自民党は保守主義を学ばなくてはならない
   
ー反日亡国政党の民主党を打倒するためにー

民主党は日本を侵略し、中国、ロシアに売り渡す

 左翼革命政党・民主党は、平和革命を実行しているから、国民全体を騙すことを戦いの基本戦略にしている。国民を欺かない限り、国会で第一党になれないからだ。だから党には、いわゆる保守系といわれる議員らも入れている。革命という目的のためには、いかなる手段(嘘、騙し)も正当化されるという、レーニンの教義に基づいたものである。

 彼らの革命目標は、日本国の解体、廃滅である。私は長い間、左翼(ただし暴力革命を志向していたが)であったからよく分かっているが、左翼というのは全員、日本国を徹底的に憎悪している。完全に洗脳状態にある。つまり、「階級支配」「階級国家」「搾取経済」「帝国主義国」などの「虚偽理論(謀略理論)」を正しいと信じ込み、日本国を否定しているのである。だから、革命こそが正義となる。

 民主党は「地球市民」(これは「世界プロレタリアート」の代用語である)を主張し、「日本列島は日本人だけのものではない」と言う。また「外国人に国政を含め、参政権を付与すべきだ」とも述べている。民主党を支配している左翼は、日本国民の国民性を解体・消滅させて、地球市民(世界プロレタリアートという革命主体)に改造しようとしている。日本国民というものが無くなってしまえば、当然、日本国とその国境も無くなることになる。旧来のマルクス・レーニン主義の表現で表わせば、日本革命・世界革命によって、国民国家と国境を廃絶して、世界社会主義共同体を建設するということになる。民主党が主張している「東アジア共同体建設」とは、このことである。

 民主党は、「現在の日本国家を地域主権国家に変革していく」とも主張している。民主党の「政策集」の説明では偽装されているが、この真意は、日本国を消滅させていく中間段階として、中央政府と自治体とを対等だとして対立させ、さらに「地域主権」を口実にして、地域の分離独立を促がし、日本国をバラバラに解体していくというものである。沖縄は独立すれば、中国(チャイナ=支那のこと)に占領される運命となる。北海道は独立すれば、ロシア領にされる。

 この「地域主権国家建設」は、「東アジア共同体建設」へとつながっていくものである。民主党の言う「東アジア共同体建設」とは、中国とロシアによる日本侵略・占領・植民地支配のことなのだ。

 民主党の「選挙公約(マニフェスト)」は、国民を騙すためのものであるが、民主党の「政策集」は、党員やシンパに幻想を与えて騙すためのものである。民主党を支配しているのは左翼だが、その中の「プロの左翼」は、中国やロシアとつながっている者である。つまり中国なりロシアを祖国と考えている者だ。彼らはその祖国のために行動する。彼らは「東アジア共同体建設」が、「共同体」の反対の、他国による植民地支配になることを知っている。彼らは最初から、主観的な理想という意味での「革命」など考えていない。一般の左翼も、「プロの左翼」に騙され利用されているのである。

 左翼時代の私は、極端な異端派であった。私はソ連や中国を、人民の自由も平等も人権も完全に否定した、一党独裁の国家であり、かつ他国を侵略する帝国主義国家だととらえて、全面否定していた。私はソ連と中国を、「資本主義的帝国主義国家(いわゆる西側先進国のこと。国内的には民主主義がある)」よりも何百倍も深く憎悪していた。ソ連と中国の解体を主張していた。左翼時代の私は、「反日亡国」を主張していたが、ソ連や中国を支持したり擁護する左翼は言うまでもなく、両国を敵と規定して戦うことをしていない左翼を、一切信用していなかった。私は前者の左翼を、だからほとんどの左翼を、独裁主義であり敵だとして、攻撃していた。

 私にはこういう自己批判すべき左翼体験があるから、かなりの程度、左翼のことが分る。「東アジア共同体建設」を宣伝する政治勢力は、必ず左翼であり、客観的に中国やロシアの尖兵である。「プロの左翼」は両国のために行動している。

