高放射線地域の住民には健康に影響がない し、広島、長崎の原爆被害の疫学調査でも年間100mSv以下の低放射線量 では何ら健康に影響がない。 だから広島大学、長崎大学医学部の 福島事故による健康被害への見解は極めて楽観的です。
一方、低放射線はラジウム温泉など健康に有益という疫学データ (ホルミシス効果)もある。  これらは、DNAの自己修復機能を増進するのではないかという説が だされていますが明らかでない。  だから低放射線の人体に及ぼす影響は未だ関係者の統一見解がない状況です。
今回の研究成果でDNA修復メカニズムが明らかになることことを 期待したい。

私が原発勉強会で使用した資料
 http://1st.geocities.jp/betower6/radi/17.htm
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