 左翼は虚偽理論(謀略理論)に脳を支配されているため、日本国を憎悪し、日本国民(日本民族)を憎悪している。だから国旗・国歌法(1998年)にも反対する。当時の民主党代表であった菅直人氏も反対した。左翼人とはこのように非国民、反日本人である。そのような左翼が支配する民主党が、日本国と日本国民の利益になるような政策を推進することは100パーセントないのだ。国家安全保障政策を見ても明らかである。

 民主党は反日亡国政党であり、日本内部の侵略勢力である。革命とは、日本国への侵略のことである。民主党は客観的に、中国やロシアの尖兵である。説明するまでもなく、民主党は違憲政党であり、直ちに政権の座から放逐されて、解散させられなくてはならないのである。

「保守派」は保守主義を身につけていない

 私はこれまでのいくつかの拙文で、こうしたことを主張してきた。しかし保守派を自認している人も含めて、ほとんどの人はこのような認識を持てないでいる。保守系の読売新聞なども、民主党政権を選挙で国民に選出された正当性を有する政権である、と考えてしまう。そして鳩山前政権によって信頼関係が大きく傷つけられた日米関係を修復しなくてはならないと要求するなど、木によって魚を求めるのと同じ、ピントはずれの批判を提起することになっている。小沢前幹事長が党代表選挙に立候補を表明した翌日の8月27日の朝刊の社説の見出しは、「日本の進路を競う代表選に」となっていた。読売新聞の論調も、民主党の正体を隠すことに貢献してしまっている(札幌拘置支所では、読売、朝日、毎日、北海道新聞の中の一紙のみが購読できることになっていて、産経新聞は購読できない)。

 仮にある革命勢力が、「日本国(国境)を廃止し、日本国民性を止揚して、日本と中国と韓国が中心となる東アジア共同体を建設する」という革命目標を鮮明に掲げて、暴力革命をめざしていったら、そしてかなり大きく成長していったとしたら、保守系の自民党が中心となって戦い、この革命勢力の壊滅を図っていくことは当然予想されることである。

 しかし先進国日本では、暴力革命闘争をめざす勢力はほとんど存在しない。存在しても、小数集団・個人であり、その直接的影響力はゼロである。しかしその存在は、平和的に運動している巨大な左翼勢力が、なんだか正当性を有するかのような錯覚を、国民に与えている。だから平和革命をめざす左翼は、左翼暴力集団を非難攻撃する。

 国民に対して大きな影響力を持つ左翼は、みんなずっと前から平和革命をめざしている。しかも民主党は、左翼マスコミと一体となって、自らが革命政党であることを国民に隠して戦ってきた。党内に保守系も入れて偽装している。民主党は自らの革命目標を国民に隠してきた。「人民民主主義」(本質は党独裁)のことを、「民主主義」と表わし、「革命的人民」のことを「国民」と表現するというように、「転倒語(反対語)」を駆使し、「クリーンな政治」とか「国民の生活が第一」などの虚偽スローガンを多用し、ともかく一から十まで国民を騙すことを戦いの基本戦略として運動してきた。民主党の言う「官僚主導政治の打破、政治主導政治の確立」とは、旧ソ連や中国のような、党が国家の上に君臨する、党独裁国家、全体主義国家づくりのことであるが、保守主義を身につけて、左翼を研究していなければ、分からない。

 また民主党は、「架空の財源」に基づく「子供手当て支給」などなどのバラ撒き政策を並べたてて、要するに詐欺師のように国民を騙し、また「買収」して、昨年の衆院選挙で、自民党政権を倒して政奪を奪い取ったのであった。

 保守派を自認している自民党や知識人は、保守主義の思想と理論を学んできていないために、民主党など左翼の攻勢に全く抗することができなかったのであった。保守主義とは、<法>が支配する自由な祖国日本を守り、発展させ、永続させていくために、自由な祖国を破壊し死滅させる左翼思想、すなわち全体主義(左の共産主義と右の国家社会主義((ファシズム)))やアナーキズムと戦い、祖国からそれを消滅させていく戦闘的イデオロギーである。

 自民党や保守系知識人は、1990年代初頭の「ソ連の消滅」で、「共産主義革命の脅威は消滅した」と錯覚してしまったから、なお更であった。左翼は決して転向しないし、できない。彼らは革命のスタイルを変えただけである。民主党は、偽装をしているが、旧社会党の後継政党である。つまり第2社会党である。

 保守派を自認する人々が、もし中川八洋氏の一連の著書、たとえば『政治改革の非常識、常識』(1993年5月)、『正統の哲学 異端の思想』(96年11月)、『国が亡びる』(97年12月)、『正統の憲法 バークの哲学』(02年1月)、『教育を救う保守の哲学』(03年3月)、『保守主義の哲学』(04年4月)、『国民の憲法改正』(04年7月)などから、保守主義の思想と理論を学んできていたならば、保守派は団結して、民主党の正体(反日亡国政党)を国民に明らかにして、日本国を守るためには民主党を壊滅させていかなくてはならない、と国民に訴える戦いを展開して、政権から引きづり降ろすことができたであろう。だが自称保守派には、保守主義の思想も理論もなく、民主党の研究もなく、全く戦うことができなかったのである。戦いの土台は思想である。保守主義だ。

 民主党は自らのミスで、先の参院選挙で大敗したが、もし菅首相らがうまく立ち回っていれば、参院でも単独過半数を獲って、日本を全体主義国家、事実上の一党独裁国家へと大改造していくプロセスに突入していくところだったのである。

 日本では暴力革命は成功しない。民主党方式の平和革命が唯一可能な革命方式である。この方式は、国民を騙す程度が暴力革命の場合の何万倍であり、反人間性のレベルは格段に高い。「嘘をついてはならない」「人を騙してはならない」は、人間の倫理道徳の土台であるから、このような民主党が言うことは、一切信用してはならないのだ。詐欺師を信用してはならないように。

 それに関連して少し述べると、左翼時代の私は、「転倒語」というものがあることを全く知らなかった。社会党や共産党は、「転倒語」(「民主主義」とか「平和」とか「中立」とか「護憲」とか)を駆使していたのであるが、私は1997年に中川八洋氏の著書によって教えられるまでは全然知らなかった。左翼時代の私は、客観的には全く誤っていることを、正しいと信じ込んで、社会に対しても主張していたのだが、意識的に人々を騙して、自分が正しいと信じた革命闘争(反日亡国闘争)に参加させていこう、と考えたことは一度だってなかった。私にとっての革命闘争とは、まずは一人の人間としての正しい生き方の問題としてあった。だから人々を騙して利用するなどと考えることは決してなかった。民主党や共産党や社民党などは、第一歩から人間失格である。

中川八洋氏の著書から保守主義について学んでほしい

 民主党の代表選挙に、小沢前幹事長が鳩山前首相の支持を受けて出馬することになったが、民主党は倫理道徳がゼロであることを如実に示している。私は菅首相と小沢前幹事長が党を2分して戦い、反日亡国政党が分裂する結果になれば、日本の国益にとって最も好ましいと期待したが、どうもそのようにはならないようだ。私たちは、民主党が連立を組んで参院で過半数を占める事態を、絶対に阻止しなくてはならない。

 政界再編を言う人々は、自民党と民主党をもって2大政党制とし、双方の内部に保守派とリベラル派が混在しているから、これを保守政党とリベラル政党に再編すべきだと主張してきた。この考えは決定的に誤っている。このようなナンセンスな考え方では、到底民主党などの左翼と戦っていくことはできない。既に述べたように、民主党は左翼革命政党であり、反日亡国政党であるから、直ちに解散させなくてはならない政党であるのだ。

 民主党内の非左翼議員等は、左翼革命のために、日米同盟を堅持することで日本の安全と存立を守ってきた保守系の自民党政権を倒し、政権を奪取するために尽力してきた人々であるから、絶対に「保守派」ではない。その行動において左翼と大差はない。もしその人々が保守派で在りたいのであれば、これまでの行動を深く自己批判した上で、今すぐ民主党を離党して、民主党に大打撃を与えるべきである。もちろん自民党に入党すべきである。

 自民党には「保守派」を自認する人が多い。しかし保守主義の思想と理論を有して、それに基づいた行動をすることが保守派であるとすれば、保守派といえる人は自民党に果たして何人いるであろうか?保守主義で武装していない今の自民党では、民主党や左翼マスコミなどの左翼とよく戦っていくことはできない。

 今求められていることは、保守派は保守主義を学び、それで武装していくことである。そして民主党などの左翼政党や左翼マスコミを解体するために戦っていくことである。

 中川八洋氏は1993年5月発行の『政治改革の非常識、常識』で、次のように主張している。「日本の政治改革とは、現状の政党の構造のままの政権交替を阻止することであって、まずは社共議員の全員落選を図ることである」(277頁)。「政治改革の最優先課題はマスコミ改革である」(271頁)。これが安全に正しい主張であったことは、日本のその後の「政治改革」の負の歴史と、社会党の後継政党である民主党が政権を握っている現実によって、十分証明されている。

 私は8月上旬に、中川氏の新著書『民主党大不況』(清流出版。2010年7月7日発行)を友人に探して送ってもらった。タイトルとは違って、主としては保守主義について書かれている本である。

 「「保守主義」とは、短かく定義すれば、全体主義とアナーキズムの極左思想を祖国から排除すべく、剣を抜く戦闘的イデオロギーである。この二つの極左思想は、必ず国家の繁栄を破壊し、美しき論理道徳を破壊し、「法の支配」による法秩序(=自由の擁護)体制を破壊し、国家の永続と人間の自由とを簒奪する。このことにおいて保守主義は、この二つの極左思想を祖国から撲滅すべく全力をあげる」(308頁)。

 中川氏はまた、「A国家・民族の伝統と慣習の(過去から未来への)パイプラインである家族の絶対重視、B祖先の叡智が宿る古来から続くすべての制度の絶対重視、C自由の根幹たる法の支配(法冶主義ではない)の絶対重視、D美しき論理道徳の絶対重視、の4本柱を自らの命を投げ出しても守るに値する至高の価値だと考える」(309頁)と主張している。

 中川氏は、「自民党が民主党の正体を明らかにした上で、日本国の将来のために民主党をつぶすべきだと訴えるときのみ、国民は、自民党の政権復帰を、民主党つぶしの大義において納得しうるからだ」(301頁)として、「自民党はまず、日本の憂うべき状況と民主党の研究をすべきである」と力説している。

 獄中ではパソコン(インターネット)を利用できないので、どうしても情報入手が遅れるし、情報量も圧倒的に少なくなる。しかし本当に優れた学者の著書を精読し、学び、消化して自分のものにしていくことによって、普通の頭脳しか持っていない私のような人間でも、効率よく保守主義の学問をすることができて、自らの保守主義を深めていくことができる。博学の中川氏の著書からは、実に多くの有益な情報を吸収できる。

 もちろん私も、全てに同意して共有するということではなく、ところどころでは、また部分的には、異なる考えを持つことはある。それは自然なことである。是非とも多くの方々に、この著書を読んでいただきたいと思う。

 最後に一言述べておきたい。保守主義あるいは保守派は、必ず「親米」である。ところが民族系の論客は、「反米保守」(西部邁氏、佐伯啓思氏、西尾幹二氏などなどいっぱいいる)と言っている。これは形容矛盾だ。「反米」とは左翼思想であるからだ。「反米保守派」(=反米民族派)は、保守派ではありえない。「反米保守」を主張する人には、かつては共産主義者であった人が多いが、「反米」という左翼思想を堅持しているわけである。「左の反体制派」から、「右の反体制派」へ移行したということであり、本質的な意味での転向など全くなされていない。「反米」は必ず「反日亡国」になっていく。「保守派=反米民族派」というのは、雑誌等での大きな声のプロパガンダによる誤解であり、完全な誤りである。

 「反米保守」(反米民族派)を語る人々は、戦前の大東亜戦争を肯定している。しかしこの戦争は、「右の左翼」である国家社会主義勢力と、「右」を偽装した「左の左翼」である共産主義勢力が、推進した革命戦争であった。「自衛」の逆の、明治憲法が支配する自由な日本国を滅ぼす反日亡国戦争であったのだ。誤った理論による宣伝と洗脳がなされているのである。

2010年8月31日脱・9月18日掲載・9月26日誤字訂正)


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